昨日宰相今日JK明日悪役令嬢 キャラクターデータ その五
【アンセンシア大公妃】
正式名称
オークラム統合王国王室に連なるエルフの長の娘 アンセンシア・オークラム
彼女はエルフである。
老いない生涯現役である。
だからこそ、エルフの長寿よろしく子孫たちに後を任せてふらふらして、ドワーフオーダーメイドでアンセンシア大公家の紋章が彫られたミスリルボウガンシールドを持って冒険者ごっこをするのが大好きだったりする。
なお、化け物呼ばわれしても怒らないが、『お婆さん』と呼ぶと逆鱗に触れるので注意。
こんな諸国漫遊記ごっこを楽しんでいる彼女は、北部諸侯随一の政治家であり、生涯現役の名に相応しい武人でもあった。
なお、胸が出っ張って弓が撃てないという理由から彼女はボウガンを使っており、ちっぱい騎射使いのマリエルの弓を全部そのボウガンで叩き落とした逸話を持っていたり。
そして、長寿による修行と経験によって彼女もまた頂点の精霊使いとして歴史に名を刻まれているのだ。
蛇足だが、エリオスの攻略キャラの一人であり最初の側室でもある為、ちっぱい……じゃなかったマリエルが彼女を罵倒するときは『あのおっぱいエルフ』と憎しみをこめて罵る。
ミティアが王女である事を知っている数少ない一人。
サイモンの母親。
容姿
緑の髪を揺らしながらぶりっこを楽しむおっぱいエルフ
作者メモ
北部は山岳地帯や森林地帯が広がり、山岳地帯のドワーフや森林地帯のエルフとの居住地争いで人間にとってはあまり住みやすい土地ではなかったりする。
そんなエルフやドワーフとの生存競争に勝ち、血を混じらせて来たのが北方蛮族と呼ばれる連中の正体である。
基本的に食料が足りないから南下して略奪を繰り返した彼らにオークラム統合王国は東方騎馬民族とは別の意味で手を焼き続け、長い戦いの果てにある程度の境界線を策定する事に成功する。
その境界線の中心に位置しオークラム北方防衛の要となったのが城砦都市ファルタークで、アンセンシア大公家は北方守護の命を受けた分家王族とエルフの姫によって作られた家なのだ。
で、ここで気づいたことは無いだろうか?
不老に等しいエルフのお姫様が『興した』家。
つまり、そのお姫様ことアンセンシア大公妃はまだ現役バリバリだったりする。
アンセンシア大公妃が生んだ子孫が代々ファルターク公爵を名乗り、表立ってはこちらが全てを差配する。
だが、王室の一員となって北方守護の功労者、おまけにファルターク公爵家の血脈の祖であるアンセンシア大公妃を無視できる訳が無く、北部諸侯の事を指す時はファルターク公爵家でなく、アンセンシア大公家と呼ぶ慣例が続いている。
エルフの上位種であるハイエルフの中でも頂点の一人、ドライアドが彼女の正体だったりする。
エルフという種族は森の民であり、森の精霊とも呼ばれていたりする精霊に近い種族だったりする。
そんな彼女たちは、己の魔力の源を森に求める為に契約樹と呼ばれる木と契約する。
要するに、その森にいる限りエルフは無敵に近いが同時にその森から離れると当然その加護を失う訳で。
金髪色白がエルフの元の姿だが、契約樹を持たないエルフは魔力不足からか銀髪褐色肌になる。これがダークエルフである。
ついでだが、ダークエルフ達が魔力不足から人の精を吸い取るように進化した連中の事をサキュバスと呼ぶ。
で、彼女の契約樹というのが、北部大森林地帯のそのまた奥地にある世界樹で、この北部森林全ての力の源だったりする。
エルフにあるまじきその万緑の長髪は世界樹の加護を得ている証拠で、実は葉緑体持ちだから食事すら必要としない。
だからこそ、彼女は北部においては無敵であり、同時に王都に出てゆかなかった最たる理由がこれなのだ。
同時に、これが現在の北部諸侯の苦境である食料不足を招いている。
要するに、開発--森を伐採--する事ができないのだ。
そのくせ、世界樹の加護は発動しているから北部は人口が多く、北部諸侯が頭を下げて西部諸侯から穀物を買う羽目になっている。
ご当地最強キャラ。
彼女が王都法院で出向くだけで王室すら警戒するので、急遽クライマックスの書き直しが確定したぶっ壊れキャラ。
サイモンが寝返りを決めた決定打が彼女の法院来訪だった。
北部諸侯のボスである彼女が現政権であるベルタ公側から離れないという事実は、まとまりきれない南部諸侯とタリルカンド辺境伯の下で動く東部諸侯の多数派工作に決定的に不利になるからだ。
書き直し予定だとヘインワーズ侯は南部諸侯との関係を深めるので、アンセンシア大公妃率いる北部諸侯の動向はかなり大事になってくる。
ヘインワーズ侯は、権力闘争において、
1) 法院貴族 (商人)の掌握
2) 彼らを使っての南部諸侯の乗っ取り
3) 世界樹の花嫁の確保
4) 反西部諸侯風潮が強い東部諸侯との連立
5) 西部諸侯下に立っていると同時に連立している北部諸侯の切り崩し
という段取りを組んでいたが、世界樹の花嫁確保に絡む自身の粛清を悟って降伏する事になる。
この降伏は南部諸侯側からすれば裏切りに近く、カルロス王子誘拐未遂などに発展する訳だが、ヘインワーズ侯大逆転の目が無いわけではなかった。
西部諸侯の力の源泉である穀物輸送船団の壊滅である。
この時点で西部諸侯に従う義理が無くなる北部諸侯を切り崩し、政局不介入姿勢の東部諸侯の黙認を取り付ければ大逆転も夢ではなかったのである。
おそらく、サイモンは煽ったし降伏を決めたヘインワーズ侯も悩んだろう。
この二人に野心の未練を諦めさせたのが、北部諸侯のとりまとめ役でかつサイモンの母親であるアンセンシア大公妃だった。
さらに、彼女が出張ってきたのは、妙な動きを見せる大賢者モーフィアスへの牽制でもある。
国王パイロン三世のアリオス王子排除を裏で煽っていたのが大賢者モーフィアスであると知り、モーフィアスの動きを抑えるためにやってきた為にサイモンはエリーとシアというチート魔術師コンビとの対決を避ける事に。
彼女にとって、王国よりも北部諸侯である。
ゲームではアリオス王子が消えた事で、統合王国崩壊を予見して統合王国を見捨てた彼女だが、アリオス王子立太子が決まろうとする法院では絶妙なアシストをして見せたチート政治家として書くように。
ラ党副総裁で裁定をした人
【タリルカンド辺境伯】
正式名称
タリルカンドの街の君主 シャリオ・タリルカンド
オークラム統合王国東部諸侯のとりまとめ役。
長く、東方騎馬民族の侵攻を防いできた老将。
彼の死によって代替わりによる弱体化に王位継承の内紛が重なったオークラム統合王国は、東方騎馬民族の侵攻を防げずに崩壊する事になる。
容姿
元気な爺様。
フルプレートアーマーを着て戦陣に立つマッチョじじい。
とはいえ、脳みそは筋肉ではないのである種の茶目っ気を出すこと。
作者メモ
この老将は先代の王位継承争いにも絡んでいるというか、先代の王位継承争いに絡んでしまったからタリルカンドに篭って政治的な動きを一切避けたという過去がある。
王兄ダミアン・オークラムの派閥に属しながら、辺境伯という東部守護と軍事力がその静観を可能にした。
西部諸侯のライバルである南部諸侯が壊滅的打撃を受けて、世界樹の加護による不作傾向から徹底的な弱体化をさせられたのに対して、東部諸侯はついに影響力を保持して次世帯に繋げたのである。
だが、次世代のカルロス王子とセドリック王子のお家争いの時に彼が既にこの世から居なかった事が、この国の不幸のはじまりだった。
内乱によって北部蛮族の対処ができなくなっていたオークラム統合王国は、虎の子の彼ら東部諸侯軍を鎮圧に向かわせる。
それを、東方騎馬民族が黙ってみている訳がなかった。
北部蛮族と東方騎馬民族という二方向からの挟み撃ちに東部諸侯軍はついにすり潰されて、統合王国は崩壊に向かう事になる。
タリルカンド辺境伯が生存しているために、東部についての心配はない。
けど、エリオスを抱えているという爆弾を解除しないといけないために、彼を法院内で動かすにはそのあたりを描写する必要がある。
流れ的には、アンセンシア大公妃の支持とタリルカンド辺境伯の黙認によって大賢者モーフィアスの動きが封じられるという感じで描くこと。
その為、世界樹の花嫁の選定は王室内閣うんぬんではなく、法院での承認によって選ばられる形に変更。
イメージは某合衆国のホワイトハウススタッフの承認--必ず議会での承認が必要なために徹底的なチェックを議会で行う--をイメージする事。
カミソリな元官房長官
【相良家】
相良京子 母親 旧姓 上那
容姿 おっとり奥様 昔はコギャル系
相良春雄 父親
容姿 ガテン系会社員 昔は元ヤン
相良香織 妹
容姿 おかっぱ系
姉に構ってもらえないのでちょっとさびしい今日このごろ
作者メモ
行き当たりばったりの作者のせいで女系がこれなんてエロゲという感じのビッチ一族に成り果ててしまった。
しかも、
ゼラニウム(神奈世羅)----上那京子----相良絵梨
と繋がる超ビッチエリート血脈である。
なお、当然妹もほおっておけば小悪魔系ビッチに化ける。
だめだこの血脈。もうどうにもならない。
なお、アルフレッドと父である春雄はどこか似ているみたいな空気を出すと面白そうだと今決めた。
学はないけど知恵がかって、惚れた女のために一生懸命。
散々腰を振り続けた一族だけに、男を見る目はあるらしい。
本当はこっちの現代オカルトサイドも書きたかったが、間違いなく風呂敷がたためなくなるので放棄。
とはいえ、いつか書く時があるならば、その時の主人公は多分香織の予定。
もちろん、ビッチなのは確定的に明らか。
家系図は書き直し用の資料。
こうやって系図を見ると、本当に乙女ゲーかと苦笑せざるを得ない。




