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265 第20章 第三王都とベルベラディ 20-52 第三王都での細工

 アスデギル工房に行くマリーネこと大谷。

 ここで親方が、この細工工房でやっている物を見せるために、案内するのだった。

 

 265話 第20章 第三王都とベルベラディ

 

 20-52 第三王都での細工

 

 そして翌日。

 朝起きて、やるのはストレッチからの準備体操。着替えて、剣を持って下に降りて、空手と護身術、ダガーの謎格闘術、そして剣の鍛錬と、まったくいつも通りのルーティーンである。

 

 さて、今日から細工ギルドへ行くのだが、首からかけていくのは、何時もの様に冒険者の階級章と、独立細工師の標章。あとは、リルドランケン師匠から言われていた指輪。

 これを左手の親指に嵌めた。これが、これからどんな意味を持つのかは分からないが。

 あとはリルドランケン師匠に言われて作った小箱だな。中の鳥も確認する。壊れてはいない。それから、もう一つの箱。こっちはリットワースに言われて作った独立試験の魚の置物だ。

 鍛冶の標章と代用通貨は置いて行く事にする。

 服は勿論、何時もの作業着。

 

 朝食をとって、ルデスタ・ニースト・アスデギルという細工工房の親方の元に向かう。

 ここには一度、挨拶には来ている。

 細工を持ってくるように言われていたから、リュックに詰め込んだのだ。

 暫く歩くと、アスデギル細工工房・第一作業所についた。

 

 扉を叩いて、出てきた人に用件を告げる。

 「おはようございます。マリーネ・ヴィンセントといいます。アスデギル工房の親方様に、お会いしたく思います。どちらに、伺えば、宜しいでしょうか」

 

 前回出てきた若い男ではなく、別の若い男だった。

 怪訝(けげん)そうな顔をしているが、男は直ぐにしゃがんで私の首に掛かってる独立細工師の標章を見つけ、目を丸くしていた。

 「少し前に、親方からヴィンセントを名乗る背の低い女性が来たら、中に通しなさいと言われおります。中へどうぞ」

 「はい」

 

 中に入っていくと、やはり中はやや暗い。

 

 階段を上がるようにいわれて、階段を上がった場所の扉を開けるとその奥にやや細い男性がいた。以前に会ったルデスタ・ニースト・アスデギル、その人だ。

 「やあ。来たね。ヴィンセントお嬢さん。以前、一節季で鍛冶を終えるとかいうものだから、いくら何でもそれは無理だろう。それで、そろそろ来るかなと、思っていたのだ」

 「ごきげんよう。アスデギル様」

 私は胸に手を当てて挨拶してから、お辞儀。

 「色々、造っておりまして、独立試験がだいぶ遅くなりました。一節季で終えてくるなどと、大言を申しあげまして、申し訳ございません」

 

 「ははっ。いいさ。独立職人になろうというんだから、それくらいの自信がないとな。それに二節季も経たずに独立試験を受けてくるというのも、凄い話だな」

 そういいながら、私の左手の親指に付けた指輪を見られた。銀製の指輪だ。

 「ヴィンセント殿。その左手の指輪は、どうしたんだね」

 「これは、リルドランケンお師匠様が、最後に、私に、下さいました。これから、細工を、やっていくうえで、これが、役に立つと、そう、仰いました」

 「見せてくれるか」

 「はい」

 私は左手を差し出す。

 「君はこの意味を知っているのかね?」

 「いえ。今は、知らなくても、いいと、お師匠様は、言いました」

 「ほう」

 「ただ、これを、見せて、この指輪の、意味が分からない、客の仕事は、私が、引き受ける、仕事ではない、のだそうです」

 「ふっ。はっはっはっはっ。そうか。その指輪に刻まれた文字の意味は、『贋作を望むもの、造るものに災いあれ』というものだ。第一王都にリルドランケン工房があった時にもっとも腕の立つ人物に代々託されて、次に工房の親方になる人物がその指輪をしていたと聞いた。その指輪を君に託した。と言う事は、君が最後の高弟(こうてい)という事なのだろうな」

 

 そういう意味があったのか。

 この指輪には裏にも文字が刻んであるが、それはそれでまた違う事が書いてありそうだな。

 「作った物を、お見せする、約束、でしたから、持って、参りました」

 私が出した小箱には、特別監査官にも見せた銀細工の鳥が入っていた。

 

 「これを造ったのが、君なのか」

 「はい。箱も、含め、私が、造りました」

 「リルドランケン殿は、これについて何か言っていたかね?」

 「いいえ。何も。お師匠様は、完成した、それを、暫く、眺めてから、この箱に入れて、仕舞われました。それからは、師匠様も、私も、それについて、何も、話していませんし、見ていないのです」

 「ふーむ。リルドランケン殿がこれを直ぐに箱に仕舞ったか。誰の目にも触れない様に」

 「それにしても。全て銀か。こんな事をさせるのは流石にリルドランケン殿だな。王都の商会くらいしか、これを扱わないだろう」

 

 私は、魚の方もだす。

 「こっちの箱のものは、古い題材だが、これも君なのか」

 「はい。リットワース様に、命じられて、造りました。全く、同じ物を、作る、様に、と、仰いまして、六日で、作るよう、厳命、されました」

 「こっちはこっちで、リットワース殿か。彼は何か、言っていたかね」

 「これは、独立細工師に、なる為に、課せられた、試験、だと、仰いました」

 「なるほど。リットワース殿は、君が既に細工ギルドの一員だと思っていたのだろうな」

 「まあ、実際の所リットワース殿はいまだに現役の親方だ。彼のお店は、息子さんが既にあとを継いでいるという事だが、息子さんを親方に指名したということは聞いていない」

 

 「彼はマリハの工房を閉じたとはいえ、そこにいた職人は全員マカマの細工ギルドの一員として、マカマ街の方で彼方此方に振り分けられている。少なくとも、そう聞いている。彼はカサマの店を自分の工房にして、弟子は自分の息子一人、という形だ」

 

 「君はすでにリルドランケン殿の弟子だと思われたから、そのようにしたのだろうね」

 「はい」

 「だがまあ、ここで細工ギルドの独立標章は、すでに君の手元にある訳だ。それで、君の細工代用通貨を見せてもらえるかね」

 私はポーチから代用通貨を取り出して、アスデギル親方に渡した。

 彼は、受けとると裏返している。

 

 「なるほど。なるほど。この代用通貨はこの第三王都の第二商業ギルドが直接発行しているのか。だが、君の師匠はリルドランケン殿になっている。だが独立試験を引き受けて行ったのは、リットワース殿なのだな。まあ、親方不在時に別の親方が試験を行うのは、ギルドの規則に何ら反していない」

 彼は私の代用通貨を返して寄越した。それを小さなポーチに仕舞う。

 

 「君は、もう独立細工師として、動くことに何の問題もない」

 そう言ってから、彼は私を真直ぐに見た。特に厳しい表情という訳でもない。どちらかと言えば、柔和な顔つきといえた。

 

 「さて、君の望みは何なのだね」

 

 「リットワース様は、私はモノを知らないので、ここで、人々が望んでいる細工物を見て、学ぶように、と言いました。視界が開ける、と仰いました」

 「なるほど。なるほど」

 アスデギル親方は、にこにこしている。

 

 どことなく、捉えどころがない細工の親方だ。まあ、癖のあるリルドランケンはもとより、変人レベルのリットワースに慣れ過ぎたせいはあるだろうが。

 

 「一応、この工房は細工としては木工を除き、総合細工工房となっている。表向きは金属細工となっているがね。それと皮はあまりやっていない」

 「はい」

 「まあ、我が工房の各部門を一通り見せよう。そこで貴女が何を知り、何を学びたいのか、そこから見えて来るだろう」

 

 奥に行くと、多数の職人が作っているのは、耳飾り。

 しかし、この王国の人々は、ほぼ耳飾りなどしない。

 「ここの責任者はユーグ・チーブルだ。チーブル、来てくれ」

 「はい。親方」

 一人の男性が来た。

 彼が、耳飾りの説明をしてくれる。

 

 ここでは耳が長い亜人が普通な訳で、私のような耳が短い人はほぼいない。

 亜人でも一部で耳がやや短い人たちがいるが、みんな尖っている。

 

 この国に住んでいる准国民のうち特定の種族の人に重要なのが、女性の耳に付ける耳飾りで、これの数、右なのか、左なのか、両方なのか、その数等に、細かい規則があることを聞かされた。

 

 細い腕輪の場合もあり、左腕の手首に多数つける種族もある。これも、お洒落ではなく、独身だったり、夫妻だったりを表しているようである。

 首飾りも一つではなく、多数付ける種族、部族もあり、これはお洒落にかかわるようだ。

 

 後は夫人限定らしいが、頭に付けるものの一つに、冠ではなく、鉢巻状態の布に、飾り物を付ける風習がある部族、あるいはそういう国もあるという。

 まったく、田舎では見た事もない、そうした人々が第三王都には少しいた。

 今まで私が見ていたのは、何だったんだろう。トドマやカサマには全くいなかった。

 そして、アグ・シメノス人は、そういうのとは無縁だ。

 

 商人たちも、あまりそうしたものを外では付けないらしい。つまり身内と関係者が集まる、内々の集会などで付けるようである。

 そういうものに参加した事も無ければ、見た事も無いのだから、知らないのは当然と言えた。

 

 あとはリングだが、通常は真鍮。金だの銀の物もあるがかなりの高級品。

 理由は簡単。鍍金(メッキ)がないからである。つまり、いくらか混ぜ物をした金で作るか、同様にいくらか混ぜ物をした銀で作るかという事になる。

 

 このリングも、元の世界のイヤリングとは少し違い、やや小さいものを幾つもつける。このリングに色がついたものや、宝飾加工されたのもあるようだ。

 リングの一部を切り欠いて七宝の硝子を載せるのもありだろう。

 ただ、出来上がった硝子部分が少ないとほぼ模様はできないので、色での変化だけだ。

 銅で作って、耳に付ける部分は切り欠いて、僅かに力を入れて、耳に固定させるやり方で、基本的に耳に穴は開けないという。

 彼らの耳は大きいし、けっこう耳の縁は厚い。そこにつけるわけだ。

 

 スッファやキッファでは見ることはなかった。

 つまり、これも付ける部族とか、あるいはそれを好む人種とか、色々あるわけだな。第三王都の第四商業地区でやっと、そういう人々を僅かに見たな。

 

 被せるものは、耳の尖った部分に付けるのだが、様々な模様が彫り込まれたものを付けるらしい。

 私は、ここで細工の人たちが作っているものを、色々と眺めていく。

 もし、これを本気でやるなら、学ぶ部分が多そうである。

 

 「チーブル。ご苦労だった。作業に戻ってくれ。では次にいこう、ヴィンセント殿」

 「はい」

 

 次の作業場所は、少し移動して第二作業所である。

 ここは小型の炉がいくつもあり、やっているのは七宝焼き。ここではそれを何と呼んでいるのかは判らないが。

 

 「ここの責任者はアダモ・ミシューだ。ミシュー。来てくれ」

 親方がそう言うと、また一人の男性がやって来た。

 「ミシュー。ヴィンセント殿に、説明して差し上げろ」

 

 「アダモ・ミシューと言います。ヴィンセント殿。簡単に言えば、ここでは硝子の粉を焼いて、銅板の上に溶けた硝子で模様を造る所です。硝子焼き細工と呼ばれています」

 「はい」

 

 七宝焼のようなものは、隣で陶器をやっている陶芸硝子工房がやっているように、色の付いた硝子を仕入れ先から取り寄せてこれを細かく砕き、細かい砂のようにしてから水を混ぜる。

 この粉を銅板を切ったベースの上に乗せて、焼くわけだ。

 塗るというよりは、盛り付ける形で絵や模様も描ける。

 

 銅板の裏側には、熱による変形を防ぐため、裏引きといって先に硝子を焼き付け、表側は磨く。本当はアルコールで拭くのだが。

 これは先にやっておく必要がある。

 

 ミシューは別の職人に呼ばれていた。

 「親方、すみません。あちらで呼ばれています。何か面倒ごとかもしれないので、行ってきます」

 「ああ。片づけて来てくれ」

 

 私の見極めの目で見ると、ここの炉の温度は八三六度Cだ。一応は、それっぽい温度に出来ている。これで二分弱ほどの時間で、溶けて色が出る。

 本当は八〇〇度Cである。ここはやや高めだな。

 これは酸素が少ない状態で行う必要がある釉薬もある。還元させて色を変化させるのである。それで炉には扉が付いている。

 

 これはできそうだ。

 

 「ふむ。これはヴィンセント殿はやりたそうだね。あとで、ミシューに話をしておこう」

 「はい」

 「では、次を見に行こう」

 

 錫細工。これも形のリクエストが有れば、楽なのだが。

 まあ、鳥とかが良いのかも知れない。

 ここで数人の職人が作っていたのは、よく分からない獣だった。

 熊ではなさそうなのだが。あれは何だろうな。

 ああいうのが喜ばれるのだろうか。

 

 木型を造って粘土で型を造り、錫合金を流し込む。基本は全く同じである。

 どれもこれも、大きさは小さい。

 

 暫く見ていると、アスデギル親方はもう歩き出していた。

 「では、次を見に行こう」

 「はい」

 

 暫く歩いて、第三作業所についた。

 「ここが、今の私の工房では一番の稼ぎ頭になった銀糸細工だ」

 「はい」

 「ここの責任者はメウェン・ブルトンだ。ブルトン。ちょっと来てくれ」

 アスデギル親方が呼ぶと、一人の男性がやって来た。

 

 銀糸細工。金糸細工。幾人かの職人が針を使って、銀の糸で華を造っている。

 大きさは然程ない。直径で四センチほどしかない。

 

 私はリルドランケン師匠の下で、銀の細工は作らされたが、銀の塊のような高級品は、普通には売れないだろうし、お金のある商会しか扱わないだろう。

 この銀糸細工は、あのマインスベックのマーケットの中にある細工屋でみた。

 あの店には、私がやったような銀製の鋳型の像を削っていくような細工は一つもなかった。

 ブルトンは、金や銀の糸の作り方から説明してくれたが、まずそこからなのか。まあ、そうなるよな。

 

 ここでは、金糸銀糸を使って鳥や動物の形、植物の花などを造っていて、小さいながら華やかだった。

 これをここではメインにしているのか。だが、糸づくりの基礎から学ぶのは相当かかりそうで、修行の期間は長そうだ。

 

 「では次に行こう。次は革だな。とはいっても当工房では小さなものだ」

 「はい」

 

 革を使った製品も細工製品は多く、とてもではないが、全部覚えるのは無理だった。

 数人の職人が小さなバッグのようなものを造っていたが、これはポロクワのジウリーロの店で、千晶さんが以前買った物に似ている。ポーチのようなものは作っていないらしいが、背負い袋はやっていた。とはいえ、私が好むようなしっかりした造りの登山用のようなリュックではない。

 小さな革のバッグには、幾らか細工の施された飾りがついていて、それが華やかさを加えている。

 そうか。そういうのもありなのだな。

 

 細工製品と言っても、その裾野は広かった。

 考えてみれば、同じ細工職人でも、リットワースは革鎧を専門としていた。勿論、他のものも作れるだろうけれど。


 リルドランケンも、あの村では虫避けの線香しかやってないが、時々、卓や椅子を納品していた。

 彼は木工が得意なのだろうけれど、一線から退いた彼は、殆ど作っていない。それでも、私には錫による金属細工と革靴の作り方を教授してくれたのだった。

 私も木工の方は、彫るのはできるのだが、何を彫れば良いのか、それがわからない。

 「ここでは、革の、靴は、造らないのですか?」

 「ああ。うちではやっていないね。そんな物をここで引き受け始めたら、どれくらい人が必要になるやら。人も場所も足りない。だから、うちではやらない」

 「分かりました」

 まあ、大がかりにやるとなったら、そうとう皮を煮たり、乾かしたり、叩いたり、切って合わせたりで、場所、人が必要なのは確かだ。つまるところ、ああいうのを細工でやるなら、特注品をぽつぽつ作るという事になる。だが、それは大手の細工工房では時間ばかりかかって、あまり金にならない注文という事だ。

 そういう事であろう。

 

 「では、次を見に行こう」

 

 細工の箱。中に鉄板入り。

 様々な大きさの箱に飾り彫りを施したうえ、そこに真鍮で作った飾りが四隅に取り付けられている。中の鉄板は、それなりに強度を確保する為か?

 よく分からないが。

 

 「これで終わりだ。硝子焼き以外に、君の興味を引いたものはあるかな」

 とはいえ、細工は余りにも多岐に渡っていて、自分がどれをやればいいのかすら、分からない。

 「とても沢山あって、全ては学べません」

 

 範囲が広すぎて、すべてを学ぶのは無理だった。

 「はははっ。まあ、そうだな。職人は大体は一つの物を専門にやるのだよ。ヴィンセントお嬢さんが、どういう独立細工師になっていこうとしているのかに、掛かっている。君が大手の工房に入るにしても、自分の得意とするものを持っていないと、その細工工房で困るだろう」

 

 ふむ。これは、ケニヤルケス親方が言っていた刃物と同じだな。私が工房を構えて、沢山色んな注文を受けるようにするのなら、色んな刃物を知る必要がある。そうではないのなら、私が造れる範囲の物でやっていくか、あとは工房にお手伝いで入る独立職人か、一人でやれる程度の小規模な炉で少数造っていくか。という事だった。

 細工もまったく同じだろう。木工や、錫細工はかなり行けるし、銅板とガラスの粉さえ手に入るなら、七宝焼きも行ける。あとは革の靴か。それで十分かもしれないな。あまりにも沢山の物を見過ぎて、迷っていてもしょうがない。

 

 あとは、細工の傍ら、販売とか、材料仕入れも学ぶ必要があり、仕入れと販売の帳簿が必要なのが鍛冶の場合と同じだが、混ぜてしまっては不味いのだろうか。

 たぶん、不味いのだろうな。きちんとした帳簿を用意して、会計を分けるほど造るかどうかだな。

 あの枚数沢山の帳簿は値段も高い。バラの奴を買って、その都度記録がいいかもしれん。

 

 

 つづく

 

 あまりにも手広いアスデギル工房の細工を見て、どれをやるべきか迷う、マリーネこと大谷。

 今後、自分がやっていく上で、役に立ちそうな細工はどれなのか。

 

 次回 第三王都での細工2

 休日はまず、次の節の部屋代をまとめて支払ってしまい、また図書室に行くのだが、捗々しい結果は得られない。

 

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