プロローグ「力を持つ者は排斥される」
この小説は、基本的に救いがない、正義もない、更新気まぐれ、一話一話がかなり短い、駄文、などの要素があるッス。
それでもOKという人はそのまま進んで下さいッス。
「今回、俺を殺しに来たのは戦士、お前か。」
黒髪のどこにでもいそうな青年が、ゆっくりと立ち上がる。
「勇者、お前が人を殺めたというのは本当か?」
「誰かが、次から次へと俺に挑んでくるんだ。そりゃあ、めんどくさくもなるし終わらせたくもなるさ。」
「たかがそんな理由でか?」
「まっとうな理由だと思うぞ。それに、国につかないからと言って大量の殺し屋も差し向けられたし。」
「だが、勇者であるお前が人々に恐怖を与えてどうする。」
「あいつらが勝手におびえているんだよ。いつ、魔王を殺した力をこっちに向けてくるのかって。だから抱え込んで自分の安全を守ろうとするか、それができなければ排除しようとする。」
「それが、勇者の言うことか。」
鎧を着こんだ戦士が、剣を抜き勇者に切りかかる。
「お前は甘っちょろすぎるし、俺は聖人君主でもない。」
勇者は【ソードブレイカー】で戦士の剣を破壊しそして、【マンゴーシュ】を鎧の隙間を縫って戦士の喉に突き刺した。
「それに俺は"元"勇者だ。」
そのまま戦士の首を切り、"元"仲間を殺した。