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春風戦華  作者: 地球儀
11/35

其の壱拾壱:恐慌

※バンシー:アイルランド地方、スコットランド地方に伝わる女の妖精。さめざめと、ときには大声で泣き喚きながら人の死を悲しむ。

「あぁあああぁああぁぁあぁああああああああぁああぁあああああああ――――!」

レンズの奥の目を限界まで見開きながら小さな頭を掻き乱すように抱え、ボロボロと大粒の涙を零して絶叫をする。

まるでバンシーの如く、身も心も張り裂かんばかりの悲鳴。恐怖と絶望が綯い交ぜとなった表情で、開ききった瞳孔にブロンドの男だけを映して金切り声を上げている。

耳を塞ぎたくなるまでの壮絶な声量ではあったが、教え子のあまりに唐突な取り乱し方に宇佐美は我を忘れ、茫然と立ち尽くした。

大人しくて従順な性格というイメージが根付いているだけに、このような狂気に侵され自我を見失ったとしか思えない姿など、宇佐美の知る桜原伶子と噛み合わない。

息継ぎなしに迸る叫びは、既に一分近くの秒数を刻んでいる。呼吸困難を起こすのではないかという考えにようやく至り、無理矢理にでも口を塞ごうとしたそのとき、突拍子もなく悲鳴が止んだ。

空間に静謐を取り戻すも、無音の響きを残す余韻により鼓膜は引き続き苛まれている。

焦点が定まらない眼差しのまま少女はくるりと踵を返し、走り出した。

「桜原!」

咄嗟に手を伸ばすものの、指先一つも掠めることなく小さな姿はあっという間に消え去ってしまった。階段を駆け上がる音が暫し残響していたが、それもやがて遠退き、完全に消滅した。

前へ翳した掌をギュッと握り締めて、再び敵を睨み付ける。

「お前、あいつに何をした?」

伶子の姿が途絶えた場所を唖然と見つめていた青年――――リオンは宇佐美に問われ、数度の瞬きをした後ゆるりと首を横に振った。

「私は何も……」

「じゃああいつは何でいきなり逃げ出した?!あんなに錯乱して!」

「本当に何も……!」

強く否定する敵の意思に構わず、宇佐美は矢を放った。

激情に駆られ、狙いだった額からは外れたものの、咄嗟に体を捻らせたリオンの頬には傷がはしる。

青年は裂けた皮膚から伝う鮮血を拭うことも忘れ、驚愕に目を瞠ったまま唇を戦慄きつつ、まさか、と絶句した。心なしか、血の気が引いて青白い顔色となっている。

それでも次々と放たれる射撃をかわしながら、リオンは宇佐美からは見えない階段の踊り場へと姿を眩ませた。

「待て!」

「急用ができましたので、今日はこれにて失礼します。週末までに精々技量を磨いておいてください」

――――ブォン……!

終了の合図と共に蛍光灯が一斉に明るさを失くし、場は灰暗い闇に包まれる。校舎が異空間に閉ざされている間に雨が降り出していたらしい。外と仕切りされている屋内にも係わらず、けたたましい雨音が耳障りなまでに響き渡っている。

「……桜原!」

慌てて宿直室へと赴くが、中には誰もいない。携帯電話もテーブルの上に置かれたままだ。

次に上履きを確かめようと下駄箱へ向かう途中で、窓が一つ空いていることに気付く。ゲーム開始前には確実に閉まっていた。

外を見遣るが目的の後ろ姿は見当たらない。

とりあえず窓を閉めようとして、ふと濡れている床に視点を落とす。

突如正気を失った共闘者。そんな彼女の様子に心当たりのありそうな、全てにおいての憎き元凶。

「一体、何だってんだ……!」

濡れたリノリウムの床を踏み躙り、宇佐美は開け放たれていた窓を渾身の力を込めて叩き閉めた。

七愛海(なあみ)のことだって訊きたかったのに……!)

連れ攫われた姪の安否を訊ねることさえできなかった。

硬く握り締めた拳が、悔しさに震える。

上空からは落雷を予感させる煌めきが瞬いた。



じきにSHRが始まるというのに未だ姿を現さない親友。先程から携帯電話を鳴らしているのだが、返答はまだない。

周囲の机と椅子は登校してきた生徒達に次々と使用されているにも係わらず、目の前にあるそれら一式は昨日から未使用のままだ。無機物であるのは承知の上だが、まるで主人の帰りを待つペットのようだと、思わず目を眇めてしまう。騒がしい室内でその一席だけがポツンと静かだからか。

机のサイドに石動学園指定の学生鞄は掛けられていないが、登校時に自分の隣りの下駄箱に彼女のスニーカーが入っていたことは確認していた。なので学校には既に来ているはず。

(まぁローファーじゃなかったってのは珍しいけど)

校則規定にはないものの、伶子は制服着用の際は運動靴ではなくローファーを履いてくる。ロッカーには体育用と部活用にシューズを置いているのだし、わざわざ違う靴でやってくる必要はない。

走るのにあまり適していないローファーの方が、如何にも可愛らしく見える。以前そう照れ臭そうに笑っていたのを思い出す。

(制服に運動靴は、あたしもできれば遠慮したいかも)

見かけに頓着していないならともかく、身嗜みには結構煩い家庭で育った為か、茉穂はお洒落に関して妥協は許さない。両親や親族から非難されることもあるが、派手な髪もメイクも、自分なりに気を使った結果だ。元々華美な顔立ちをしているのだから外見も華やかにして何が悪いと、文句を言われる度に煙に巻いている。

そうこう考えに耽っているうちにSHRを開始するチャイムが鳴り、程なくして宇佐美が教室に訪れた。

「口縫われたくなければ黙って席に着け」

いつもの横柄な態度で出現したと思えば、彼がまず最初に目を向けたのが茉穂の座る周辺、正確には伶子の席だった。

「欠席は桜原伶子と不死原だな」

(シオンも休み?)

一列挟んだ斜め前の席にも人の姿はない。そういえば先程まであの周辺にはやたら女子がうろついていた。おそらく彼女達は不死原紫苑が来るのを今か今かと待ち望んでいたのだろう。

教壇に立った宇佐美は淡々と連絡事項のみ述べると、足早に教室を去っていった。その表情は一見、不機嫌に苛立った顔。

それを察したのは茉穂だけではないらしい。

「ピョン吉先生、超機嫌悪そう」

「虫の居所悪いんじゃね?」

「桜原さんが休みだからだろ。いびる相手いないから」

「まるで小姑だな」

面白おかしく語り合う男子の話を小耳に入れながら、眉間に皺を寄せて思考する。

(確かに苛立った顔してたけど、寧ろ……)

困惑と焦躁に駆られ、そんな内面を無理矢理押し宥めているように茉穂の目には映った。

立ち上がり、教室を出て二階の職員室へと向かう。一限目が数学のクラスがあればそちらに戻らない虞もあったが、幸い目的の人物は彼女の進む方向へと歩いていた。

「ウサちゃん」

角を曲がろうとしていた担任代理が振り返る。一番後ろの席からでは判別できなかったが、宇佐美の目の下には薄っすら隈ができていた。血の気の引いた顔色はとても優れているなどといえず、疲労の色が濃い。

正面からそれを捉えた瞬間、心臓が鷲掴みされたような痛みがはしった。

一瞬覚えた既視感に刺激され、数ヶ月前の、鏡に映る憔悴しきった己の姿が様々と蘇る。

(ウサちゃんのしんどさ、あたしが誰よりも分かってるはずなのに……!)

ギュッと、制服の上から胸を押さえる。

懺悔の言葉があと少しで飛び出しかけたが、唇を噛み締めることでどうにか止めることができた。

「近江か。もうすぐ授業始まるだろ」

軽く息を吸い込んで胸中の動揺を宥め、何てことない振りをした表情で訊ねた。

「れい……桜原さん、どうして休みなのか訊いてますか?ケータイに連絡入れても返事、返ってこないんで」

「さっきから鳴ってたの、お前か」

「え?」

宇佐美がズボンの後ろポケットから取り出した物に、思わず驚愕した。

薄い桃色をしたスライド式の携帯電話。紐にぶら下がった小さな人形のストラップには見覚えがあった。

「どうしてウサちゃんが伶子のケータイを……?」

それには答えず、「渡してやってくれ」と茉穂に携帯電話を押し付けて、宇佐美は職員室のある階下ではなく数学準備室のある四階へと上っていった。

茫然と立ち竦む少女を残し、一限目を開始するチャイムが校舎全域に響き渡る。

(……どういうこと?)

登校しているところを目撃したわけではないが、靴はあった。けれども教室に鞄を置いた形跡はない。しかも副担任は彼女を欠席と執り成し、そして何故か親友の携帯電話を持っていた。

(一度登校した伶子が体調不良か何かで家に帰った?そのときケータイ落としたとか?)

けれどもその場合、下駄箱には外履き用の靴ではなく、上履きが入ってないとおかしい。

猜疑心がじわじわと全身を取り巻いてゆく。

袖の下で鳥肌が沸々と粟立ち、肌寒いと思う反面、皮膚が汗ばむ。気圧が上がったと錯覚をするほど、息が吸い込みにくい。

「……まさか」

思い当たる節が一つ。その考えが脳裏を過ぎると同時に否定する。ありえないと。

(だってあいつは、ウサちゃんがうまく言いくるめたって言った)

何より、自分に嘘を吐くする理由が分からない。

授業が始まって人気のなくなった廊下。まるで一人だけ箱庭に閉じ込められたような閉塞感を覚え、茉穂は壁に身を寄せた。



器の中身を半分空にしたところで、伶子の胃は白旗を上げた。右手に握っていたスプーンを箸置きに託けて「ご馳走様でした」と蚊の鳴くような小声で呟く。動作一つ一つに気力が感じられず、体を動かすのも億劫そうだ。

「伶子ちゃん、全然食べてないじゃない」

「あ、缶詰の桃があったよな。伶子、それなら食べれそうか?」

表情を曇らす義母と実父に力無く首を振り、ふらりと立ち上がる。

「歯を磨いて、もう少し横になります」

すみませんと軽く会釈してリビングを後にし、洗面所にておざなりに口を濯ぎ、よろよろとした足取りで自室のベッドに体を委ねる。スプリングで体が上下に揺さぶられ、それに合わせて目の前の世界もぐらぐら揺れ動く。

どういうわけか、目に映るもの全て、靄がかったように霞んで見えてしまう。まるで胸中をそのまま反映しているみたいだ。思わず口元が自嘲に歪む。

食欲がなく、体が気だるいという、ただそれだけの理由で学校を休んでしまった。去年は三十八℃を越える熱が出ても、広江の制止を振り切ってまで授業を受けたというのに。

(皆勤賞、狙ってたんですけどね)

腹の底から大きな溜息を吐き出して、瞼を閉じて闇に投じる。

威嚇も疎外も嘲笑も全て剥ぎ捨て、過去の自分と決別し、真面目に生きる努力を積み重ねていけばもう大丈夫だと、胸を撫で下ろしていた。

それがつくづく甘い考えだったと悟ったのは、つい昨晩のこと。

夜が明けた今もなお、心は一人の男によって齎された恐怖心で占められている。

「思ってたより脆かったんですね、私……」

毛布に顔を埋めれば、緩んだ涙腺から零れ落ちた雫が綿に染み込み、その箇所がこめかみを温く濡らした。

………どのくらいの時間が経ったのかは分からない。長く眠りこけていたような気もすれば、ほんの瞬き一度だけの刹那だった錯覚さえする。

顔を上げた切欠は、ドアの向こう側から叩かれたノックだ。

「伶子ちゃん、茉穂ちゃんが来てるんだけど起きれそう?」

僅かに開いたカーテンから差し込む光を頼りにサイドボードに置いていた時計を見遣れば、まだ十時前。ニ限目が始まったばかりだ。

「伶子、入るよ」

返答を待たずして扉が開き、伶子も仕方なく上半身を起こす。

寝起きの顔を目にした親友は薄い柳眉を顰めて、ルージュを乗った唇をヘの字に曲げた。

「ひっどい顔。失恋でもした?」

「……その方がまだマシかもしれません」

宇佐美にフラれる確率は存分に高いと予測しているので、ここまで悲惨な面構えにはならないだろう。

それより、身も心も深い傷を負わさせて二度と逢いたくないが為に容姿を変え、性格も矯正し、引っ越しまでしたというのに再び巡り合うとは、どれほど希少な確率だろうか。

「閉じ篭ってたらいつまで経ってもウジウジしたままだっての!外行くわよ、外!」



ニ限目の授業を終え、再び数学準備室にて腰を据えた宇佐美は早速煙草を口に咥え、所々破けた古びたソファーに寝そべりながら点火した。

ふわりと漂うピーチの香り。イメージにそぐわないと、大学時代の友人からは幾度と失笑を買ったものだが、当時付き合ってきた異性からはそこそこ好評だった。やはりニコチンやタールが低く、煙も少ないというのは女性受けが良いらしい。

とはいえ刺激が欲しいときには銘柄問わずヤニを摂取し、加えてヘビースモーカーということあり、一日の喫煙回数は相当のものだ。元は白かった筈の天井は黄色く変色し、灰皿にこんもりと積もった吸殻もそれを物語っている。

天井の黄ばみを上乗せする薄い紫煙を目で追いながら、宇佐美は天敵と見なしている生徒のことを考えていた。

錯乱して戦闘から離脱した伶子が無事帰宅しているという報告は、今朝母親から病欠の連絡を受けた際に確認がとれている。置き去りにされていた携帯電話は、一限が始まる前に彼女の親友である近江茉穂に託した。

その彼女が一限を出席せずに早退したという話は、先程事務員から報告を受けている。おそらく桜原家に向かったのだろう。サボタージュはいただけないが、わざわざ呼び出してまで叱責しようという気は起きなかった。

とりあえず、自分に出来る範囲のことはこれで全て終えたはずだ。

(なのにどうしてこうも落ち着かない……!)

苛々しながら然程短くもなっていない紙筒を灰の中に押し込み、眉間を押さえる。

目の合わす度に畏縮し、こちらの顔色を窺いながら気まずい表情を浮かべていた内気な生徒。消極的な生徒というのは他にも大勢いるが、桜原伶子だけはどうしても癪に障る理由があった。

その理由があまりにも幼稚で愚かしいのは、宇佐美自身が痛感している。自分が彼女の立場なら、間違いなく憤慨して他の教諭に訴えていることだろう。

伶子がそうしないのは気の弱さ故か、はたまた中身の器が大きいからか。

これまで冥界の異形と共に闘ってきた過程において、前者でないのは確信していた。宇佐美を苦手としているのは目に見えて明らかだが、生徒と教師という立場など形振り構わず、自分の意見を頑として曲げようとしない意志の強さには舌を巻くことさえあった。

何より、そうして真っ直ぐに自分の考えを述べる腹の据わった姿勢。熾烈なまでに研ぎ澄まされた、精悍さを秘めた双眸。

(見た目の幼さを差し引いても、あいつはどこか異質だ)

上半身を起こして壁時計を見遣れば、あと数秒で三限目開始のチャイムが鳴るところだった。

今日の残った時間で教諭として生徒の前に立つのは、四限と六限、そしてチアリーディングの部活監督のみ。部活動の傍らレジメをやればいいとして、これから一時間と昼休みから五限目終了時までの時間が空いている。

(ちょっと抜け出して、見舞いでも行ってやるか)

そうと決めたら行動するのみ。以前伶子の住むマンションに気絶した彼女を送り届けたことはあったが、肝心の部屋の番号を思い出せない。郵便受けに表札が書いていない可能性も踏まえ、やはり予め調べて置くべきかと思い、保管されている生徒用の履歴書を頼ることにした。

鍵を借り、生徒指導室の中にある小部屋を開ける。滅多に使わない部屋とあって、かなり埃っぽい。全生徒の個人情報が纏めてある一室なだけに、教員以外は絶対立ち入り禁止なのだから無理もなかった。

先週伶子が倒れたときにもここに足を踏み入れたので、どの棚のどの辺に置いてあるのかは大体覚えていた。二年八組の資料を取り出し、長い指先で捲っていく。

前回は住所だけを確認して早々立ち去ったが、時間もあることだし、どうせなら詳細に見ていこうとほくそ笑む。

(あった)

名前の欄から性別、出身地、家族構成、一年次の成績など、事細かに記されている文字を目先で追う。

(あの母親、桜原伶子と血は繋がってないのか。……数学だけじゃなくて他の教科も中々の好成績。教師受けが良いのも無理はねぇ――――?!)

そこでふと眉を顰める。去年の成績とは別に、通常なら中学の成績も一緒に挿んでいるはずなのだが、それが見当たらない。抜け落ちたり他のページに紛れ込んだのかと探してみるが……見つからない。

「っかしいな?」

とりあえず出身中学校に連絡して取り寄せてもらうかと経歴の欄を眺め、ふと気付く。

(中学卒業が二十八年で、ここに入学したのが二十九年……?)

卒業は三月なのだから、その翌月である入学は同じ年でなければおかしい。書き間違いを疑うが、几帳面な伶子が見直しを怠るのは考えにくい上、クラス担任、更には学年主任まで最終確認を行うのだから、見落としはないだろう。

年齢は今年の四月一日付けで十七歳となっている。

(………十七?)

目を見開き、生年月日を確認する。そして伶子の次に挟まれている茉穂のそれと見比べた。

(桜原が十一年、近江が十ニ年生まれ……!)

茉穂だけでなく他の生徒のページとも見比べるが、伶子だけが一年早く歳をとっている。

中学卒業から高校入学までの、空白の一年。俄かに信じ難いが、つまりその意味は――――

「桜原伶子は……浪人、しているのか……?」

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