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3、お父様
まず、書庫から魔法書を借りてくることにしよう。
魔法書を借りてきたはいいものの、やはり意味がわからない。
魔法というものの原理がわからないため、理解ができない。
どうしたものか。
うーーーん
よし、そうしよう。
ーーコン、コン
「入りなさい。」
「失礼します、お父様にお願いがあって参りました。」
「何かね?」
「私に魔法を教えて下さる、家庭教師をつけて欲しいのです。」
「ああ、わかった。手配しよう。」
「ありがとうございます。」
お父様には何も聞かれなかったな。
5歳の娘が急に一人で訪ねて来て、家庭教師をつけてくれっていったのに。
普通におかしい事態なのに。
まあ、いいか。
「あの、セバスチャン。」
「何でしょうか、旦那様。」
「5歳の私の娘が急に私の部屋に訪ねて来たと思ったら、魔法を教えてくれる家庭教師をつけろと言ってきたのだが、普通の5歳の子供はこんな感じだったか?」
「いえ、多分5歳の子供はそんなことしませんが、旦那様のお子様でありますから!!!」
「まあそうか。私の娘だからな。ふっふ」
ーーアイリーンの父は親バカであったため、5歳児の普通でない行動に最終的に疑問に思わなかった。




