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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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【物語の外側】─不審な表示に御用心!?(フィクションです?)─

掲載日:2026/10/14

※本作は、2026年10月13日に発表された「小説家になろうグループ公式ブログ」の注意喚起をきっかけに書いたフィクションです。


実際に、私もサイト利用中に別のサイトが強制的に表示させられ、「盗聴を検出しました」などの偽警告が表示される現象が出ました!


……と、注意喚起をする立場の私も、実は思わず表示されたボタンを押してしまい、慌てて元のページに戻りました……(@_@;)


いや、だって、びっくりするじゃないですか。


だからこそ、他人事ではないなと思い、今回のお話を書いてみました。


作中の怪異は創作ですが、元になった注意喚起は実際のものです。


皆様も、くれぐれもお気をつけください!

(´;ω;`)<私も不安になりました!(ホラーです!)

【物語の外側】


 その日、私はいつものように、小説を読んでいた。


──見知らぬ世界を旅する騎士。


魔物に襲われる村。


最後の一文を読み終えたところで、画面が切り替わった。


『お使いの端末で盗聴を検出しました』


――は?


思わず指が止まる。


『デバイスのファイルチェックを実行してください』


画面には、赤い警告と、やけに親切そうなボタンが並んでいた。


盗聴?


誰が?


何を?


心臓が嫌な音を立て始める。


私はボタンに触れかけて、指を止めた。


──そのとき、ふと思い出した。


少し前にも、似たような画面が出たことがある。


あのときは、ウイルスに感染したのかと思って慌てて閉じた。


結局、何事もなかったので忘れていた。


──今回も、そうなのだろうか?


私は画面を閉じた。


そして、何事もなかったように小説へ戻った。


──物語は、先ほどの続きから始まった。


 騎士は、誰もいない部屋で足を止めていた。


『誰かいるのか』


私は思わず、画面を見つめた。


もちろん、偶然だ。


私じゃない。


作者が書いた物語だ。


私とは何の関係もない。


そう思いながら続きを読む。


『そこにいるのは、わかっている』


騎士が、ゆっくりと振り返る。


『ずっと、こちらを見ていただろう』


指先が冷たくなった。


馬鹿馬鹿しい。


たかが、小説で不安にさせられるなんて──。


そう思って、私は小説を閉じた。


スマートフォンの画面が暗くなる。


そこに映った自分の顔を見て、ようやく息を吐いた。


──ただの広告だ。


──ただの、悪質な広告。


そう自分に言い聞かせた、その瞬間。


画面が、ひとりでに明るくなった。


通知はなかった。


アプリも開いていない。


私の指はここにある。


黒い画面の中央に、白い文字が浮かんでいた。


『ページを閉じないでください』


私は、スマートフォンを放り投げた。


床に落ちた端末は、何事もなかったように沈黙している。


しばらくしてから恐る恐る拾い上げ、電源を入れた。


──それから私は、公式のお知らせを読んだ。


『そこには、突然別のサイトへ移動させられたり、盗聴を検出したという偽の警告が表示されたりする現象について書かれていた。』


原因は、広告の可能性があるという。


『ボタンを押さないこと。』


『アプリをインストールしないこと。』


『個人情報を入力しないこと。』


『ページを閉じること。』


私は、何度もその文章を読み返した。


──そうだ。


何もしていない。


何も押していない。


──だから、大丈夫。


その夜、私は小説を読まなかった。


 翌朝、いつものようにサイトを開くと、運営からのお知らせが更新されていた。


『広告への対策を進めていること。』


『原因と思われる広告をブロックしていること。』


『それでも、同じ現象が再び発生する可能性があること。』


私は、ひとつ息を吐いた。


誰かが調べてくれている。


対策も進んでいる。


──それなら、もう大丈夫だろう。


 そう思ったとき、更新されたお知らせの末尾に、見覚えのない一文があることに気づいた。


『ご利用の皆様には、ご不便とご迷惑をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます』


その下。


投稿者名のさらに下。


ページのいちばん最後に。


小さな文字が、一行だけ。


『次の記事 >』


私は、そこから目を離せなかった。


昨日まで、そこにはなかったはずなのに。


その文字の下で、画面がゆっくりと切り替わった。


『あなたの物語を、読み込みました』


――今度は、私の番だった。



 (了……?)



最後までお読みいただき、ありがとうございます。m(_ _)m


しかし、画面の向こう側にいるのは、物語の登場人物だけとは限らない――。


そんなことを考えながら書いたお話でした。


なお、実際に不審な警告が表示された場合は、ボタンを押したり、アプリをインストールしたりせず、ページを閉じてください!


私のように、うっかり押してしまった場合も、まずは落ち着いて。(@_@;)


表示されたことだけで、端末が感染したと決まったわけではありません。


……さて。


このお話の最後に付けた「(了……?)」。


本当に、これで終わりでしょうか。


それとも――。


いやいや、今度こそ終わりです(笑)。(´・ω・`)

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― 新着の感想 ―
 この一連の不条理な現象は、ITサービスを無料で利用することが当たり前になってしまった地球市民に対するIT野郎共からの警告なのです(ひどい)。  広告のフリをしたフィッシング詐欺で奪い取ったお金が広告…
『次』としか書いてないボタンとか怪しいの増えましたよね。 そしてジワリとこれは怖い。
これは怖い。 親切な顔をして誘導してくる詐欺とか、増えましたよね。もう、なにが本当なのかわからなくなっちゃう。じゃあ止めればいいじゃない、ってそれも出来ませんし。 今のところ(たぶん)被害にはあってい…
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