Then 仲間
チュートリアルが終わるといつの間にか、人がたくさんいる広場に立っていた。
どっかの公園みたいだけど、すごくきれいで、どこか現実離れしている場所だった。
ボーっとしながらあたりを見渡してると後ろから声をかけられた。
「あっ、あの~、、、」
後ろを振り向く。するとそこには、かわいらしい外国人風の女の子がたっていた。年齢は18歳くらい?
「えっと、言葉通じてますかね?」
すごいおどおどしながら聞いてきた。
「うん、通じてるけど、、、?」
首をかしげる。
「ならよかった!今、一緒に旅をしてくれる仲間を探してるんです。私、ボヌールっていいます。あの、私、今、父が入院してて大変なんです。だから現実世界に早く帰りたくて、、、。だから、いっぱい仲間を集めて、速く幸せにたどり着きたいって思って、、、。」
おどおどしながら、そう言われた。
「それで、、、あの、、、もし、よかったら、、、仲間になってもらえませんか?」
ほほを軽く赤く染めながら、上目遣いで言われる、、、
やばい、、、なんか、、、やばい、、、
「いいよ、、、」
「えっ?いいんですか?」
目を輝かせて聞かれる
「うん、、、」
「ありがとうございます!」
抱きつかれた、、、へ?
「ああ、すいません、、、つい、いつもの癖で、、、日本人の方ですよね?えっと、、、なれなれしかったですか?」
これが、外国の文化というやつか。へっ、鼻血が出そうになったぜ!
「あ、別に全然気にしてないよ。」
紳士の笑顔で答える。。。俺、にやけてないよね?鏡で確認したい、、、。
「それなら、よかったです。あの~、、、まだ、仲間はあなたしか集まってないんですけど、一緒に探していただけませんか?」
「ああ、そうなんだ。いいよ、一緒に探そう。」
「はい!」
なんか、めっちゃ笑顔で元気よく返事された。なんか、うん、萌えってやつかな?
とりあえず、二人で、人を探してみる。
やっぱ仲間になってもらうなら強そうな人がいいよな~。
そんなこといってたら、少し遠くに、めっちゃマッチョで怖い顔の人がいた。
あれかな?ボディービルダーの世界大会で結構いい成績とりましたって人かな?それとも裏の世界で、、、ゴホンゴホン!ここからは消されるかもしれないからやめとくね!
しかし、あの人は強そうだ。あの人がいれば、余裕で、どっかのハンティングゲームの、ジン〇ウガが倒せそうだ。
でも、あの人に話しかけるのは勇気がいるぞ、、、
と、そんなことを考えていると、ボヌールが話しかけてきた。
「あの人なんてどうですかね?」
ボヌールが指を指す。
彼女が指差した先には、なんか、めっちゃかっこいい感じのイケメンがたっていた。でも、ちょっと年取ってそう、、、27くらい?
身体はそんなにごつくはなく、グローブをはめていた。腕の筋肉はありそうだから、、、ガンナーかな?
「まあ、いいんじゃない?」
とりあえず、話しかけに言ってみる。
と、思ったら、ボヌールのほうが先に話しかけていった。
「あの、すみません、、、もしよければ、、、仲間になってくれませんか?」
「うん?俺に仲間になってほしいって?別にかまわないけど、、、名前は?」
「私、ボヌールっていいます。それで彼が、、、えっと、、、」
こちらを見て、ボヌールが困っている。
そういえば俺はまだ、彼女に名前を言ってなかったな。
「えっと、俺、永井健太って言います」
「ふ~ん、今は、二人で旅をしてるんだ。」
そういって、男は少し考える。
「あの~、、、仲間になってもらえませんか?」
ボヌールが男に聞く。
「いいよ。君たちの仲間になってあげる。俺の名前は、リオルっていうから、よろしく、ボヌール。」
男は、はにかんで手をボヌールに差し出す。
「ありがとうございます!」
ボヌールは男の手を握る。
あれ?俺、蚊帳の外?
「そして、永井健太君。」
男はこちらに手を差し出す。
「あ、ありがとうございます。」
手を握る。
こうして仲間は3人になった。
そして、なんだかんだで、このメンバーで一回冒険に出てみることになった。
広場には、看板があった。
その看板には、「こちら、シフールの出口。メルリア砂漠」と書いてあった。
とりあえずそちらに向かう。
かなり、話を変えました、、、
まあ、読んでた人ごめんね。ってことで。
下心はできるだけ出さない方針で!