表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
解けない魔法  作者: ともるん
37/183

解釈


「マギー、何やってる?」


 カインは、弟子たちがいない居間で、必死にマギーが魔導書の鍵を開けようとしているのを見て目を丸くした。


「だって、気になるんですもの」


 悪びれる様子もなくマギーは言った。


「君には絶対に開けられない」


 そうカインに言われてマギーはムッとした表情を見せた。


「じゃあ、先生が教えて。黒魔法と闇魔術ってどう違うんですか?」


「なんでそんなことを聞く?」


「エズラとヘンリーがこの前、そんなことを話してたから」


「君の前でか?」


「聞こえちゃったんです。私の姿を見たら話をやめました」


「……」


「ぜったい、誰にも言いませんから」


 カインはこれほど信じられない「誰にも言いません」を久しぶりに聞いた気がした。


 彼は「そんなこと知らなくていい」と言いかけてやめた。


 その代わり、こんなことをマギーに言った。


「黒魔法は君が瀕死で、もうどんな魔法をかけても命が助からないとき、安楽死させるために使う。闇魔術は君の意思に関係なく黒魔導士が命を奪うために使う。もしくは君のエネルギーを奪うために使う魔術のことだ」


「……」


 こんなことを聞いたら、さすがに好奇心旺盛な彼女でも怖くなるはずだ。

 そしてもう二度と、黒だの闇だのといった言葉を聞きたくなくなるだろうとカインは思った。


「それって……」


 マギーは恐れている風でもなく次のように言った。


「黒は相手のため、闇は自分のために使うってこと? 言い方は違うけど同じ魔法でしょ? 使い方が違うだけで」


「……」


「解釈合ってます?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ