吾輩は令和を生きる 賢い猫である
吾輩は令和という時代を生きる 賢い猫である。名前はない。
どこで生まれたか などは知らぬ。ただただ 路地裏で まれにやってくる猫に食料もらったりすることで生きてきた ただの猫である
そんな中路地裏に 滅多に現れない人間が現れ......吾輩はここで、 人間という生き物を初めて見た、話には聞いていたが 全く知らなかった.... ただ その個体はすこぶる弱そうな生き物であった。
そのくせにやたらに威張っている。我らが親愛なる隣人 ネズミどもを虐げて生きていけ ると勘違いする愚かな種族である。別にいじめているのではなくただ単に 本能 やら色々である.....
.しかし奴らには見つからぬよう気をつけねばならぬ、見つかると虐待されるという可能性や 売られる可能性を最近学習したからである。
人間は 人によれば暴力的だ……まぁこの程度のことは誰でも知っていること...... そして 人畜無害な人間もいるため
これが正しいとは限らないが……だがそれでも 吾輩の目の前にいるこいつよりはまともであろう。それに 人間はすぐ怒るためあまり近寄りたくないものである。だからこうして少し離れた所から見ているわけなのだが、さっきからずっと見てるが全然居なくなる気配がない。むしろどんどん大きくなってる気がしないでもない……うむ……
この時 逃げるという選択肢がなかった 吾輩は ただただ ダンボールの中で座り尽くしていた。……するとその時!なんということだろうか!?いきなり人間がこちらに寄ってきたではないか!吾輩は驚き思わず声をあげてしまった!『ニャア!!』……あ、いかん……見つかったようだ。
どうしようか……吾輩は考える……逃げるべきなのか?戦うべきなのか?それとも………………いやまてよ?そういえば以前テレビ、、、、テレビとは何か が 知らないが テレビとやらでこのような状況の時は必ずといっていいほどヒーローが現れるとよくわからないが頭の中は言っておる……
もし仮に本当に現れてくれるなら、この人間も何とかしてくれるだろう!吾輩はそれを祈りながら待った!……だが、そんな願いは叶わないらしく一向に現れる様子はなかった。なので仕方がなく自分で対処することにした まぁそもそも 戦う以外の選択なんてないが。吾輩は人間の方をじっと見つめ、爪を立て威嚇をする。そしてもう一度鳴いた。『シャー!』
しかし相手は全くひるまない、まるで聞こえていないように無視しているようである……そう思っていると 我は 簡単にそいつの手のひらの上に乗せられたのだ。しまった!と思いすぐに暴れ出すがもう遅い……
そのまま持ち去られていく……薬のようなものを刺され...... 再び目が覚めるとまちにいた......周りを見渡すと、そこには大きな建物が沢山あり、そこの真ん中にポツンとある小さな建物の中に入れられた 中には人間がいっぱいおり、皆何かをしている…おそらく 売ろうとして売れなさそうだから捨てたのである.......
吾輩は普通の猫であるため そんなモデルのような美人猫ではない…とても忙しそうだ するとそこに一人の人間が来た
「ちょっとあんた、一人なわけ?」
吾輩を持ち上げたあの人間だった。吾輩はすぐにそこから出ようとした……しかし体をがっちりと掴まれ外に出られなかった……なぜなのだ!?何故なんだー!!
人間は 吾輩を持ち上げ 建物の中に入って行くその部屋はとても明るく綺麗な場所だった……何ということだ!こんなにも素晴らしいところがあるのか!……と、吾輩は目をキラキラさせていたが、すぐに別の人間によって外に連れて行かれた。そしてその後また先ほどの場所に戻ってきた
茶番かと思ったがどうやら違うようだ
吾輩を最初に連れてきたのは この家で一番歳が小さい学生のようだった..... ただ そいつの 父というこの家を仕切っているものは 猫アレルギー らしく追い出されて家の中に戻されるという行動を繰り返されているようであった
。……全く意味が分からない 不思議である
ーー あれから数日が経ち 吾輩はこの生活に慣れていった 慣れとは恐ろしいものだなとつくづく思った。……そう言えば名前だが、、、吾輩には名前がない 正確にはこの家を取り仕切るやつが猫を嫌っているため その妻も 我輩にかま おうとはしないし 学生 とやら も忙しいしやはり 両親の反対を押し切って 我輩を買っていることを少し悪いことだと思っているようで 罪悪感からか 名前を付けられることはなかった……吾輩のことは放っておいてくれればいいものを……まぁ今更文句を言うつもりはない、それにしても暇だ。やることがない……いつも通り部屋の端っこに行き座る、すると目の前にはいつものように人間がやってくる
「はい、今日は餌だよ」と言って差し出されたものを食べる……吾輩はこれが好きなのだ、だって美味しいからな。
吾輩が食べる姿をじっと見てくる人間、吾輩はその視線が苦手だ。だから早く食べ終わり ここから出ることにする
扉を開ける前に一度振り返り人間に一礼して部屋を出る。そして扉が閉まる直前、、『ニャーン』と鳴いておいた。……これは感謝の気持ちを込めて鳴いたのであって 断じて 媚びたわけではないぞ?
吾輩は誇り高き猫である そんな日々が続いたある日、 吾輩は何とも不思議な光景を見た..... 学生の家の前で なんと学生の奴が同じ年くらいのおすの人間と喧嘩しているではないか!それも 大声で 怒鳴るように
「迷惑ですから ついてこないでください!警察呼びますよ!」と 言っているが男は全く気にしていない様子だ それどころかニヤッとしてこう言った
「呼べば良いだろぉ 俺はお前が困ることするだけだぜぇ〜?」……何を言ってるんだあいつは。
吾輩はそいつらをじっと見ながら考えた…
…
「お前が警察を呼んだら お前の家の猫をぶっ倒してお前のことは いじめてやる。。そして最後は殺してやる! 俺に逆らうやつは全員ぶっ殺す!!!」
ばかなのか?大声で 犯行名分を叫ぶ など...... しかもお前が話している路地裏の角には防犯カメラが仕掛けてある..... ここには何回も来ているので 吾輩は知っている。まぁ吾輩にとっては好都合なのだけどな。
それにしても いじめるか……人間は怖いものだ それは知っている
ただ人間にも正義感にあふれるものはいる……例えば吾輩を拾ったあいつとか。
だから 助けたいが吾輩では無理であろう そもそも吾輩は非力な猫なのだから……でも吾輩は何もしないわけにはいかない、誰かが悲しむ姿を放置するのも我を助けてくれた彼女を放置するのも.....何と言うか 嫌である......ならば……どうするか……
確か この近くには交番というところがあったそうな気がした そこの人間をあやつらところに行かせるにははちと時間がかかりそうだが。あの男の様子だと10分くらいはあの様子だろう
さっそく吾輩はそこに向かうことにした
その声を頼りに進む……そしてようやく着いた……ここが交番か。初めて見た……吾輩が思っていたよりも大きいな それにしても中から人間の気配がしない……まさか、休みの日なのだろうか。まぁ仕方がない、吾輩は中に入る……おぉ!明るい 吾輩の部屋より広い 吾輩はまず周りを見渡す、やはり人間がいない……
「ん?」
机の上に手紙のようなものがある、吾輩はそれを見てみる……そこには…………
【 パトロール中】
と書いてあった。意味不明な文字列である
吾輩は 交番を出て 学生の家に向かった……どうにかして学生を守る方法はないだろうかまず思い浮かぶことと言えば 吾輩が囮になること だな だがしかし 相手はこの前のような奴なのだ……簡単に引っかかってくれるはずがない。なら 吾輩はどうしたらよいのだ……考えているうちに学生の家についてしまっていた……まだあやつは 学生を怒鳴りつけておる学生は泣いているようだ 吾輩は勇気を出して 鳴く
「ニャーーン……」……しかし 気づいてはくれない もういちど 今度はもっと大きな声で
「ニャーーーーーーーーーーーーン!!!!」
どうやら 学生は気づいたようで吾輩を抱き上げ外に出た すると 喧嘩をしていった人間とやらも追いかけてくる…ナイフを持って………このまま逃げても意味はない……ならば吾輩のとるべき行動はひとつだけ。できるだけ大声で叫んで周りの人間の気を引く「シャー!!フシャァアアッ!!!」
よし……こっちを見たな……そう思っていると周りの人間は 警察とやらに電話を始めた「すみません、近所のこが襲われてるんです!」
「男性がナイフを持って女性を.....」
「はい 場所は××通りの路地裏です はい、」……これで きっと警察は駆けつけてくれるはずだ……
そして数分後 サイレンが聞こえてきた そしてついに吾輩達がいる場所へパトカー?が来た やっときたか……吾輩はひと安心して気絶してしまった……
吾輩が目を覚ますとその部屋にいた……あれから 吾輩はずっとここに居る、ご飯もくれるし寝るところもくれている、まぁたまに変な奴が来るが、吾輩は今とても幸せだ 何故なら学生.....じゃなかった.....主人と一緒に入れるからである...... あれからしばらくガチ高校受験とやらが終わった後 我々は引っ越すことになり 吾輩も主人と一緒に行くことになった
それからは主人は仕事で忙しいが毎日一緒に入れてとても充実した毎日を過ごせている。そんな中 我輩は主人と一緒に散歩 やらをしに行った.....基本的に 柵がある場所以外では 主人に抱っこされて散歩するため 退屈で仕方がない……
そんなある日 我輩と主人が歩いていると……前から子供が歩いてくるのが見えた……
その時の吾輩は何故か嫌な予感がしていた、ただの気のせいだといいのだが……
そして子供は吾輩たちの横を通って交差点まで突っ切った..... 急ぎの用事があったのかは知らないが、そんなところを走っていては車という鉄の 動くものがぶつかってしまう...... 車とやらにひかれると人生は終わって死んでしまうらしい...... あのような子供が引かれるのは 見てられないので
我輩は主人に 謝罪の心を 心で告げて 今までにないくらい早いスピードで 子供がいる場所へと行く......ジャンプをして子供を押しのけ。我はその衝撃から動けずにいた
巨人の驚く顔と子供の驚く顔 その2つを見た後に 吾輩は鉄の塊に引かれた
吾輩はきっと 子供の代わりに死ぬのであろう。であれば吾輩は主人の幸せを願っている。運命というものは誰でも変えられぬとよく言うもの。よく知らんが 我はこう言っておく 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏....それでも..主人が幸せでありますように..... 我はそう願うしかできないのだから