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プロローグ 絶望の前の絶望
この小説は架空世界の物語です。
「神の名において、この者に裁きを下す」
あの日、演出づくめの荘厳の中で僕に言い渡された判決。
「―この者を」
それはひどく正しいもので。
「無期限拘束幽閉の刑に処する」
きっと僕は二度と最後の時までこの世で一番暗いこの場所で空を想うのだろう。
そう、思っていたのに。
そう、信じていたのに。
そう、願っていたのに。
どうして今僕は、また空を見つめているんだろう?
初めての連載小説なので緊張しています…
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