男女遭遇【11】
みみ氏!!!!
人外!
闇姫は、正解にたどりついた。
怪人には、二つの意味が、ある。
一つは、怪しい人、という意味。
もう一つは、人かどうか怪しい、という意味。
つまり、男は、人外である怪人だった。
吸血鬼の闇姫は、男の正体に迫っていた。
趣味特技の欄に、『人間のコスプレ』。
真面目に、履歴書の欄に記入したりする男。
「非常識で、おふざけが、すぎる」
そんな事を、言われ怪しまれる、正しい男。
社会人《社怪人》として数々の衣装を着用。
二年前までは、MKタクシー運転手の制服。
その格好で、人間社会を観察し尽くした。
十年十ヶ月の観察経験期間。
現在は、塾講師としての服装で徘徊中。
人間を演技してきた、あくまで正しい男。
彼の中で、人類滅亡は、確定事項。
どうあっても、揺るがない。
揺るぎようのない未来予想図。
このままだと、壊滅的破滅の未来しかない。
だから、人間社会を、根底からひっくり返す。
そのための革命を、起こす。
冷静《霊性》に楽しい平和的革命。
人類の歴史を、平和に終わらせる革命。
この世から、愚かな人間を駆逐する革命。
人類を滅亡させ、歴史に終止符を打つ革命。
そして、新しい時代の幕をあけるための革命。
後は、どう滅ぼせば、より楽しいか?
そんな事を目論む神龍で最高賢者の革命参謀。
人間、と、誰かに決めつけられる時もあった。
そんな時は、こう答えていた。
「人間では、無く、正しい男、デス」
はっきり否定しても、人間達は、認めない。
どう見ても人間だから、人間と決めつける。
そんな時は、相手に『人間?』と尋ねる。
人間とは、何か、を定義出来ないのが、人間。
定義しようとする事さえしてない。
人間には、答える事の出来ない質問。
それが、『人間?』。
自分と人間を、ごちゃまぜにし迷妄する生物。
哀れな滅亡確定哺乳生物。
女は、元々(もともと)、人間では、無い。
女神で悪魔デビル鬼にもなれる妖精天使菩薩等。
少女は、なんにでもなれる存在。
生まれた赤子は、皆んな仏様。
亡くなれば、皆んな仏様。
生きている間に登龍門をくぐり神仏領域へ。
闇姫は、もう《ま》の神仏領域に入っていた。
彼女だけでは、無い。
既に、多くの少女が、領域突入していた。
破滅的未来を、理想的未来に変えるために!
【 dystopia → Utopia 】
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男女遭遇【12】に続く
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あいしゃさまは、綺麗で、美声の《いいおんな》。
0614御殿会議城。
「おはようまさおさま」
「みみ氏さまおはよう」
いつもの挨拶を闇姫と交わす。
そして、特別レアキャストと、挨拶する。
「昼間ぶり」
「さっきぶり」
久しぶりに逢う感じでは、無かった。
ここでは、もちろん、初めて。
だが、別の場所で、何度か、遭遇している。
今日の昼間にも、彼女の屋敷でお茶してる。
そして、ここで逢う約束を再確認していた。
それは、ほんの数時間前の出来事だった。
その後、秘密屋敷と夢幻屋敷を経由し今に至る。
0618きねねボス屋敷!
「いつもの」
「ファンタジーグレープ!
それで、あいしゃんに会った?
キレイだった?良かった?ステキだった?
今日もこの後、行くの?」
この後、ここを出発し、あいしゃさまの元に。
そして、アットを経由し、カフェドールに。
新しくメイド長となった蘭メイド長と白雪姫。
黄桃のレアチーズケーキ。
そして、夢幻屋敷で、神龍の花嫁と逢う。
ちもメイドラストお給仕。
秘密屋敷には、メイド長とサブリーダー。
日本橋革命倶楽部の長と副長。
あくまで正しい男の革命参謀は、聖福だった。
あとがき
秘密屋敷のリーダー就任三名オメデタキ。
ラヒ姫、まい姫、雪見姫。
真珠
那覇
瀕死
愛実
『我らは、日本国の主でR』
『我らが、世界の主でR』




