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096 第15章 トドマの港町 15ー3 トドマの冒険者ギルド3

 支部長は、マリーネこと大谷の銀〇3つを祝っての食事に連れ出した。

 しかし、支部長にはそれは思惑があったようだ。

 そして、マリーネこと大谷の泊まる宿も決めてしまう。

 

 96話 第15章 トドマの港町

 

 15ー2 トドマの冒険者ギルド3

 

 ヨニアクルス支部長は椅子に座って、何かの書類に目を通しながら、どんどん署名していた。

 そして顔を上げると急に私の方を向いた。

 

 「さて、今日の宿は決まっているかな?」

 また、ざっくばらんな支部長に戻っている。

  私は受け取った階級章を首にかけながら答える。

 「いえ、まだです。支部長様」

 

 「そうか、君はここはまだ三回目だと言っていたね。私が宿を決めていいかな?」

 支部長は、椅子から立ち上がると、ドアの方に歩き出した。

 「はい。勿論で、御座います。支部長様」

 

 「じゃあ、ついてきてくれ。トドマが何処も魚臭くて、つまらない街だと思うだろう」

 「いえ。支部長様。ここで、食べた、料理は、どれも、良い味で、好みに、合いました」

 「ほう。あの白金の二人が連れて行ってくれた訳だね」

 「はい。支部長様」

 ギルドの建物を出ると、通りにはいつものように魚の匂いがした。

 

 「ここは、昔は栄えていた街だから大きな宿も有る。商会の御偉いさんたちが泊まるような宿も有るのだが、まあ私がお勧めの宿を紹介しておこう」

 

 「途中で、何か食べよう」

 そう言ってどんどん、彼は歩いていく。

 中央の石畳の街道に出ると、すぐに西に向かい暫く歩く。

 そして南にある道に入った。

 

 食堂は例の『アイゼック・ガストストロン食堂』。

 「ここは、知って、います。支部長様」

 「ほう。という事は白金の二人と来たのかね」

 「はい。支部長様」

 

 彼は笑っていた。

 「あの二人も食べる方には目がないらしいな」

 

 中に入ると支配人らしき男がやって来てお辞儀をした。

 「これは、ヨニアクルス様、ようこそいらっしゃいました」

 「ターナー。今日はアイクはいないのかい?」

 「奥にいますが、お呼びしましょうか」

 「いや、それには及ばないよ、ターナー。夕食を世話になるよ。少女がいるから、彼女には酒抜きで何か頼む。私の方はピルスを」

 「承りまして御座います」

 ターナーと呼ばれた支配人らしき男は奥に行った。

 

 「さてと、食事が来るまでお喋りしないか」

 ヨニアクルスが微笑した。

 なんだろう。此処に来たのはそれが目的か。

 

 「はい。ヨニアクルス様」

 とりあえず、ギルドの外のお店の中だし、支部長呼びは止めておこう。

 

 「君に興味があってね。どこから来たんだ?」

 そういう事か。身上調査か。困ったな。

 

 まあ、答えようもないのが正確なところだ。

 

 「ヨニアクルス様が、信じて、下さるかは、分かりませんが、私は、ここから、ずっとずっと、北にある、村からです」

 「ほう。村の名前はなんというんだね」

 普通に、そうくるよな。

 

 「私には、一年、以上、前の、記憶が、ありません。それで、村の、名前も、判らないのです。言葉も、分かりませんでした」

 

 ヨニアクルスの目が見開かれていた。

 「じゃあ、どうして君はあの二人と一緒なのだ」

 

 困ったな。まあ有り体に言うしか無い。

 

 「私が、ソルバト川の、少し、上流の、土手近くで、倒れていた、所を、山下様と、小鳥遊(たかなし)様に、助けられました。言葉も、小鳥遊様に、教わりました」

 そう言って俯くと、支部長が言った。

 「すまんな。そういう経緯とは知らなかった。あの二人も何も言わなかったしな」

 「いえ、山下様が、私に、身分証を、与えようと、して、ここに、連れて、来られ、ました」

 「なるほど。君の腕を見抜いていたか」

 

 話をしていると、飲み物が出てきた。背の高い、耳の長いウェイターが、制服をびしっと纏って、大きめのお盆にグラスを載せて持って来たのだった。

 

 私の前には、果実を絞った飲み物の入ったグラス。

 ヨニアクルスの前に、やや薄い琥珀色の液体が入った、長いグラスが置かれた。

 どうやらピルスというのは、何かの醗酵酒の一種のようだ。

 果実酒なのかも知れないが、色だけでは判断できない。

 

 「ヴィンセント君の銀三階級を祝して乾杯だ」

 何かに(かこつ)けて飲みたかったのか。

 私もグラスを持ち上げ、軽く会釈した。

 ヨニアクルスが微笑した。

 

 「どういう村だったんだ? 君の居た村は」

 どこまで答えればいいのか。

 「ヨニアクルス様は、ご存知、でしょうか。角が、額に、生えた、方々です」

 ほんの一瞬、ヨニアクルスの目が見開かれたのが判った。

 

 「いや、知らないな」

 そう言いながら、ピルスという飲み物に口を付けている。

 何か一瞬動揺したような、知ってるのを隠した感じだ。

 

 「深い、山の、中に、ある、すごく、小さな、村です」

 「ほう。それでよく生活が成り立っていたね」

 「塩、以外は、全て、自給自足、という、生活、でした」

 「そりゃまた、大変だ」

 ヨニアクルスはピルスを飲みながら、相槌を打った。

 

 「井戸も、深かった、ですね。近くに、小川も、なくて、水は、井戸、だけが、頼り、でした」

 「塩はどうやって入手していたんだ」

 「それは、私には、わかりません。機織りで、作った、服や、鍛冶で、作った機具を、売って、いたのかも、知れません」

 「ほう。いまいち、君がどんな場所の村に居たのか、分らないが」

 彼はもうグラスのお酒を飲み干してしまっていた。

 

 「ターナー。済まないが、もう一杯頼む」

 ヨニアクルスがそう言うと、さっきのターナーと呼ばれた男が右手を上げた。

 

 「君はそこに一年程度居たという事か。その前の記憶が名前以外はないのでは、どこの出身なのかも判らない。という事だね?」

 「はい」

 私は俯いた。どこまで説明するかとかいう問題ではない。

 私自身、この体の種族そのものが判らないのだ。

 

 ……

 

 暫し沈黙の間。

 気まずいような、なんとも言えない雰囲気の中、ワゴンを押してウェイターが料理を持ってきた。その横に、立派な顔立ちの男が居た。

 

 身長は恐らくヨニアクルスと同じくらいだろうけれど、顔立ちがまったく違う。

 長い耳を見慣れた目には、やや短く感じる尖った小振りの耳。

 髪の毛は濃い茶色だ。その髪の毛をオールバックにしているので、大きく見えるおでこ。大きな鷲鼻。その鼻の下に立派な髭。太い眉。肌はやや焼けた赤銅色。

 目の色は薄い青。

 

 「やあ、アイク。久しぶりだね」

 ヨニアクルスはお酒も入って上機嫌な挨拶だ。

 「ヨニアクルス様、お久しゅう御座います」

 「いやいや、堅苦しい挨拶は抜きだよ、アイク。今日はこの少女の昇級祝いだ」

 「こちらの方は、一度だけですが、見覚えがありますな。たしか白金のお二人とご来店なさった……」

 アイクというのは、たぶんこの店の主人の愛称か。砕けた態度のヨニアクルスらしいな。とはいえ、私がそうするのも何か変だ。きちんと挨拶しておこう。

 

 第一印象は大事だ。

 「私は、マリーネ・ヴィンセントと申します。アイゼック様」

 立上って、彼を見上げてから右手を胸に当てて会釈した。

 「おぉ。申し遅れましたな。私がこの店の経営者、アイゼック・ガストストロンと申します。お嬢さん」

 

 私は、出来るだけ営業スマイルである。

 「はは、堅苦しい挨拶は抜きさ、さあ、冷える前に食べようじゃないか」

 テーブルにかなりの料理が並べられた。

 

 肉料理、魚料理、サラダらしき野菜。そしてスープ。穀物の粉を練って焼いた、ピザの皮のような食べ物。

 

 オセダールの宿でも、散々この手のが出た。お菓子はこれを幾重にも重ねて、そこに蜂蜜のような『何か』、とか砂糖が掛かっていた。

 

 これはピザ、いや正式には『ピッツァ』の皮に似た何か。

 本来は発酵させてから伸ばして作る。

 生のイーストと塩、砂糖、オリーブオイルを入れて練り込み発酵させてから、生地を薄く伸ばし、そこにトマトソースなどを塗り込んで、その上に各種の具を乗せて焼くのが『ピッツァ』だ。

 

 つまり、酵母菌類がこの異世界にも、十分にいるという事だ。

 そうであるならば、樹液や花の蜜、果実などから、簡単に入手できる。

 

 簡単なのは、葡萄と林檎だ。この異世界に似たようなものがあれば、ほぼ同じ事が出来るだろう。

 容器は煮沸消毒が必要だが、林檎なら実を皮もついたまま、一度流水で軽く洗って、割ったものをヘタと芯を取って、器に入れる。

 葡萄なら房からとって、丸い実を少し器の中で潰しつついれてやる。

 水を目一杯、実が浸かるまで入れて蓋をして密封する。後は薄暗い場所に三日から四日も置けば醗酵が始まる。

 

 醗酵が始まったら、また空気を入れて、中身を軽くかき混ぜる。

 あとは朝夕に醗酵を確認しつつ、シュワシュワした泡が出ていれば、出来上がりだ。

 天然酵母による自然発酵だから、雑菌が入ると失敗する。三〇度C以上になるとカビがすぐに出てくる。なので、出来るだけ冷暗所に置くのがコツだ。

 

 雑菌は多くの場合、酢酸菌だ。酸っぱい味になる。これはお酢になる。林檎酢とかワインビネガーとか、そういうやつだ。

 酵母というのは糖分をアルコールと炭酸ガスに分解する微生物だ。

 なぜ、これがパンに使われるかというと、この炭酸ガスがパン生地を十分に膨らませて、柔らかく作れるからだ。

 

 この異世界でもお酒を作っているなら、アルコール発酵する酵母菌は元より、イースト菌のようなものも、取り出す方法は研究されていたであろう。

 

 そうしたものが販売されていないから、自家製という事に違いない。

 売られているなら、千晶さんが買っていないはずがなかろう。

 ドライ・イーストがあれば、比較的簡単に柔らかいパンが作れるからだ。

 

 しかし、警備隊の詰め所で出たアグ・シメノス人たち、彼女らのパンらしきものは異様に硬い。スープに浸さないと食べられない硬さ。まるで石のような固さだが。

 これは、イースト菌等を使ってない。発酵させていないからだが、それにしても、もう少し何とかなりそうなものだが。

 まあ、彼女たちはスープで柔らかくして食べるのが普通だと思っているのだから、軟かいパンを焼くという発想が無いだろうな、とは思った。

 

 

 そういえば、エイル村の周りの木々には果物がなる果樹が無い。

 果実が有れば、それを切って、水を入れれば、糖分は果実に有る。

 時間をかければ自然発酵が起きて、酵母菌は簡単に得られる。

 長く住むなら、そういう果樹を植えるべきだ。

 

 さて、冷えないうちに、食べる方に集中だ。

 

 魚料理は、魚醤を使った煮込み。

 

 白金の二人と入ったあの魚料理の店で出たザビザビよりは、真司さんが食べていたパケパケか。

 あの時、少し舐めさせてもらったが、かなり強い魚醤味だった。やや匂いもあるが旨味とか味のパンチが効いた魚料理だった。

 今回はその煮魚と一緒に煮汁の中に、明らかに擂身(すりみ)にした魚肉団子が中に入っていた。

 なるほど。

 

 肉の方は相変わらず、どんな動物なのかは全くわからない。

 脂の少ない赤身の肉で、肉汁と魚醤とを混ぜて其処に獣脂にそれと穀物の粉を加熱した物を入れてよく混ぜたソースが、掛けてある。

 

 肉汁のエキスと魚醤の旨味が絡み合っており、これも十分に好みの味だった。

 ピザの皮の様な物も食べてスープも頂き、満腹。

 「ごちそうさまでした」

 手を合わせる。軽くお辞儀。

 

 ヨニアクルスが微笑していた。

 

 この、日本語のごちそうさまでした、に正確に対比する一言で表す言葉は、この国の第二公用語である共通民衆語には存在しない。

 従って私はこの部分は日本語なのだ。真司さん千晶さんにしか、分からない言葉である。

 当然の事ながら、ヨニアクルスにも分からない。

 

 「それは、一体何の儀式なのかな?」

 「食べ物への、感謝の、意味です」

 「ほう」

 「食べさせて、下さいました、ありがとうございます。という、意味の、感謝です」

 「豊穣の女神への祈りか。随分と信心深いのだな」

 ヨニアクルスがそう言うと、アイゼックがやってきて、言った。

 「我々は、いつだって感謝してますよ」

 ニヤリとした表情をヨニアクルスに向けた。

 「はは。食堂ならそれは当然だな」

 そう言うと、ヨニアクルスは席を立った。


 「アイク、ツケでいいかい?」

 そう言うと、店の主人は笑った。

 「そろそろ、支部に取りに行きますよ」

 主人がそう言うのを聞いて、私がトークンを取り出して支払おうとしたら、ヨニアクルスに止められてしまった。

 「君の昇級祝いなのに、君に払わせる訳には行かないよ」

 そう言って彼は大きいトークンを取り出した。

 

 「これで頼む」

 店の主人が受け取って、裏返して神聖文字を書き取り、書類を二枚作製した。

 二人は、そこに署名していた。

 「あとで、誰かに取りに来させるよ。アイク」

 「心得ております」

 そう言って店の主人は頭を下げた。

 私も立ち上がって、店の主人にお辞儀した。

 

 ヨニアクルスは、また来るよ、と言うや、店を出てどんどん南に歩き始めた。

 

 ヨニアクルスは南に歩いて行く。ずっと南の先には門はない。家々が立ち並んでいるだけだ。その奥は塀である。

 

 私は辺りを見回す。周りには武器屋、金物屋は見当たらない。残念だ。

 私がリュックを背負って付いて行くと、彼は左手に大きな家がある所で立ち止まった。

 この辺りは魚臭い匂いは殆どしなかった。

 彼は大きな白い扉を開けると、勝手に入っていった。

 「邪魔するよ。ルーノ」

 そう言うとさらに奥に行き扉を開けると、太った男と痩せた女性がこちらに向かって来る所だった。

 

 辺りは蝋燭で照らされている。

 落ち着いた調度品が目に入った。分厚い板で造られたテーブルには、縁は何段にも段差が付けられて、細かい彫刻。そして優雅な曲線を描く脚で構成された洒落た椅子。木製なのだろうから、かなりの手間が掛っている物に違いない。

 やや低いサイドテーブル。どれもみな、落ち着いた赤茶色っぽい色で塗ってあるが、鮮やかな木目が美しい。

 

 「ヨニアクルス様。ようこそいらっしゃいました」

 太った男性が歓迎の意を込めてお辞儀した。

 

 「ルーノ、急ですまんが一部屋あるかな」

 「お客様ですか?」

 「彼女を泊めてやって欲しい。一日でいい。明日迎えに来る」

 ヨニアクルスは振り返りながら、右手を握って親指を立ててから、ぐいっとこちらに向けた。

 「それと夕食もアイクの所でほぼ済んでいるから、簡単な夜食を頼む」

 「承りまして御座います。お嬢さん、こちらに」

 そう言いながらルーノと呼ばれた太った男が、隣の女性に何か指で合図した。

 私は男を見上げる。やや褐色の髪の毛。顔はやや丸顔。そこに大きな鼻。耳は少し長く、先端が尖って伸びている。目は薄い青だった。

 

 「御名前は?」

 「マリーネ・ヴィンセントです」

 そこに、この男の奥方らしき女性が羊皮紙のような、薄い皮を何枚も重ねたような書類を持ってきた。

 なにか、びっしりと書いてある。

 

 「マリーネ様ですね。こちらに署名を」

 そう言われて、私は指定の場所に署名した。

 これは宿帳のようなものだろうか。

 

 「じゃあ、後は頼むよ。明日の朝また来る。ヴィンセント殿、寝坊しないようにな」

 そう笑顔で言うと、さっと踵を返すや、ドアを開けて出ていってしまった。

 

 「ささ、マリーネ様、こちらで御座います」

 私がヨニアクルスを見送ると、男は声をかけてきた。

 「申し遅れましたな、私はヨルベルーノ・クルティグルックと申します。こちらは私の家内でしてな」

 そう言うと、横の女性が挨拶した。

 「フラーと申します。いつもヨニアクルス様にはお世話になっております」

 深いお辞儀をされてしまった。

 彼女はやや褐色の長い髪の毛。顔は男ほどには丸くはない。鼻も大きくも小さくもない。耳は同じだ。少し長く尖っていた。そして薄い青の目。

 

 二人とも服は、きちんとした物を着ていた。

 

 「お部屋は二階です。あとで簡単な物をお運びしましょう」

 そう言って階段を登っていく。登って奥の部屋を案内された。

 

 部屋は結構広めだった。たった一晩なので、こんなに贅沢な部屋は要らないのだが。

 「ありがとうございます」

 お辞儀して中に入り、荷物を降ろした。

 

 取り敢えず、ベルトの剣を外す。

 ベッドの脇に腰掛けて、少し考える。

 

 全く持って、自分は流されているな。

 今回も食事の値段も分からないし、宿は支部長が決めてしまった。

 まあ、この街の事をまだ知らないので、しかたないのだが。

 

 そしてどうやら、今後は暫くエイル村に戻れない。

 

 まだ長期的に計画も立たない。

 どこかに拠点を設けたほうがいいのだろうか。

 

 フラーと言った女性が飲み物とピッツァの生地の様な物の上に川魚の身を載せて、お酢を含んだタレの様な物をかけた食べ物を持ってきた。

 

 これが夜食なのか。

 

 

 つづく

 

 昇級祝いの形を借りた身上調査だったが、マリーネこと大谷は本当の事は言えなかった。

 本当の事の1つは角の生えた村人だったが、そこに反応した支部長も何かを隠していた。

 そして、支部長の知り合いらしい宿にマリーネは一晩預けられる。

 

 次回 トドマの鉱山案内

 支部長と共に歩いて、鉱山の村に向かう2人。

 そこで、マリーネこと大谷は、この世界の、いやこの王国の暦を知る。

 そして鉱山村の文化も知る事になるのだった。


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