幸せのお返し
深夜になると子供達は
突然むくりと起き上がって
私の姿を探しはじめる
子供達に押し潰されて
少し離れて寝ている時は
私の寝ている場所まで動いて
胸の上でこてん、と眠る
起き上がって、目が合った時には
にこりと笑ってて抱きつきにくる
たまにベッドで大の字になって
領域占拠
川の字型に戻すために
苦労することもあるけれど
そんな姿がとても愛しく
ぎゅっと身体を抱きしめながら
『この子達だけは護らなくては』と
強く強くそう思う
それがいつも幸せをもらう
それが親の私に出来る
数少ない恩返しだから
最後までお読みいただきありがとうございます