『シイタケ駒打ち1個1円!』
「ねぇ~自然を守る会に入ってみない?」
自然を守る会?
ウチ?
ええ~っ!(笑)
多分、ムリやわ~
「そんなことないと思う、
小さい子やて来てるし、」
(*´∀`*) そうなん?
なにするん~?
「うーん、毎月1回な、
いろんな行事があるん、」
どんな?
「うんとな、去年は
椎茸の駒打ちや、それの収穫、
(※写真参照)
山の手入れとか、植樹、
草刈りとか、桜草の移植、
桜草はな、
何年か前から苗を移植してて
去年から「桜草の会」っていうのも出来たんよ~
山、一面に桜草が咲くの、きれいやで~」
ふーん、なんだか大変そう、、、
山の手入れなんか出来そうもないな~、
「ふうちゃんは、ふうちゃんの出来ることを
やればええんよ?」
「男の人が、間伐はするから
わたしたちは、そういうときは
お茶入れやお弁当 作ったり、応援かな?」
(*´∇`)(笑)
応援なら出来るかな?
「そうだ、お父さんも一緒に!」
「したら、ふうちゃんが、
途中で、具合が悪くなっても
安心やし♪」
あゝ、そうやね~
それなら、えぇかも♪
「じゃあ、決まりね!」
(*´∀`*)
はい、よろしくお願いしますぅ。
「楽しくなるでぇ」
「1年後には、
うーんと丈夫にしてあげるで、
まっかせなさーい♪」
(*´∇`)ん♪
[自然を守る会]に入らないかと
誘われたときは
少し気が重かったのも事実です。
こうした催し物にありがちな、
自然をテーマにしつつ自然を無視しているような
村興し的な お祭りの延長のような
そんな会のイメージがあったから…
だけど、聞いてみたら割と本格的で
これもまた、
逆に足手まといになりそうで
心配にはなりました。
春3月椎茸の原木に穴をあけたのに
椎茸菌がついた駒〔種〕をトンカチで打ち付けました。
菌を沁み込ませた駒を穴に入れる。
この状態を原木栽培という。
(親子参加;食育)
まあ、これが遊び的と言えば、そう言えますが
こんなふうに椎茸が出来るのを見るのも初めてで
楽しかったです。
この駒打ちは、
普段は山の中の斜面で行われるそうで
パートさんを頼んで一家総出だそうです。
1個1円で、パートさんの中には
1日1万円稼ぐ人もいてるとか、
説明を受けました。
「この地方の女の人は稼ぐのよ~
だから、かかあ天下とかいわれるけど
働き者だからそう見えるだけやの」
そういえば、婆ちゃんの子どもの頃は
子どもでもお年寄りでも
自分の出来る範囲で家族を支え合って、
手伝いの中で、
子どもたちはいろいろなことを
覚えていったものだと言ってたわ
「そうよ、それよ!
わたしたちの会はね
いろんな世代の人がいるからね、」
「ふうちゃんも、いろんなこと
教えてもらうとえぇよ♪」
「お年寄りの知恵は凄いんやから」
「ふうちゃん♪ 椎茸、生で食べたことある?」
ええ~っ、(笑´艸`笑))).:∵ない~
「もぎたては生でOK!」
「うんまいでぇ~」
(*´∇`)へぇ~
楽しみ~♪
今年 駒打ちをした原木は2年寝かせ、
山の中で、収穫の時を待ちます。
だから、わたしが食べさせてもらった椎茸は、
3年前に植えつけたもの、
しっかりとした石鎚に支えられた
ころころ肉厚の椎茸は、
生でもほんまに、おいしかったし
炭火焼きの椎茸は、最高に旨かった!
炭火で表側だけ焼いて
内側にすこーし汗をかいたら
食べごろのサインです。
椎茸の話で終わっちゃったけど(笑)
この時の経験が
父さんの今の仕事にとても役立って、
いろんな繋がりもできたし、
間伐材の手入れの時に出る
木っ端を貰って、
冬は暖房費がゼロだし、
彼女が言うように、
わたしも
前ほど寝込まなくもなったし
人間は動くのが一番の
健康の秘訣なんじゃないかと
思う今日この頃です。
(*´∀`*) へへへ♪