昨日宰相今日JK明日悪役令嬢 ワールドデータ その一
【オークラム統合王国】
主な構成人種 人間(中央系)
主要都市
王都 オークラム
世界樹都市 メリアス
東部要衝 タリルカンド
北部要衝 ファルターク
交易都市 シボラ
交易都市 エルスフィア
主な交易品 生活雑貨・魔法具・鉄器具・塩(輸出)
穀物・絹・資源・香辛料(輸入)
この物語の舞台。
古代魔術文明が栄えたこの地の諸国家と諸都市がオークラム王国を核として統合された為にこの名前を持つ。
『世界樹の花嫁』は崩壊寸前で爛熟しきった統合王国を舞台に、『ザ・ロード・オブ・キング』では崩壊後の統合王国再興が物語の軸になる。
古代魔術文明によって作られたインフラが残っており、その為にこの地は辺境からの特産品を中継ぎ交易する事で栄える。
その繁栄の基礎になっていた世界樹の加護が使えなくなった事で、一気に国の矛盾が噴出して崩壊する。
作者メモ
感想コメントにもあったけど、国の詰み具合は中華王朝末期。
全部ひっくり返してしまいたいが、それをしない方向で絵梨はがんばっている。
最低限の勝ち筋は、
不作の解消>物流掌握で飢えを無くす>流民対策=辺境異民族対策
なので、世界樹の花嫁が加護を十全に使えるならばなんとでもなる。
さすがファンタジー。
ただ、その花嫁が豊穣の加護を使うためにはビッチ化が大前提。
交易とかは使う気はないが、設定なので考えるだけ考えるというやつ。
【東方騎馬民族】
主な構成人種 人間(東方系)
主な交易品 絹・羊・陶器・香辛料等(輸出)
穀物・鉄器具・生活雑貨・塩・魔法具・木材(輸入)
オークラム統合王国東部辺境に住む異民族で、住民全員が馬に乗れる放牧の民。
部族社会で放牧のため移動しながら生活しているので、基本的に都市は持っていない。
東部要衝タリルカンドから絹の産出地である極東大帝国まで繋がる交易路の宿場町は都市国家群で、東方騎馬民族の勢力下には入っていない。
東方騎馬民族もこれらの都市で交易する事で生活必需品を得ているので、不干渉を保っている。
乾燥地や高地が多く、草地主体で遊牧にて生活をしている。
ターバンやきらびやかな民族衣装を身につける。
作者メモ
某絹の道で大活躍した連中。
オークラム統合王国を襲ったのはイメージ的には、フン族。
物語の終わりに、彼らの侵攻を入れてタリルカンド決戦なんて構想もあり。
草原地帯から砂漠という土地柄なので、とにかく生きてゆくにはいろいろなものが足りない。
騎兵戦になるので、対騎兵対策は必須。
【北方蛮族】
主な構成人員 人間(北方系) エルフ ドワーフ
主な交易品 木材・資源・鉄器具(輸出)
食料・生活雑貨(輸入)
北方の大森林地帯および山脈群に住む諸部族の集合体。
大森林地帯にエルフの諸部族が、山脈群にはドワーフの諸部族が住むが、多数派は人間でその中間部に緩衝材として生活している。
地理と気候からどうしても食料自給が追いつかず、オークラム統合王国の食料供給が途絶えると真っ先に混乱しオークラムに略奪に来る。
もちろん、エルフとドワーフは鎖国主義で必要以上に交流しないので、略奪に来るのは人間が主体となる。
だが、エルフやドワーフの混血もそこそこ進んでいて、侮ると痛い目を見る事も。
豊かな森がある事から、皮の着物がよく着られる。
作者メモ
オークラム崩壊は、
内戦による疲弊>北方蛮族蜂起>軍鎮圧の為に北方に>東方蛮族侵入の順
とりかく食料が足りないので、ここへの食料供給は絶対に絶やさないように。
一番気をつけないといけないのは、実はエルフとドワーフはオークラム統合王国崩壊に関与していない。
大森林を抱えて人口が少ないエルフは森の恵で自給でき、鉱山を抱えて金属加工に優位性を持つドワーフは食料の売り手が常に存在するからだ。
北方蛮族の正体は、エルフとドワーフの生存圏からはみ出た所で人口が一番多い人間だったりする。
その為、統合王国辺境において最も攻撃性が高かったりする。
また、明確な需要があるために交易商人達が街を築いており、ヘインワーズ侯の治めるシボラも北方を源にした川のほとりに河川交易をする街として作られている。
森林戦なのでとにかく弓適正のある兵種が強い。
また、山岳地帯に住む飛行魔獣のユニットも出たりするので注意。
【南方魔族】
主な構成人員 魔族 リザードマン 人間(南方系)
主な交易品 木材・資源・魔獣素材・魔法素材・マジックアイテム・香辛料(輸出)
穀物・生活雑貨・奴隷(輸入)
南方の湿地帯及び熱帯雨林地帯に住む諸部族の集合体。
古代魔術文明によって生み出され、この地に逃亡した魔族達は自らが古代魔術文明の継承者を自認しており、高い魔法技術を持つ。
湿地帯にはリザードマンの大集落が古くから作られており、魔族とは相互不可侵の取り決めを結んでいる。
身体能力の高さと魔術適性の高さから魔族が特権階級化しており、その下に人が奴隷として支配されている。
また、魔獣系や魔法素材はR-18的な繁殖・製造方法を用いる為に、常に奴隷を必要としておりオークラム統合王国南部諸侯とは裏で繋がっている。
『ザ・ロード・オブ・キング』におけるラスボス的役回りだから、諸兵科とも基本的に強い。
赤道に近いせいか熱帯気候で、肌を露出させる民族衣装が主流。
作者メモ
南方魔族がついにオークラム統合王国を併合できなかった最大の理由が、領土の拡大に魔族そのものが追いつかなかったという理由。
これに、同じく侵攻した北方蛮族や東方騎馬民族との対立で領土配分を揉めに揉める。
あげくに、自分たちの優位性を過信して妥協に走らなかった結果、エリオス率いるオークラム復興軍に分断され各個撃破されるというオチに。
後の宰相エリーが魔族大公サイモンに己の体を差し出して魔族軍の一部進撃を遅らせた結果、王都オークラム防衛戦でまさかの敗北。
ここから彼らの衰退がはじまった。
このエリーとサイモンの因縁は、この物語に露骨にかぶっているので注意。
【西方新大陸】
主な構成人員 人間(西方系) 人間(中央系) エルフ ドワーフ リザードマン
主な交易品 穀物・資源(輸出)
奴隷・生活雑貨(輸入)
開拓・植民地化が始まったばかりの西方新大陸。
まだ軋轢は見えないが、原住民である人間・エルフ(森林地帯)・ドワーフ(山岳地帯)・リザードマン(湿地帯)とは既に土地がらみで火種が発生している。
新大陸に奴隷を持ってきて酷使して作った穀物が現状オークラム統合王国の食料供給源になっている。
また、この穀物奴隷交易の中心的役割を担っているのが、統合王国西部諸侯である。
『世界樹の花嫁』にてミティアが高飛びする約束の地。
作者メモ
世界樹の加護が回復すると、この穀物奴隷交易が致命的大打撃を受ける事を絶対に忘れないように。
統合王国西部諸侯と東部諸侯はこの一点で致命的対立を発生させている。
エリーに接近してきてた、タリルカンド辺境伯は東部諸侯の中心的存在。
世界樹の加護回復は西部諸侯を敵に回すので、味方を必ず作るように。
アリオス王子がエリーによる世界樹の加護回復を黙認するようならば、カルロス王子を旗印にアリオス王子を排除に動く可能性大。




