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【掌編小説】私だけの




 早川キャスターが凛とした姿で夕方の雨を伝える。

 彼は巷で大人気の『イケメン気象予報士』だ。


「はふぁぁ……ただいまぁ」


 気だるそうに欠伸をしながら、背中を丸めて靴を脱ぐ。

 イケメン気象予報士のもう一つの姿。

 私だけが知っている姿。


「おかえり。もうすぐご飯できるよ。先にお風呂入る?」

「んー。はいるー」

 

 ワックスでしっかりとセットされた髪。

 ふわふわサラサラと揺れる髪。

 どっちも好き。


「うまそぉ。いただきまーす」


 ハキハキと話す声。

 のんびり話す声。

 どっちも好き。


 夫が二人いるような、少しだけ背徳的な気分なのは、私だけの秘密。




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― 新着の感想 ―
[良い点] 壮大な世界! [気になる点] お互いの作品を深く発信できることを願っています! [一言] 宇宙に感謝!
2023/09/21 21:24 退会済み
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