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相棒2人の極追求の道  作者: 千田賀谷
第1章:初まり
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第3話   再会

最近某育成野球ゲームにはまってます。パなんとか。

誤字とか脱字とかあったら言ってくださいね。

直すかもしれません。

異世界に来てから大体1ヶ月が過ぎた。

最初は収入を得るために、街のすぐそばにあるダンジョン、『始まりのダンジョン』に潜っていたのだが、一週間と経たないうちに最後まで踏破してしまい、あまり面白みがなかったので、ダンジョンはレベル上げのために潜り、収入は、ギルドに掲示される依頼をまったりこなして得ている。

ちなみにダンジョンを最初に踏破するまでは武器は使わず自分の拳と足を武器にしていた。

だが、最後のボスが落とした『炎光の翔(ファイライトイーグル)』という剣がかなりいい性能を持っていたので、有用な武器がなかったのでそれ以降はこの剣を使っている。

ジョブ、職業を決めた方がスキル等をとれ、さらに有利になるといわれたが、まだ何にするか決めあぐねているのでそのままにしてある。

竜馬は、遠くに修行をしにいきたいといったので別れ、1年後に会う約束をした。

なので、一はまったりと、レベル上げ、冒険者活動に勤しんでいた。


***

ある日の夜。

晩御飯を食べ、この世界でも変わらずあったお風呂に入り、明日以降の予定を考えてベットに入ろうとしたとき、突然玄関のベルが鳴った。


「夜分遅くにすみません。誰かいませんか?」

「え、あ、はい!ちょっと待ってください!」


こんな時間に来客とは珍しいものだ。

一は慌てて玄関へ走り、ドアを開ける。


「はいはい、おまっ・・・!?」

「やっほーーーお兄ちゃん!あ、女になってるからお姉ちゃんか。久しぶりぃ!」

「え・・・。えええええ!?」

「ちょ、おに・・お姉ちゃん。近所迷惑・・・てここら辺ほかに家ないか」

「ゆ、ゆ、百合がどうしてここに!?」


突然の来客はなんと一の妹、百合だった!

まさか、こんな思わぬ形で再会するとは思ってもいなかった。


***

「百合はどうして死んじゃったのさ」

「暴漢から人を助けようとしてね。ま、名誉の負傷が行き過ぎて死んじゃったってこと」

「それって名誉なのかな・・・まあ、人を助けたっていうのは名誉なんだろうね」

「そうでしょそうでしょ?」


死んでちゃ格好つかない気もするが、まあいいだろう。


「あ、そういえば竜馬君はどうしたの?」

「あ、竜馬なら、修行にいくって言って出ていったよ?1年後に戻ってくるってさ」

「へえ。修行ね。お姉ちゃんはついてかなくて良かったの?」

「うん。まあ俺…私はこっちでやりたいこととかいろいろあったから・・・ねえ。一人称俺か私かどっちが良いのかな…」


そりゃあ外見が女なのだから私を使った方が合っていていいだろう。

百合は、お兄ちゃんが外見だけじゃなくて性格まで女みたいになっている!?と初めは驚いたが、それはそれで面白いと思った。


「ぷっ…!」

「なにさ?なんで今吹いた!?あ、まさか!私が外見だけじゃなくて中身まで女になってるとか思ったな!?」

「よく分かったね。はー面白い!」

「いやねえ。見渡す限りの白い空間に部屋が1つあったじゃん。百合も死んだ後、そこにいたんじゃない?」

「ああ、あったね」

「そこで、ヒゲもじゃの老人がいた?」

「いたよ?名乗りはしなかったけど、あの光景は漫画とかいろんなので見てたし、私の名前とかその他諸々を知ってたから、神さんかなんかかなとは思ったけど」


百合のその推測は一応当たっている。

だが、神は神でもそれを束ねる王、神王とは思わなかったみたいだ。


「それ神王なんだけど、なんか手違いがあったみたいで私と竜馬は死んじゃったんだよ」

「手違いにしてはあの死に方はやばいというか、なんでああなるの!?って死に方だったけど」

「は?どんな死に方してたの私!?」

「それは・・・なんて言ったらいいかな・・・」


一としては百合が言い悩むほどやばい死に方をしたのかと背筋が震える。


「ほんとにすごかったよ。体の至る所に深い裂傷があって、切断されかかってるとことかもあったし」

「え!?予想以上にやばいんだけど・・・」

「あと内臓が潰れ・・・」

「それ以上は言っちゃいけない」


もうそんなの想像もしたくない。

想像以上にグロッキーな死に方をしていた。一が倒れた時はいきなり線が切れたようにふらりと倒れたし痛みもしなかったが、実際は耐えられるわけもない痛みが全身を駆け巡っていたようだ。


「あの時はいきなり倒れちゃったし感覚もいきなり消えたから痛みとかも感じなかったんだよね・・・」

「え?そうなの?あの傷だからとんでもない痛みだったと思うけど?包丁で1回切り裂かれただけで私死んじゃったくらいだからね」


それは傷がとても深かったからだし、内臓にまで傷が達してしまっていた。

そのせいか、1発でも耐えれなかったのだ。


「逆に根性が足りないとか?百合も甲斐性なしだねぇ」

「そんなことないよ!私だって立派に体を張ったんだから!」

「はいはい」


まあ、百合も自ら望んで死にいったのではなく、人助けをしようとしてその結果死んでしまったのだから、それはそれでいいのだろう。

この雄姿を竜馬にも聞かせてやりたいと一は思った。

千田賀谷:再会できて良かったね 一:私女になってるけど! 百合:性格も女になってる

一:それ以上言っちゃいけない 竜馬:何があったんだ? 千田賀谷:君は2章途中まで出番はお預け。

竜馬:は!?嘘だろ…!


百合は、本名蓮月百合で「れんげつ ゆり」と読みます。

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