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世界の黄昏に舞う蒼玉  作者: 神無月 あかり
ノルトライン編
9/14

第四話 パーティ

意識がはっきりしている物は片付けをしているが、俺たちは主役だからと言われそのまま宿へと戻った。

そのまま酔ったこともありベットに入って10秒ほどで俺は寝た。


朝、目が覚めると俺はとんでもない頭痛に襲われたが、おそらくこれが「二日酔い」という奴だろう。

だが、そんなことも言ってられないので、ふらふらになりながら外に出ると俺と同じくふらふらになっているアリシアと会った。

彼女の方は洗顔が済んだらしく朝食を食べに行くといい食堂へと行った。

俺も顔を洗冷えた井戸水を飲んだ。

少しすっきりしたのでそのまま食堂へ行き朝食を食べた後レヴィに用事があったため、

アリシアと共にレヴィが住んでいる家に向かった。

用事というのはギルドにこの前の攻防戦での報奨金の受け取りとパーティー申請だった。

パーティー申請は任意だが申請をしておくと報酬金額をしっかりと人数分に分けて払ってくれたり、

少し上の依頼を受けられたりと特典が付いてるので意外と申請する人は多いそうだ。


そうしているうちに俺たちはレヴィの家に着いた。

彼の家は冒険者達がよく利用しているアパートで格安の家賃とギルドに近いことが売りだそうだ。

だが彼も俺たちと旅に出るので3日後には引き払う予定なので手続きを済ませたそうだ。

なぜ三日後かというと、今日一日で報酬の受け取りと俺とアリシアの分の防具の採寸、

明日はギルドで簡単な討伐クエストを受けフォーメーション確認。

明後日は防具の受け取りと足りない物を買い、3日後は野営で使うための道具を買いに行くそうだ。


まずはギルドに行き先にパーティー申請を済ませることにした。

受付の人にパーティー申請について尋ねると紙を渡され、リーダーの名前とメンバーの名前とパーティ名を書くように言われた。

名前を考えるため一旦カウンターを離れ名前について相談をし合った。

「どうすればいいと思う?」

と聞くとアリシアが

「ケンジ隊は?」

行ってきたのでもちろん却下。恥ずかしすぎる。

レヴィは思いつかないようで唸っていた。

俺も何か無いかと考えていたら、頭の中に昔テレビで見た宝石の名前が頭をよぎった。

「サファイア…」

ボッソっと口にすると2人は何それと言う目を向けてきた俺は簡潔に青い宝石の名前と答えておいた。

すると2人はその名前にしようとことになり紙に「サファイア」と書くと受付に提出した。

すると受付の人が、

「ギルドカードにパーティーメンバーとして登録させていただきますので。カードを提出していただけますか」

と、言われたので提出し数分待ったところで更新が終わったそうなので、そのまま換金も済ませてきた。

幸い邪神は記されなかったようなので問題にならずに済んだ。

今回はモンスターの量が量だったので懐もだいぶ温かくなり、そのまま防具屋へと向かった。

ちなみに今回の戦闘の実績によってランクが上がり俺達はCランクへとupした。


「軽めのやつありませんか?」

防具屋に着いた俺達は前回と同じく軽めの防具を頼んだ。

「それでしたらこちらの物はいかがでしょうか?」

様々な防具を見せてもらい、ピンと来たものを選んでいたとき、

「現在、3点以上お買上げの方に刻印サービスを無料で行っております。」

という事なので他の防具と共に籠手を買い、パーティーの名前とロゴマークを入れてもらうことにした。

ロゴマークとは言っても傾けたサファイアの絵とその下にSapphireと入っているだけだ。

主にアリシアが描いたものだが3人で考えたロゴマークだ。

パーティー登録ができたという事は名前被りが無いので簡単なものでも問題ない。

もしかしたら仲間が増えるかもしれないのでこの刻印のデータの原本は大切に保管する事にした。

それにしてもカラーで刻印ができる上に時間もかからなかったので驚いたものだ。


まぁ、これも魔法のおかげだと割り切って料金支払い、2日後に取りに来るとだけ伝え店を後にした。

まだ、時間があったため3人で街を歩きレヴィに色々なところを案内してもらい。夕方頃に解散をして宿へと戻った。

そして明日は朝10時に街の中央にある噴水広場に集合と約束をしたので、アリシアと共に夕食を食べ雑談をした。

雑談と言ってもこれからの旅で行ってみたいところを話したりした程度だが、ついつい盛り上がってしまい気がつくと夜の12時を少し過ぎたところだった。

俺はアリシアの部屋から退散すると自分の部屋に戻り寝た。


「きて…起きて…起きろ!、起きてってば!」

声が聞こえ俺は目が覚めた。どうやら爆睡をしていたらしい。

現在時刻は朝の8時。

急いで飛び起き着替え始めたとこれで少し冷静になり部屋を見渡した。

するとアリシアは顔を真っ赤にして立っていた。そう、俺は確認作業を怠ったのだ。

思考がそこまでたどり着いたとき

「キャーーーーーー!」

という声と共におもいっきりビンタをされたので理不尽な気持ちになった。

その後、朝食を食べるため下へと行き。彼女の謝罪に対し自分も悪かったと答え。

さっさと朝食を食べ集合場所へと向かった。ちなみに頬にはきれいな紅葉が咲いていた。

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