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042 第8章 季節の変わり 8ー5 お洒落着作成の構想

有り余る時間を全て裁縫に注いでみる決心をしたマリーネこと大谷。

地味な制作作業の開始です。

 42話 第8章 季節の変わり


 8ー5 お洒落着作成の構想


 毎日、雨が降り続く。

 

 起きてまずやるのは、着替えてストレッチだが、槍と剣の鍛錬も欠かせない。


 この有り余る時間を裁縫に当てる事にした。


 白いワンピースの上に重ね着するお洒落な服を考える。

 まず、襟のついたシャツを下に着る。これを長袖で。袖の部分は膨らめずに、ストレート。

 で、襟はこげ茶。ほんとはピンクとかにしたいが、染色が無い。

 ワンピースがその上に来るから、これでいい。


 さて、ワンピの上に羽織るものを考える。お洒落になるように。


 短めのマント、いやケープだな。そういうのみたいなのを考えた。

 あえて丈の短い襟付き、ケープ故に袖は無い。アイロンできっちりと襟を付けよう。

 肩にかかる部分に一見飾りのベルト。半ば飾りだが、このベルトの先、輪っかに出来る様に更に細いベルトも付ける。

 これを使うときは、ここに袖を通す。そうするとケープが腕に連動する。そういうデザインだ。


 前は大きめのボタン一つ。ボタン穴は白い糸でかがるが、これは布を染めた後だ。

 布は二重にする。裏にも同サイズを縫い込んで裏地にするのだが、これは最後。

 裏地はお約束、赤で染める。

 

 スカーフも欲しいのだ。薄い青で染めてスカーフにする。白いスカーフも有ればいいな。

 これを焦げ茶色の襟のところに出せるようにする。


 ケープは濃紺。

 縁を金糸とかで、縁取れば完璧だ。しかし金糸は無い。無い物は無い。


 染めた後、白い糸で縁を全てかがって行く事にする。たぶん 膨大な時間がかかる。

 そのかがった縁の内側に、更に白い糸で刺繍じゃないがそれっぽく、ラインを入れる。

 たぶん、これも膨大な時間がかかる。


 ケープの後ろは 左右二か所でプリーツにするが、長さは二〇センチ弱。

 実用性もあるにはあるが、どちらかと言えばデザイン重視。きっちりアイロンで折り目を入れる予定。


 後は、革でベルトを作る。ベルトの金具もいるのでこれは青銅で。

 太いベルトでワンピースの腰につけられる様にする。

 革は焦げ茶で染める。

 

 あとはもう一つ。袖が膨らんでいない、飾りのないワンピースっぽいのを一つ作る。

 これを寝間着にする。

 今のワンピースは完全に外出用にしたいのだ。


 よし、お洒落ケープにたっぷり時間がかかるだろう。一ヵ月くらいは楽にかかりそうだ。

 それとワンピース型の寝間着。

 今のワンピースの手直しも必要だ。


 どうせ外は長雨。時間はたっぷりある。

 

 日々の鍛錬以外にやれる事が無いのだ。


 こういう時にこそ他の服の直しとか、下駄の下の部分の直しとか、やれる事は全部やろう。

 そうだ。この服装に合わせて、革ポーチも作ろう。ベルトにつけられるようにして。


 やるべき事リストが長くなった。よしよし。


 これで暇にならずに済む。


 早速、まず手がすぐ付けられる所からだ。

 下駄履きというか、あの時作った、つっかけ。

 踵部分を独立させていない。それでやはり履きにくい感じはずっとあった。

 ここからだ。


 まずはヒールを作るか。

 裏側、削ればいいのだが、左右の削る位置と深さなどを一致させないと片方重いとか、バランス悪くなる。

 まず、爪先側を先に行く程、削り反らせる。

 踵を作るために木炭鉛筆もどきで線を引いて、位置を合わせる。

 横にも彫るべき位置に線を引く。

 あとは実際に彫るだけだ。


 ノミとナイフで踵を削りだす。左右両方きっちり揃えた。

 一回履いて確かめる。ちょっと外のトイレに行くとか、倉庫に物を取りにいったり、肉を取ってきたり。

 そういう事に使うために履いて使うにはこれでいいかな。


 本来はたぶん全て靴なんだろうけど、私は熊皮の敷物を敷いた村長宅の広間の一角だけは靴を脱いでいる。

 あと、機織りのあの場所、布を切ったり縫ったりするのを床でやっているので、よく拭いてあって、靴は廊下だ。

 革の工房。ここでも靴は脱いでいる。他は全て靴を履いている。

 日本人な私にはどうしても、靴を脱いで座る場所が欲しかったので、今や熊皮の敷物の上は私のお気に入りの場所だ。


 そういう訳でこの下駄ばきは熊皮の敷物の横に置いた。


 一応自作の靴の点検。

 革の破れはなさそうだが、表面に獣脂を布で塗り付ける。濡れてしまって放置すると痛むからな。


 よし、次だ。

 ベルトと革のポーチだな。

 渡り廊下を通って革の工房へ。


 まだ樽に入ったままの革は全て取り出した。空の桶に入れて井戸まで持って行き、全て洗う。

 で、脱水なのだが。


 外は大雨……。


 仕方ない。手で軽く絞る。それから揉むようにして水をさらに抜く。

 あとは陰干しだな。革の工房の一角で干す事にしよう。

 皮と桶を持って工房に戻る。

 

 それにしても、雨の量が多い。水は全て表側のほうに流れて行く感じだが、家の表側はやや低い感じなのか。

 農家の畑のあったほうだけはそっちに流れている。


 ここは少しだけ高くなってるんだな。そんな事も気が付かなかった。


 ……そうか。雨の事も判っていて、ここは少し盛り土したか、あるいは盛り上がってたここを伐根して整地した上で村を作ったか。

 だよな。ここは計画されたであろう村なのだ。


 広場にも水がたまらない様になっているのだな。

 そんな事を考えながら工房に入る。


 まずは皮を干す。やや水分が多いので下が濡れるかもな。まあ、その時は拭けばいい。


 では手をよく拭いて、作業開始。

 革のベルトだな。

 まず、バックルの構造をどうするか。ここからだな。

 

 バックルは木の雄型で作って青銅を粘土の雌型に流して作るのだから、複雑な構造にはできない。

 片方は縫い付けるその部分があれば良い。

 

 もう片方が問題。バックルにベルトを挿し込んで、前に引き出しそれを縫い付けてある側に持っていってベルトをバックルの中に通す。

 それは縫い付けたベルト上側を通る。多分これでいい。

 

 ベルトの太さと合わせる必要がある。ベルトの太さは服に合わせる。

 革のベルトはやや太めにして茶色に染色する。細いとバランスも良くない。

 さて、服を染める桶に入れていいのか、ちょっと躊躇った。少し小さい桶に茶色の液体を分けて、そこに入れる。


 染めている間に、自分のイメージしているバックルを木で削る。大工の工房から木の塊を持ってきた。ガツガツ削ってみる。

 この形が果たして、鋳物で型で抜けるか?

 

 型を作る際にこれをベルトを通すほうを上方向として粘土の型を作る。どうにも一発では抜け無い。裏側になるパーツと分ける。これは後で二つを青銅で鋳掛けして、一体化する事にした。妥協だが。雄型を作り直す。

 

 湯口と湯抜きを付ける。今回は湯抜きは少し太めとして、上に出した。

 粘土に入れて半分づつで分かれるようにする。あまり厚いのを作ると、どうにもみっともない。しかし、薄すぎては強度が不足。さじ加減が難しい。

 これは粘土が固まるまで放置。

 あと、D環を二個作る。


 よし、次だ。革ポーチを作る。

 小さいのとやや大きい縦に長い二個を作る。小さいほうも縦に長いほうも、イメージはある。


 五〇も過ぎたおっさんは、元の世界では携帯に付いてるカメラ機能を信用して無かった。

 で一眼レフとコンパクトカメラの二台体制だ。

 縦に長いほう。元の世界で一眼レフのズーム交換レンズを一本入れられるレンズポーチをよく使った。野鳥撮影で知り合った本職のカメラマンが使っていた物を勧められ、買ったアレをイメージする。

 レンズだけではなく、やや長い物とかなんでも入れられた。

 

 然し、形としては長方形で良いだろう。

 小さい方も、イメージはやはりカメラ用だ。

 小型のコンパクトカメラなどを入れて置けるカメラ用汎用ポーチを使っていた。

 


 やや古い記憶だ。眉間に右手の人差し指を押し当てる。

 大きさをなんとなく思い出す。

 

 カメラに凝っていたので、カメラ用ポーチはかなり持っていたが、特に汎用で使い易い物は限られる。

 

 しかし、ここは異世界。

 

 カメラの交換レンズだのポケットカメラを入れる訳じゃない。

 デザインと内部容量、右腰につけた時の取り回し。

 小さい方は場合によっては左足につける事も考慮する。

 膝より上にベルトで付けるのだ。


 イメージしたサイズで皮を切り出すが、前の部分と底、背面までは一枚の革でサイドを縫い付ける。何故横を別にするのか。

 ちゃんと理由がある。こういう作りだと厚みに対して、特に薄い物等をいくつか入れても暴れにくい。前と横を一体化させるとそうはならない。

 

 あとは蓋だが、ここはやや面倒である。

 二つの方法があって、蓋を外側に向けて開くか、蓋を手前に持ちあげて使うか。

 昔の物は、ほぼ手前に持ちあげるのだが、使い勝手がいいのは外側に向けて開く方である。

 そこで、小さい方を外側に開く方式として、長いほうは伝統的な手前に持ちあげて開くようにした。

 これは、長いほうのはデザインを優先したのだ。大工の工房に行って、木の塊を物色。

 まず中のサイズになる木の塊を削りだす。大体の大きさをイメージして、ガツガツ削って作る。で、革の工房へ。

 

 革はこの木の塊で形を付ける。

 で、切り出した皮を太い針と糸で縫う。まず底の部分に左右の革を縫い付ける。

 そして、木の塊を当てて、癖をつけていく。次にベルトに通せるループは先に縫い付ける。

 

 下の方にもループを付ける。ここは場合によっては右足に固定する紐を通せるようにした。

 蓋の方も作る。横を細長い直角三角形とするので、展開図を頭に思い浮かべる。

 

 縫い代も必要だ。縫い代部分はかなり癖を付けて曲げる。

 蓋と本体の接合部分は革のヒンジ。そうしたら縫う。太い糸でしっかりと。

 横を接合する前に表側の前になる部分に縦方向にベルトを刺せるループを作る。

 

 ここはバックルにはできないので、簡単に空いてしまうかもしれない。

 釦ドメとか、何かしらいる感じがする。まあ、そこは今後の改良点だ。

 どんどん縫い付けていく。それっぽい箱型になり、蓋がついた。

 

 さて、小さい方だ。これも体側の方にベルトを通せるループと、下の方にやはり小さいベルト用ループを縫い付ける。

 小さいポーチは蓋が逆になるので、これは横が三角では無く、四角にする。

 外側に向けて立ててから向こう側に倒して開ける構造。

 

 縁を立て上げたような四角の器みたいな感じに革を縫う。

 ここはガバガバだとすぐ空いてしまう。また薄いとフニャフニャだ。革二枚を縫い合わせて厚みを付ける。これでかなりキッチリ、サイズギリギリにする。

 でこれは、革のヒンジで蓋とポーチ本体を縫い付ける。

 

 さてもう夕方。

 革の工房から台所に行って食事の支度。

 竈に火を熾し、串を削る。熊肉の燻製肉をかなりざっくり切って、ぶつ切り。

 串肉を五本くらい作る。肉スープはネズミ肉の塩干しだな。薄く切って鍋に投入。

 串肉は充分火を通す。

 

 今回はスープの方にあの山椒っぽい葉っぱを入れ、塩も少し追加。

 

 さて、出来上がったようだ。

 

 手を合わせる。

 「いただきます」

 

 早速、熊肉の串焼きを頬張りながら考える。

 

 明日はバックルを青銅で作る。青銅は前のアクセサリーを造った時の物が余ってる。

 あれを溶かして作ろう。

 そうしたら染めた革のベルトがどんな具合か確かめて、三回位染めるか。

 

 その後は、またたっぷりと裁縫だな。

 白いブラウスを作って、ややサイズというか丈の小さめの赤色のスーツ上着みたいなのを作って襟を頑張る。

 下のスカートはあの赤いやつを合わせるのだが、上のブラウスを白にした場合は、上着がもう一枚ほしい訳だ。

 合わせるネクタイは作れなさそうだからリボンで代用だ。色のバリエーションも必要だな。赤いリボンを合わせてみるか。

 

 まあ、デザインを頑張れば、なんとかお洒落服になるだろう。

 この白いブラウスはケープの方とは共用できないな。あっちは首周りの襟をこげ茶染の予定だしな。まあこげ茶襟のブラウスは、長い焦げ茶スカートの上にもなる。よし。着るバリエーションも増える。

 

 あとはワンピース、シンプルに白いのを作って寝間着だな。

 シンプルな焦げ茶襟のブラウスと、濃紺のケープ。裏地は赤。

 間違いなく長期戦だ。

 

 肉のスープはややピリッとした味で、水が欲しくなる。

 二杯ほど水を飲んだ。


 「ごちそうさまでした」

 手を合わせる。

 

 さて手っ取り早く食器は片付ける。

 ランプに火をつけて、工房に行ってさっきまでやっていた革のポーチを完成させる。

 出来は、まあまあ。獣脂を塗りつけて、中に木の塊を入れたまま放置。

 

 今日はここで寝る。

 そろそろ自分のいつもの服は洗濯が必要だが我慢してこのまま寝る。 

 

 

 翌日。

 まず起きたら、いつものようにストレッチから。村長宅の水甕と機織の家のを取り替え。

 そして鍛冶場で槍の鍛錬。剣の鍛錬だ。空手も忘れず行う。

 

 さて、今日は鍛錬の後、鍛冶屋スタイル。革のエプロン、革の手袋。一番小さい炉に炭を入れて火を起こす。

 

 青銅を溶かせばいい。バックルの粘土型二個を砂に埋める。

 鞴で温度をある程度上げたら、青銅の小さい塊を坩堝に入れて溶かす。

 そうしたら鞴で温度を上げていき、溶けたら型に流し込む。

 

 さて。成功したのかどうなのか。冷えるまでは判らない。

 とりあえず火はこのまま消さずに熾火を維持、染めているベルトを見に行く。

 染色液から取り出してみる。これで染まっているのだろうか。色は焦げ茶になったにはなったが。軽くぬるま湯で、表面を流してみる。で、少し乾かしてまた漬け込む。

 

 とりあえずバックルが冷えるまで、お昼くらい? まで待つ。

 

 この間に洗濯か? とは思ったが汚れる作業が待っている。

 作業着が無いので洗濯は先延ばしにする。

 

 村人たちのあの実用一点張りの皺の入った服の意味を改めて噛みしめる。

 

 そうだよな。そうだよな。箪笥のあのお洒落な服で作業は出来ないよな。

 

 冷えるまでは待って型を掘り出す。

 バリだらけだが、バックルはできたらしい。湯口やら湯抜きを取って、表面はヤスリで磨く。そうしたら鋳掛けして二個を一体化なのだが、結構難しい。

 

 ヤットコで挟んで裏側になる部分と表側との接合部分に慎重に青銅を流す。少しでいいのだ。両側やって、完成だ。接合部分もヤスリをかけておく。

 これで、小さい炉の火は落としておく。

 

 あとはこれに革のベルトを縫い付けて完成だ。

 だが。こっちは染めるのがまだ終わっていない。

 染色液を温めたら早いのだろうが、まあ急いでいる訳でもない。

 

 一度取り出してぬるま湯で更に洗って見る。革の強度が失われそうで怖いが正式なやり方は知らないので自己流だ。

 もう一回だけ染める。小さい桶に漬け込む。

 

 時間が少し余った。こういう時は村長宅の広間だ。

 あの木製トランプでソリティアである。体は休めつつ頭の体操。

 

 そうこうしているうちに、暗くなる。外が雨のせいだろうか、暗くなるのが早い気がする。

 そうだ。あの臭かった黒ぶちキツネもどきの肉、葉っぱを揉み込んで置こう。

 やる事は意外とあるな。

 

 猟師の台所の横手に塩漬け桶を置いてあった。あの山椒っぽい葉っぱを惜しげも無く投入。

 ケチって臭みが残っては意味が無いので惜しまない。

 取り出して少し叩く。葉っぱを中に揉み込む。で元に戻す。三日間位寝かせて燻製だな。

 他に猪もどきはツヤツヤの葉っぱを入れる。熊肉は葉っぱを砕いた粉と山椒っぽい葉っぱを入れて寝かす。

 

 ではこの台所で夕食の支度。

 もう残り少ない鹿馬の燻製肉を食べるか。

 肉スープは相変わらずのネズミ肉の塩干しか塩漬け。

 

 鹿馬の燻製肉なのだが、ムネ肉は今までほぼ食べて無いので、食べてみる。

 刺さったダガーを引き抜くのも苦労した程の固い引き締まった肉だった。

 これはまず炙りか。串を削り、四本ほど。切った肉をどんどん刺す。

 そして炙っているといい匂いがしている。

 

 ネズミの塩漬け肉スープはツヤツヤの葉っぱを砕いて入れてみる。

 

 よし。出来た。夕食にするか。

 

 手を合わせる。

 「いただきます」

 

 胸肉の燻製炙りは固かった……。硬すぎて思わず串を肉スープに突っ込んだ。

 少しでもふやけてくれないと食べにくい。

 味はボヤケた感もあるが、噛んでいると味が出てきて濃厚である。

 これは調理方法を間違え無ければ美味しい。間違いない。

 

 やや、ふやけ始めた串肉を頬張りながら考える。

 布はまだあるし、糸もある。

 どれを先に縫うか。手軽に行けるのから縫うか。

 

 白い寝間着。襟を染めない白いブラウス、襟を染めるブラウス。

 そして赤い上着。濃紺のケープ。この二つは相当頑張る予定なので時間もたっぷり掛かる。

 途中で気が付いた物が有れば服の直し。

 

 よしこれで行こう。

 

 肉スープは胸肉からもエキスが出ていて、思いの外美味しかった。

 久しぶりに満足感が高い。

 

 「ごちそうさまでした」

 手を合わせる。

 

 手っ取り早く食器は片付ける。

 

 よし、明日はベルトをやろう。それから服だな。

 汚れ仕事は暫くなさそうだが、しょっぱい子供服で洗濯もやるか。

 それが終わったら、裁縫三昧だ。


 この日は猟師の寝床のあの毛皮の上で寝た。

 

 ……

 

 

 つづく

 

本格的に、裁縫作業開始です。

自分のお洒落服のために、全力投球なかんじ。


次回 お洒落着作成

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― 新着の感想 ―
[良い点] 一気にここまで読みました。MMORPGの生産の話に、ちょっとにやりです。  実は実際の機織りもやったことがあるのでそれも。これは体験があるかどうかですごく違いますね。 [一言]  足で踏む…
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