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241 第20章 第三王都とベルベラディ 20-28 第三王都の南で討伐任務3

 魔獣の攻撃を剣で受けたことで、『何か』の粉を吸い込んでしまい、倒れたマリーネこと大谷。

 討伐隊は、先に進むのではなく、キャンプ地に戻っていた。

 マリーネこと大谷が意識を取り戻したときは、もう夕方だった。

 

 241話 第20章 第三王都とベルベラディ

 

 20-28 第三王都の南で討伐任務3

 

 ……

 

 瞼が重い。

 腕と足の痺れが治るのに、暫くの時間が必要だった、らしい。

 目を開けると、青空、ではなく天幕だ。上から油ランプが提げられているのが見えた。

 

 そうか……。私は膝立ちの状態から倒れて、寝たままだったのか。その後に、どうやら運ばれたのだな。

 

 「おお。ヴィンセント殿。気が付かれたか」

 私を覗き込んでいるのは誰だ。

 顔を見て名前が出てくるまで、暫くの時間がかかった。

 

 「……アーレンバリ隊長。先ほどは、すみませんでした」

 「ああ、いやいい。君に突き飛ばされたが、ああして貰って居なければもっと酷い事になっただろう。私は逆にお礼を言わねばならない」

 「ヴィンセント殿。動けるか」

 副支部長のヴァルデゴードも私を覗き込んでいる。

 「君まで倒れて動けなくなってしまったら、打つ手がなくなってしまう」

 イケメンに覗き込まれていて、顔が近い。これはドキドキするシーンなのかもしれないが、私は背中がもぞもぞしそうな感じだった。

 

 「いえ、私は、大丈夫です」

 私は両手を脇について起き上がった。

 「私の剣は、どこに?」

 「ああ、君の剣の大きいものと小さいほう、揃えてそこに置いてある」

 副支部長が指差すところに、私の剣が置かれていた。

 

 「解毒は致しました。ヴァルデゴード副支部長」

 横にやってきたのはマレン・ミュッケ治療師。今回の応援部隊についてきた独立治療師さんだ。わざわざこのテントまで連れてきたのだな。

 「ミュッケ独立治療師殿。ヴィンセント殿の具合はどうなのだろう。本人はもう平気だと思っているようだが」

 「そうですね。驚くばかりの回復力です。呼吸困難に陥って、窒息死もありうる状況。ガギゥエルの毒玉攻撃を受けたのですよね?」

 それには副支部長補佐が答えた。

 「ああ。ヴィンセント殿がその大きな剣に当てたんだ。私はその直前に彼女に弾き飛ばされてね。影響を免れたようだ」

 

 「そうでしたか。彼女は麻痺もあったはずです。普通ならですが、麻痺と毒で死んでいておかしくありません。ただ、彼女は生命力も強いようです。毒の影響は僅かでしたし、こんなに早く麻痺から回復するのも普通ではありません。診た私の方が驚くようなことばかりでした」

 「そ、そうか」

 副支部長は当惑していたようだった。

 

 「それで、ミュッケ治療師殿。ヴィンセント殿は明日は出しても大丈夫だろうか?」

 「もう起き上がるほど回復してらっしゃいます。あとは本人次第で御座います」

 そこで、副支部長は私の方を見た。

 「ヴィンセント殿が、問題なければ、明日、再び林の方に行くので、一緒に、行ってもらいたい」

 彼は慎重に言葉を切りながら、私に語りかけてきた。

 「分かりました。私はもう大丈夫ですから」

 

 私は起き上がって、それからダガーを確かめる。私の腰から剣帯が外されていて、鉄剣も鞘に納められていた。

 剣帯を腰に付けて肩にかけて鉄剣を背負い直し、ダガーは四本とも腰から外されていたので、それを結び直す。 

 いつでも準備良しと言いたいが。そうもいかないだろう。

 

 「ヴィンセント殿。今日はもういいんだ。もう夕暮れになっている」

 副支部長補佐が私に声をかけてきた。

 「そろそろ、夕食にしよう」

 

 「はい」

 私は背負ったばかりだったか、鉄剣の付いた剣帯を下におろす。

 

 テントの外に出ると、もう黄昏時だった。西に二つの太陽が沈み、南西にある山はもう真っ黒だ。

 黄昏時の西の空の上は、急激にオレンジ色から蒼が濃くなって、星空が広がる。満天の星空に斜めに横切る星々の大河。久しぶりに見る気がする。

 南西側が山々で見えないのが残念だ。

 

 ……

 

 テントではなく雨除けのタープを張った簡易(かまど)の所では、既に火が熾されていて、大きな鍋から湯気が上がっていた。

 

 治療師の方も入れれば一四人か。野営で作る食事としては多い部類に入るのだろうと思ったが、隊員たちはてきぱきと調理をこなしている。

 たぶん宿の方から持ってきたのだろう。見渡すと、女性用にした天幕の横に小さな荷車があった。そこには革の袋が積まれていた。

 なるほど。

 私を連れて一度撤収した際に、宿の方から治療師を連れてくるときに、材料もだいぶ持ってきたのだな。

 水は、山の方から流れてきているらしい小川がすぐ近くにあって、そこの水が飲めるらしい。

 小川から水を汲んで、料理に使っていた。

 

 ……

 

 暫くすると夕食になった。やや大きめの木の器に、たっぷりとシチューのような物が入っていた。テントの方から革のシートを持ってきて、その上に座って食べる事になる。

 木製のスプーンも渡された。

 

 手を合わせる。

 「いただきます」

 

 味の濃いシチューだ。野菜と干した魚が入っている。

 私はそれを食べながら、今日、何がいけなかったのか、考え始めた。

 それは、あの赤い球だ。頭の中に警告は確かにあった。それを剣で当てたのが不味かったのか。あれが強酸だったのなら剣がやられている。

 剣に当たった瞬間に、赤い球は砕け散ったのだが。何か変な霧になったのだ。あの霧が特殊な攻撃だったのか。

 

 ……

 

 「そういえば、ヴィンセント殿はガギゥエルを斃した経験は?」

 シチューを食べながら副支部長が訊いてきた。

 

 「トドマでは、出たことが、ありません。湖の東の、カサマの街道には、いるようですが、私が、カサマで街道掃除した時は、出ませんでした」

 「そうか。そのぶんだと、メルイヌエも、か」

 「はい。初めて見ました」

 

 「それでよく、あの腕の攻撃を撃退したものだな。貴女のあの時の剣の速度は、あいつの見切りと腕の硬化を超えていた」

 副支部長はシチューを頬張りながら、なおも言いつのった。

 「私は、初めて見たよ。まさかあいつの腕がばらばらに斬り飛ばされるとはね」

 そこに器を持ったまま、アーレンバリ副支部長補佐もやってきた。

 

 「ケンブルクが、まるで子供のようにあしらわれたと、大騒ぎでしたからね」

 「ああ、そうだったね。メルイヌエの腕を切り飛ばして見せるほどの腕ならば、グスタフでは相手にならなかっただろう。本当に、その試合が見れなかったのは残念だ」

 そういいながら、副支部長は笑っていた。

 

 「副支部長殿、ガギゥエルの、あの攻撃は、何だった、のでしょうか」

 訊いてみるしかない。

 

 「ああ。あれか。あれは、敵が群れていると割とすぐに撃ってくる。あの赤い球は、狙った的のやや上で破裂するんだ。そして霧のように、粉をばらまく。それを吸い込むと、ヴィンセント殿が今回倒れたように、痺れ、というより麻痺だな。そして吐き気、これは毒による。そして麻痺が呼吸にも及んで、呼吸困難になり、倒れる。そうなると、あいつらがやってきて、生きたまま喰われる」

 まるで、何でもない事のように、淡々と説明しながら副支部長はシチューを食べている。

 

 「今回は一頭でしたが、現れて直ぐに一斉に赤い球を吐き出すのがよくありましてね。そうなるとかなりの犠牲が出ます」

 アーレンバリ副支部長補佐が補足した。

 

 「なるほど。判りました」

 

 「まあ、今回は無かったが、メルイヌエは腕の先から錯乱させる粉を出す。これも要注意だな」

 副支部長が説明を加えた。

 「実は、あの腕が何なのかすら分かっていないんだ。よく伸びるしな。更にはあの腕の何処でも、まるで鉄のように硬化させる事が出来るから、あの腕が盾になるんだ。まさかヴィンセント殿が、相手の腕が硬化する前に叩き斬るとは、思いもしなかったがな」

 

 副支部長は淡々と話しながら、既に四杯目のシチューを片付けているところだった。

 

 味は濃いが、旨味もあって調理していたあの銀階級の三人が、こういう野営の炊飯に慣れていることは判った。

 

 いい味だった。

 

 「ごちそうさまでした」

 手を合わせる。少しお辞儀。

 

 木の器は小川で軽く洗って、炊飯場所に持って行った。

 

 焚火は、竈以外にもあって、みんなそれを囲んで話していた。

 

 「矢は回収したが、だいぶ折れたようだ。明日で終わらないなら、補充が必要だ」

 「そうね。私も半分しか回収できてないから、明日の戦い次第だけど、宿の方から持ってくる必要があるわね」

 テッシュとルルツが矢の相談をしていた。

 

 「そうか。判った。明日で終わると言う事はないだろう。ゴードリック。明日の朝に荷車で宿に向かってくれ。矢はありったけ持ってくるんだ。そのあとはこの野営地の警護だ。」

 「隊長。了解です」

 そう答えたのは今日、副支部長の横にいた銀階級の前衛戦士だ。

 何しろ名前が覚えきれない。

 

 その時にミュッケ治療師が横に来た。

 「これを飲んでおきなさい。ヴィンセント殿」

 木の器に何か、変な液体が入っていた。

 

 「これは?」

 「貴女の体の毒は多分抜けたと思います。ですからもう解毒剤は必要ないでしょう。これは強壮剤です」

 「分かりました」

 一口飲んでみると、とんでもなく苦い。顔が歪んだ。

 

 ありがちだよな。こういう薬がとんでもなく苦いとか。

 

 元の世界でも、高麗人参の粉が恐ろしく苦かったのを思い出した。元の世界の日本での話。昔、とあるソフト会社に勤務していた時にその会社の社長がお隣の国からそれを買っていた。国際通販などというものが、一般的になる、遥か遥か前の話だ。異国業者からの直輸入だ。それを会社に持って来ていて、私もよく飲まされた。

 混ぜ物が一切されていない、純粋なそれの粉は、とてつもなく苦いのだ。あれは普通には飲めない。よほど苦みに慣れて耐性が出来ている人でない限りは、お湯に溶かしてから、砂糖や蜂蜜を追加して飲むのだと教わった覚えがあるほどだ。

 

 残念だが、ここでは砂糖など出ない。

 もう、しょうがない。目を閉じて一気飲みした。

 口の中が苦みで一杯だった。

 

 大急ぎで木の器に水を入れて飲んだ。

 

 「苦いですね」

 それだけ言うのがやっとだ。

 「それを一気に飲むのも凄いわねぇ。貴女は色々、普通じゃないわね」

 そういって、ミュッケ独立治療師は笑った。

 

 笑い事じゃないぞ。この苦さは。

 

 「今日は早く寝てくださいね」

 「分かりました」

 取り合えず、剣をもって女性陣の天幕の方に行く。私の寝る場所があるはずなのだ。

 しかし、ベッドはない。まあ、そんな嵩張るものを用意するはずがないのだ。

 あったのは、ハンモック。私のだけ、低いのですぐにわかった。

 

 これは天幕の中で、柱が打ち込まれていて網の左右を縛って柱の間に垂らしただけだ。

 これで寝る場所になるのだから、こういうものが一番利用しやすいのだろう。ハンモックの中にいくらか布があった。まあ、これに(くる)まって寝ろと言う事か。

 男性陣の天幕の中には、これは無かった。つまり、彼らは革のシートを敷いてその上に雑魚寝という事になる。

 そんなんで、風邪を引いたりしないんだろうか。

 

 夜中の見張りとか、彼らが交代でやるのだろうか。

 

 ま、まあ。そこは私が心配してもしょうがない事だな。私は万が一を考えてダガーを抱いて寝ることにした。

 

 ……

 

 翌日。

 

 慣れないハンモックでは熟睡も難しかったが、なんとか寝れたらしい。

 起きてやるのはストレッチ。と言いたいが、この場所ではできない。ハンモックを降り、ダガー二本をいつものようにつけた。

 

 外に出る。まだ薄暗く夜明け前だ。見張りの人が二人いた。残念ながら名前は覚えていない。

 「おはようございます」

 「おや、おはよう。早いね。まだ寝ていていいんですよ」

 「いえ、これから、朝の鍛錬ですの」

 私はお辞儀する。

 

 顔を洗って、まずはストレッチから。そして柔軟体操。次は空手と護身術だ。続けてダガー二本の謎格闘術。

 

 ブロードソードを宿に置いてきたから、この鉄剣では居合抜刀が出来ない。

 仕方ないので、鉄剣で剣の型を一通りこなす。

 だいぶ朝が近くなってきた。南西の林の方は(もや)がかかっている。霧なのか。

 

 今回の敵は、空中だという。転ばされたらやばい。即座に(さら)われるだろう。それが誰であろうと。

 五体もいるらしいから、数を減らす前にそれをやられるとこちらの隊が崩壊する可能性が高い。

 風を起こせるとか言うし、本当に厄介な敵だ。

 

 私が剣を振るっていると、いつの間にか副支部長が後ろに来ていたのが判った。いつからいたのか。

 

 私は地面に置いた剣帯に剣を収める。振り向いて挨拶。

 「おはようございます。副支部長殿」

 私は軽くお辞儀した。

 

 「貴女は毎日、あれだけの鍛錬をこなしているのか」

 「はい。場所があれば、毎日です」

 「なるほど。貴女の剣術と体力は毎日の積み重ねだな。正直言って、最初の方の体術を全てこなすだけで、銅階級以下は脱落しそうだな」

 そういいながら、副支部長は笑っていた。

 

 「もう少し、簡易なものならついていけるかもしれないが、貴女のあの体術の動きは、そうそう簡易に出来なさそうだ」

 そういって、彼は片眼を瞑った。

 この人も、この仕草が多いな。

 

 「もう少ししたら、朝食にしよう」

 彼はそう言って、自分の天幕に向かって行った。

 

 体術……か。私の空手と護身術の事だな。私からしたら支部長が垣間見せた体術の方がよほど興味がある。

 支部長はもしかしたら、少林拳みたいな動きを見せるのではないか。とか想像してしまうのだ。

 

 朝食は簡単なものだった。燻製肉を薄く切って焼いたものと、硬い硬いパンと濃い味のスープ。

 

 ……

 

 朝食を終えると、前日に副支部長の横にいた銀階級の前衛、ゴードリックとかいったっけ。彼は荷車を引いて、宿の方に向かった。

 「今日はアードルフが来てくれ。ゲレオールとシュリックは食事の後片付けをやって、ここの警備だ。()()()()()()ミュッケ殿に怪我だけはさせるな。異常事態なら、狼煙で知らせろ。宿の方に撤収するんだ。いいな」

 「隊長。了解です」

 二人が敬礼している。

 

 「では、出発だ」

 副支部長の号令一下、全員が隊列を組んだ。私の位置は副支部長補佐の後ろ。慌てて鉄剣を背負い、位置についた。

 

 今日は、風がほとんどなかった。南西の林はまだ、霧に煙っていた。

 

 ……

 

 林に近づいたが、今日はまだ背中が反応しない。

 北側には草原と農地が広がっている。そしてその先、遥か北に第三王都だ。遮るものがほぼ無い。(まば)らに生えている木々があるのみ。

 北西の方に町が見える。第三王都から南に向かう道の途中にある町だろう。

 ここからだと北西方面には大きな山とか森がないので、そっちが見えているのだ。

 

 この小径の先、林のそばを通って、先にネマという村があり、そこが、半壊したという現場だ。流石にそこに野営するわけには行かなかったのだな。

 

 一行は、隊列を組んだまま林の横を通っていく。

 

 

 不意に樹々を揺らす音がした。何かがいる。しかし姿が見えない。

 背中は無反応だし、頭の中の警報も鳴らない。なんだろう。

 

 「アーレンバリ隊長。樹々の上に何かいますね」

 私は南側の林の方を指差す。

 暫くして、何か白い毛が見えた。体毛は真っ黒のようだ。姿は猿のような生き物に見える。

 

 「ああ、あれは『ガザキス』だ。顔が白いから雄だな。雌は顔が赤いのだ。極めて社会性のある行動をとる者たちでね。普段は集団で暮らす。言葉はあるが文字は持たず、我らの言葉は通じない。彼らもこちらと関わろうとはしないのでね」

 「わかりました。体は随分と小さいのですね」

 

「ああ、体が小さいだけでなく、寿命も短いのだ。たった一五年か一六年しか、生きられない。生まれて四年ほどで成人となり、夫婦は一生別れないで暮らし、片方が死ぬともう片方も、何故か死ぬという。不思議な種族なのだよ。ヴィンセント殿」

 「ありがとうございます。私は、まだまだ知らない生き物ばかりです」

 そういうと、アーレンバリ隊長はこちらを向いてふっと笑顔を見せたが、また直ぐに前を向いた。

 樹々を揺らしていた、その猿人のような生き物は、何か啼き声を数度上げたが、やがて林の奥に消えた。

 

 何だろうな。何かの警告かもしれない。社会性のある生き物というのは、どんな生物であろうと何らかの知性を持っていることを示す。

 あの猿人のような生き物は、我々に何かを知らせたかったのだ。たぶん。たぶん……。

 

 一行は、ようやくネマの村に到着。あちこちの家が壊れている。

 村人は避難しているので無人だ。生き物の気配がしない。

 

 そこにあったのは、まるで竜巻が襲ったかのように、一直線に、破壊された痕だった。

 

 

 つづく

 

 夕食の後、強壮剤として恐ろしく苦い薬を飲まされる。

 翌日は何時もの様に、早朝稽古から。

 朝食をとって、討伐隊は破壊された村へと向かうのだった。

 

 次回 第三王都の南で討伐任務4

 破壊された現場を、少し見て回りその後、森の手前へ向かう討伐隊とマリーネこと大谷。

 そこでも魔物を察知するマリーネこと大谷だった。

 

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