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117 第15章 トドマの港町 15ー24 続・山での警邏任務6

 小糠雨こぬかあめの降る中、ギングリッチ隊長らと共に魚醤工場近辺の警邏に向かうマリーネこと大谷。

 117話 第15章 トドマの港町

 

 15ー24 続・山での警邏任務6

 

 翌日。

 

 私は今日からまた、日替わりで勤務である。

 起きてやるのは、いつものストレッチ。準備体操。

 そして空手と護身術。

 服は普段着。この異世界に来た時に貰っていたアレ。

 

 今日も早朝から朝靄(あさもや)が凄い。辺りは(かすみ)(けぶ)っていた。

 その中で私は剣を振るう。

 ブロードソードが靄を切り裂くたびに、空気が乾いた口笛のような音をたてる。

 動きを止めると霞が纏わりつく。

 

 ミドルソードでもやってみる。

 この剣でも速度はほぼブロードソードと同じになった。

 今日は霞もこのままなのだろうか。これは相当濡れそうな気がする。

 マントをつけていくしかない。そうなるとリュックに剣は付けられない。

 今日はブロードソードとダガーだけだな。

 

 ダガーを使った我流格闘術。両手ダガーで空手の動きと護身術の動きを混ぜた私だけの格闘術だ。

 汗がでるまで繰り返した。

 

 一頻り終えて、井戸で頭と顔を洗ってから、部屋に戻って濡れた顔と頭を拭いて、ツナギ服に着替える。

 来ていた服はロープに通して干した。

 

 リュックから丁寧に畳んで仕舞っておいたマントを取り出す。

 今日の現場は魚醤工場近辺だ。マスクを忘れずに。一つはポーチに入れた。

 タオル二本、あとはマスクを一つ予備にリュックに入れる。

 水を入れた革袋はポーチの所に紐で結んだ。

 言うまでもなく、雨の時は余程の事がない限りは、リュックを下に下ろせない。

 水はリュックを降ろさずに飲めるようにするために、ポーチの横に縛ったのだ。

 

 リュックを背負ってからマント。かなり長めに調整してあったので、背負った上から羽織っても、なんとか腰まである。リュック前提ならもう少し長めに調整しても良さそうだ。

 扉に鍵をかけて出発。

 鐘がなる前に門について、門番の人に挨拶。門番の人たちもマントを羽織っている。彼女たちのこの姿は初めて見た。

 

 何時ものように剣を出したいが、今日はダガーとブロードソードだ。

 左手にブロードソードで右手にダガー。

 本来とは逆だな、これは。左手でダガーを握ってパリーイングダガーにするのが当たり前なのだろうけど。

 

 頭の中にあの時の黒服の剣をイメージする。

 ブロードソードで相手の剣を僅かに弾く。その瞬間に一気に大きく右足を踏み込み、腰を入れてダガーを突き出す。左手の剣は手を腰に引いて次の動きに備える。

 間髪入れずに右足を引いて、左手の剣を前に。相手の剣を弾くために構える。

 右のダガーも引いて(へそ)の前。

 本来は右のダガーでも弾く事が出来るようにしないといけない。

 黙々とシャドウを続ける。

 

 鐘が鳴って、男衆が出てくる。

 ブロードソードを二度、大きく払って、露を飛ばして鞘に仕舞う。

 

 今日はギングリッチ隊長と魚醤工場近辺の警邏だ。

 副長は、くじ引きでここを引いてしまった、カロー・ハンだ。彼も銀二階級。

 彼は他の人たちと明らかに顔立ちが違う。

 エラの張った顔立ちで、ややおでこが出ている。鼻は短くやや低い。眉が濃く、目は細く切れ長。耳は妙に幅があって先端は尖っている。

 肌はすこし赤銅色である。髪の毛の色は焦げ茶で、やや天然パーマのような癖毛であった。背の高さは二メートル程で、この警邏隊の中では目立たない身長だった。

 こういう顔立ちの人を他では見た事がないので、どこか遠い異国から来たのかもしれない。

 ギングリッチ隊長が、全員を確かめている。この班の他の二名は銀無印。

 他の三班は班長が銀一階級である。他の隊員たちは銀無印か、銅三階級。

 

 今日は濃密な朝霞だと思ったのだが、それは明るくなると晴れるという事も無く、そのまま濃霧になった。

 それで臭いは少ない。私はマスクをポーチに入れたままだった。

 

 魚醤工場に向かう人員がやけに多いと思ったら、半分は夜警邏の人たち。

 クジの中で一番不人気な現場。昼間寝て、夕方から翌朝までの夜警邏というなかなかきつい仕事だ。灯りは油のランプしかないし、夜はどのような獣が出るかわからない。

 とはいえ、夜の警邏は本当に工場の周りだけだ。下手に奥に行って魔獣に襲われれば、警邏の彼らが助からない可能性が高い。そんな危ない事をするメリットはないのだ。たぶん、夜の警邏は魔獣が出て来て、工場を襲おうとするかの確認とか、場合によっては追い払うといった所だろう。

 

 一番手前の工場から順に立ち寄り、夜警邏の人たちが、中に入っていった。そして、外警邏の四人が付近の警邏を開始。これで一気に八人減る。

 私たち一行は先に向かい、途中の工場で更に八人づつ、そこに置いていく。ケンデンの魚醤工場に到着して最後の夜警邏の四人が中に入っていくと、いよいよ警邏隊隊長率いる隊員たちで、一番奥の警邏が始まる。

 

 濃霧は、次第に小糠雨(こぬかあめ)に変わっていった。私はフードをしっかり被る。

 他の隊員たちもフードを被ったマント姿である。

 「泥濘(ぬかるみ)に気をつけろよ。転ぶと怪我をしかねないぞ」

 ギングリッチ隊長が周りに声をかけたが、たぶんこれは私に向けたものだろう。


 魔獣の気配はまだない。この小糠雨で私の臭いもきっと拡散していない。

 下生えが少しあって、その草で忽ち私の足元が濡れてきた。確かに足元はあちこちが泥濘(ぬかる)んでいる。

 

 ギングリッチ隊長を先頭にして、二番目が私。他の二人は左右に広がった。

 副長のカロー・ハンが殿(しんがり)である。

 だいぶ奥まで進んでいる。

 少し獣の気配がした。たぶん、大きくはない。小動物だろう。

 「隊長。獣の気配が少しありますが、魔獣は近くには居ません」

 そう言うとギングリッチ隊長が、全員に休憩を取るように促した。

 「全員休憩」

 私も立ったまま休憩。ポーチの横に結んだ水の入った革袋を取り出して、少し水を飲む。

 しかし隊長は休憩を取らなかった。彼はずっと辺りを凝視している。

 たぶん彼は見張っているのだ。であるならば私がどうこう言うのも気が引ける。

 「休憩はここまでだ」

 隊長は静かにそう言うと全員が崩していた姿勢を正した。

 再び、皆が剣を抜いてソロソロと歩き始める。

 

 更にすこし進むと背中に寒気とややゾクゾクするような疼くような感じがあった。

 間違いない。何かいる。

 「隊長。止まってください」

 「どうした、マリーネ殿」

 「何かが、います。この先に。たぶん魔獣です」

 そう言ってしゃがみ、濡れた地面にそっと左手をついた。

 目を閉じる。警邏隊の全員が動きを止めた。

 この背中の感覚、何かに似ているのだが今までに出会った魔物ではない。

 「左の方です」

 私はその方向を指さした。

 やや下生えが密集して藪になりかけた場所がある。

 

 そこから小型の魔獣らしき獣が走り出てきた。

 赤茶色の体毛の中に黒い斑がある中型犬のような魔獣、身長は一メートルか。足はやや短い。それで肩高はそれ程なく七〇センチくらいか。尻尾は一五センチほどだろうか。かなり短い。

 中型犬に見えるが牙は大きい。額に小さな角。獰猛そうな顔。耳は左右でやや大きく尖っていた。

 「散開!」

 ギングリッチ隊長が指示すると右手の隊員も近い位置でやや右前方に出た。

 副長もすこし、前に出てきて距離を詰めた。

 

 どうやら、私だけじゃなく全員に向かってきているのだ。

 私の臭いは、この雨でかき消されている。

 「ジルドレェ! そっちに行ったぞ!」

 ギングリッチ隊長が叫んでいる。

 私の左手、やや離れた位置にいるジルドレと呼ばれた隊員は少し長い剣でやや下気味に右横から払ったのが見えた。

 

 魔獣は右脚付け根から後ろにスッパリ斬れて傷口から鮮血を吹き出し、そこに転がって四肢を激しく痙攣させていた。

 まだ左手には魔獣が来ていた。そこにカロー副長が走り込んできた。

 彼もまた少し長い剣で魔獣の胸を突き刺し、刺殺。

一瞬ビクッとなった魔獣はそのままそこで動かなくなったのが見えた。

彼が剣を引き抜くと傷口から血が流れ出ている。

 

 私の正面に来た魔獣は、口から腐臭の漂う嘔吐物のようなものを吐き飛ばして攻撃してきた。

 勿論、これも酸性なのだろう。下生えが煙を上げて溶けていく。

 猛烈な速さで嘔吐物らしきものを連続で吐き飛ばしてくる。

 私は慌てて、後ろに飛び退いた。

 もはや嘔吐の放水に近い。更に横にもう一頭魔獣が並び、同じ様に嘔吐の放水が始まった。彼らは全く動こうともせずに、嘔吐物らしきものを飛ばし続けている。

 しかし、魔獣とて生き物である以上は、そんなに長く続けられるはずがない。

 もう周りは酸性の嘔吐物でドロドロになっている。嘔吐物の当たった樹木から、樹皮が剥がれ落ちた。辺りには猛烈な腐臭が漂う。

 

 右側のやや離れた場所にも現れたが、それは右側の隊員が斬り捨てた。

 彼の名前は判らないが。

 しかし奥からまだやってくる。

 かなり移動してくるので乱戦になった。

 

 私は正面の嘔吐が止まったその瞬間、走ってそのドロドロの場所をジャンプして飛び越え、抜刀。そのまま左からの剣で魔獣を斬り捨てた。

 更に横に居た魔獣には腹を横からブロードソードで突き刺す。

 その間にものギングリッチ隊長のほうに二頭が向かったが、彼もやや長い剣で二頭まとめて、剣で斬り払っていた。

 

 その時、急に魔獣たちは逃げ出し始めた。

 ギングリッチ隊長は二回剣を空で払って、鞘に収めた。

 「追わなくていいぞ。不必要な危険は侵すな」

 隊長が一言言うと、他の三人は多量の嘔吐物による腐液溜まりを避けて魔獣の死骸を集め始めた。

 私は剣を仕舞うと静かに手を合わせる。

 合掌。

 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」

 小声でお経を唱える。

 こいつらは何故向かってくるのだろう。人を襲わなくても、食べる物は有るだろうに。

 

 結局全部で八頭だった。暫く血抜きをして血が盛大に流れ終わると、私以外の全員が二頭ずつ背負った。

 溜まった魔獣の嘔吐物は、この小糠雨で溜まった水で次第に薄められていく。猛烈な腐臭も次第に小雨に溶け込んで消えていったのだった。

 

 「ギングリッチ隊長。この魔獣は、何と、いうのですか?」

 「ああ、マリーネ殿はこれを知らないのだな。これはエキネスという。さっきも見たとおり、あの腐液を吐き出す魔獣でな。集団であれを吐かれると厄介な魔獣だ」

 「わかりました」

 

 暫くまた、森の奥を進む。

 小糠雨で濡れた地面は、だいぶ滑りやすかった。

 この山の土は雨水が簡単には染み込まない。やや粘り気のある黒い土は、粘土ではないが、水の吸収は早くないようだった。それで黒い泥状態になっていた。

 それだから、大雨で川が出来てしまったりするのだな。

 

 暫く歩いていくと、寒気とぞくぞくする感覚が来た。これは微かに覚えがある。

 私は俯いて、右手の人差し指を眉間に当てた。

 「隊長。すみません。止まって、ください。また、なにか居ます」

 「またかね、マリーネ殿」

 そう言いながら、全員に止まるよう右掌を立ててそのまま右手を後ろに向けた。

 「はい。これは、覚えが、あります」

 「ほう。強敵かね」

 この背中の感覚。ようやく思い出した。

 「いえ、確か、ゲネスです」

 そう言いながらしゃがんで左手をまたしても地面につける。

 真司さん千晶さんたちと行った、新人実習で出たゲネスがたぶん右の奥にいる。

 「ふむ。火の玉を吐かれると厄介だな。すぐにこっちにきそうかね」

 ……。

 「わかりません。ゲネスは、数頭以上、居ます。ですが、まだあそこに」

 私は右の奥を指差した。

 

 森の奥、そこも藪になりかけた下生えの多い場所だった。

 そこから不意に二頭の獣が飛び出してきた。

 

 抜刀!

 私が一頭切り裂くその時に、ギングリッチ隊長ももう一頭を斬り捨てていた。

 どちらのゲネスも激しく痙攣。首の下から前足の辺りにかけて夥しい流血だった。

 隊長はあのエキネス二頭の屍体を背中に背負っているのに、全く物ともしない。

 

 暫く、睨み合いのような状態になる。

 ゲネスは急に逃げ出し始め、森の奥から更に奥へと消えていった。

 「ギングリッチ隊長。ゲネスは、逃げて、行きました」

 「そうか。分かった。その二頭も回収しよう」

 「これは、私が持ちます」

 そう言うと隊長以外の全員が私を見た。

 「大丈夫です。これくらい、なんでも無いのです」

 努めて笑顔で答える。

 「まあ、マリーネ殿は一人であのレハンドッジの死骸を運んでいたくらいだからな。しかし、剣を振るうのに邪魔なら降ろして戦うように」

 ギングリッチ隊長がそう言うと、周りの隊員の目が見開かれていた。


 私はゲネスを足元に置いて、静かに手を合わせる。

 合掌。

 「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」

 小声でお経を唱える。

 (降りかかる火の粉は払わねばならないのだ。赦されよ。)

 

 それにしても、これは私の血の匂いではないのだろうな。私の魔石のお守りもないのに、何故か逃げ出したし。本来はそういう魔獣なのだろうか。

 私は自分が魔物たちの餌であると同時に、魔物たちが私の匂いか何かによって正常ではない状態しか知らないのだ。加えて魔石のお守りもそうだ。彼らを怖がらせているお守り。

 考えてみれば、この異世界の魔物たちが普通の状態というのを、私は全く知らないという事に思い至った。

 

 私はゲネスの首の横をダガーで切り裂いて血抜きを始めた。

 小糠雨のお陰で血の匂いがほとんどしないのは助かる。

 血抜きに暫く掛かる。

 

 ……。

 

 霧のような雨が降り続く中、二頭の血抜きを終えてロープで縛って背中に背負う。

 

 再び、五人は森の中の警邏をしながら、そろそろすこし経路を先程とは変えつつも魚醤工場の方へ戻るコースに入る。

 昼はもうだいぶ過ぎている。

 小糠雨は、如何(いっか)な上がる様子を見せない。

 だいぶ戻る途中の事だった。

 

 いきなり、背中に強く疼く感じが来た。

 今度のは、今日、今まで出た魔獣とは危険度が違うかもしれない。

 「止まって下さい!」

 自分の声が少し上ずっていたかもしれない。

 「どうされた。マリーネ殿!」

 私の緊張がギングリッチ隊長にも伝わったらしい。

 「何か。います。危険な、感じが、凄く、します」

 そう言って彼を見上げると、ギングリッチ隊長が目を細めた。

 しかしまだ頭の中にある危険を報せる警告音は聴こえない。

 

 雨に烟る森の奥からゆっくりとそれは現れた。

 全身にびっしりと長い毛の生えたサイのような頭を持つ魔獣だった。

 やや短い太い足。この雨で泥濘んだ土地を歩き続けているのだろう、足は泥だらけだった。

 がっしりした体格で四つ足の動物だが、頭には縦に角三つ。

 赤い目。長い体毛は雨に濡れていたが、やや濃い灰色で全身を覆っていた。

 

 「あれは!」

 ギングリッチ隊長が鋭い声を上げた。

 「ラグナセラゼン……。この山に出るとは、信じられん」

 「厄介な、魔獣ですか?」

 「ああ。まず硬いからな。儂らの剣が通じるかどうか」

 「そんなに?」

 「うむ。それよりも、あれはもっと開けた場所にいるのだよ。あの体格もそうだが、彼らはあの先端の少し長い角で戦う事が多い。こんな森の中では十分にその威力を発揮できまい」

 

 魔獣は他に五頭。後方にはかなり小さい個体が一頭。家族という事だろうか。

 先頭の大きな魔獣はそれこそ、これも四メートルは越えている。レハンドッジより明らかに大きい。体高は二メートルほど。隊員たちの身長とほぼ同じ程有る。顔立ちはあの短い耳でサイを連想させるが鼻の手前にある白い角は長い。その長い角の後ろに、さらにやや短い角が二本、縦列で並ぶ。胴体がやたらと太く短い足はまるでカバを連想させた。

 

 真っ赤な目には怒りも餌に対する餓えも見られない。

 移動の最中に、偶然遭遇してしまった。そう感じられた。

 要するに明確な敵意がない。

 

 どうするべきか。

 

 

 つづく

 

 次々と魔獣に遭遇する警邏隊。

 最後に出会った魔獣は、襲う気配もない物静かな巨体の一群だった。

 

 次回 続・山での警邏任務7

 警邏隊は動揺していたが、魔獣の敵意の無さを見抜いたマリーネこと大谷。

 

 そして翌日のズルシン隊長と行く伐採場でも、魔獣と遭遇する。

 これもまた、今までに見た事の無い魔獣だった。

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