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魔王様のハーレムダンジョン ~俺は、ハーレム王になるっ~  作者: Red/春日玲音


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波乱の予感

ある日のこと……

「ご主人様、如何なされますか?」

マイが尋ねてくる。

「如何って言われてもなぁ……。」

俺は困惑を隠せず、目の前の女の子を見る。

初めて見る顔ではない。会うのはこれで3回目だ。名前も、出自も、前回あった時に聞いている。

彼女の名前は「シーラ・パンニャ」

このあたり一帯の、パーン領を治める、パンニャ公爵のご息女……つまり、公女様だ。


最初にあったのは、彼女が野盗たちに襲われていた時。

あの、えん罪の原因となったお姫様である。

二度目にあったのは、本当に偶然。

狙った村に、好みの女の子がいるか?と探っていた時に、偶然視察に訪れていたシーラとばったりと会ったのだ。

その場では、シーラも、俺の事を助けられた相手だということは思い出せずにいたので、そのままやり過ごしたのだが……。

その夜、またもや襲われているシーラと遭遇し、助けることになった。

シーラを襲った相手は、なんと、この視察の間、シーラを護衛する依頼を受けた者達だった。彼らを尋問すると、なんでも、この視察そのものが仕組まれていたらしく、途中、魔物に襲われたことにして、シーラを抹殺する予定だったとのこと。

どうせ殺すなら、その前においしい思いをさせてもらってもいいだろ?と、一部のものが暴発した。本来であれば、この企みは成功し、シーラは無数の下衆な男たちによって、散々犯されながら命を落とし、その亡骸は森の中に捨てられる……はずだった。

しかし、下手に思い出されては、このあとに悪影響があるかも?と懸念した俺が、シーラの動向を見張っていたことによって、この企みは永久に潰える事となった。

しかも、これによって、シーラは、前回助けられたことを思い出し、しばらく俺の周りをまとわりつくことになった。


「あのなぁ、年頃の娘さんが、俺のような得体のしれない男と一緒にいるのはどうかと思うぞ?」

シーラが借りている宿屋の一室で、俺は出されたお茶を飲みながら、目の前の愛くるしい少女に告げる。

「私の、命の恩人さんを持て成すのは、悪い事ですか?」

キョトンとした顔で、そう尋ねてくるシーラ。

「そういうことじゃなくてだなぁ……もぅっ!」

俺はカップを置くと、シーラをベッドに押し倒す。

この手のお嬢様には、口で言うより、体でわからせてやる方が早い。

「こんな風にされたら困るだろ?怖いだろ?」

俺はシーラに顔を近づけ、低い声でそう言ってやる。

これくらい脅せばいいだろう、と思い、俺は彼女からそっと離れようとした……が、シーラの腕が伸びて、俺の頭をつかむ。

そのまま引き寄せられ、俺は何が起きているかもわからないうちに唇を奪われた。

やがて俺の頭を押さえている手から力が抜け、俺はゆっくりと顔を起こす。

「な、な、な……」

文句を言おうとしたが、俺は言葉が出ない。目の前の公女様が胸のボタンを外し始めたからだ。

ボタンが外れるたび、内側に押し込められていた圧力が外部へ向かい、最後のボタンが外されると、ボンっという擬音が聞こえてきそうなぐらいに勢いよくさらけ出される……オッパイ。

胸帯もしていない、ソレ、は、解放を喜ぶかのようにたゆんと揺れる。

確かシーラは14歳だといっていたが……。

年齢不相応なそれに視線を奪われる俺。

そんな俺の様子を見たシーラはニヤッと笑い、わざとらしく声を上げる。

「きゃぁぁぁ、見られてぇ、しまいましたぁ~。これはぁ、責任っ、とってもらわないとぉぉ……ごめんなさい、悪ふざけが過ぎました。」

途中でシーラが真顔になって土下座する。

気づけば、俺の背後にメイが大剣を構えて立っていた。

身だしなみを整えたシーラと改めて話をする……暇はなかった。

彼女と話をしようとしたところで、シーラの迎えが来たのだ。

結局、詳しい話ができないまま、彼女は護衛とともに領都へと帰っていた……何だったんだ?


そんなことがあったのが、大体1か月ほど前のこと。

彼女は、昨晩遅くに、森の中を彷徨っているのを、哨戒中のメイが見つけ保護した。

とりあえず、話は落ち着いてから、ということで昨晩はゆっくりと休んでいただき、改めて、こうして話を聞くことになったのだが……。


「えっと、シーラさま?今回は誰に襲われたんですか?」

「いつも襲われてばかりのように言わないでよ。」

シーラが少し拗ねたように言う。

「そりゃ失礼。だったら何であんな所にいたんだ?」

こういってはなんだが、このダンジョンの周りの森はそこそこ難度が高い。

仮の入り口付近でも、ギルドが定めた脅威度を基にすればC~Dランク相当の魔物が徘徊しているのだ。奥地にある本当の出入り口(現在封鎖中)付近にはAランク相当の魔物もいる。

そんなところに、何の力も持たない女の子が護衛もつけずにいるなんて、襲ってくださいと言っているようなものだ。

事実、メイが見つけた時、シーラは狼に囲まれ、お持ち帰りされる直前だった……比喩表現じゃなくてね。


ウルフ種下位のウルフファングは、Dプラスの脅威度だが、群れで襲われた場合、Cランクまで脅威度が跳ね上がる。

それを一人で、やすやすと追い払えるメイがおかしいのだが、今はそれは置いておく。今問題にしているのは、そんなところになんで一人でシーラがいたか?ということだ。

「えっとね、領都がね……盗られちゃった。」

エヘッ、と可愛く笑ってみせるシーラ。

いや、笑い事じゃないだろ……可愛いけど。

そして……。

「マスター、如何なさいます?」

そして、冒頭へと戻るのだ……。



「如何といわれてもなぁ……。とりあえず、場所を変えて、詳しく話してもらえるか?」

俺は話が長くなりそうだと思い、ゆったりとくつろげる応接室に移動することにした。



「それで?領都が盗られたって、なんでまた……。」

俺がそう聞くと、シーラは、甘えるように、上目遣いで俺を見て言う。

「カズト様はぁ、シーラを助けてくれゆ?」

「……内容次第だな。」

…アブねぇ!!その顔、その声、その態度、反則だろっ!

おそらく計算だろうけど、向こう側でエルが見張ってなければ、コロリと落ちてるぞ俺。

「チッ!」

……いま、舌打ちしましたよ、このお姫様っ!


「はぁ……仕方がないですねぇ。実はぁ……。」

シーラは、俺の膝の上に乗り、そのたわわな果実を俺に押し付けるようにしながら、先月、俺と別れてからのことを話し出す。

その話は延々と2時間以上続いたのだったが、まとめれば、何のことはない、一言で言えば「ハルゲルがクーデターを起こした」ただそれだけのことだった。


シーラの言い分としては「ハルゲルに代官を任せていた土地で襲われた。これは全部ハルゲルが悪い、だから責任を取らせよう。」というもの。

実際には、ハルゲルの父、ゲール卿が代官なのだが、いくつかの街や村は、ハルゲル自身に任されていて、今回事件が起きた村もその一つとのこと。

そして、シーラは以前からのハルゲルの態度が気に食わなかった・・・・・・特に自身が最初に襲われた時のことでは、恩人に冤罪を着せたというので、シーラはかなり怒りを覚えていた。

かと言って、領主の娘でしかないシーラには、何が出来るというわけでもなく、すれ違うたびに嫌みを言うぐらいが関の山だったのだが。


しかし、ここにきて千載一遇のチャンスが巡ってくる。

ハルゲルが管理する村の視察時に、シーラが襲われた事。

これだけでもハルゲルにとっては、手痛い失態ではあったが、それ以上に、シーラを襲った相手というのが、ハルゲルが、シーラの護衛として手配した男達だったのだ。

これはもう、失態というレベルではなく、下手すれば領主に対する反乱と取られてもおかしくない。


シーラは、このことを理由に、ハルゲルを排除しようと、父に報告するために領都に向かったのだが・・・・・・。


「領都の手前の街に入ろうとしたところで、襲われたんですよぉ。その時は、護衛達が頑張ってくれたおかげで、事なきを得ましてぇ……。」

捉えた男たちを尋問したところ、領都でクーデターが起きたことが発覚。このまま領都に向かうのは不味いと、引き返すも、途中途中で襲われる羽目になり、護衛たちも散り散りとなり、なんとか逃げのびたシーラだけが一人森の中に迷い込み、メイに保護されたと言うことだった。


「だからぁ、カズト様助けてくださぁい。シーラ、何でもするよ?」

甘えたように言ってくるシーラ。

今この娘、「何でもする」って言ってたよな?


「よしわかった!」

「ホントっ!」

「あぁ。ただし、エッチさせろ!俺がお前とエッチできたなら、なんとかするよう、前向きに検討するぞ?」

俺がそう言うと、シーラが少し身体を離す。流石にこの発言には引かれたようだ

だけど仕方が無いじゃないかっ!俺の野望はハーレムなんだっ!

公女様をハーレムの一員にして何が悪いっ!

14歳?ロリコン?

日本ではともかく、15で成人、貴族なら12〜13で嫁入りもおかしくないこの世界では合法なんだよっ!

とにかく、俺はエル以外の女の子ともエッチがしたいんだっ!シーラとエッチできるなら、ハルゲル如き、ぷちっと潰してやるぜっ!


「あ、えっと、その……優しくしてくれゆ?」

俺の熱意が伝わったのか、シーラがモジモジしながら、頬を赤く染め、ボソッとつぶやく。

「も、も、もちろん、だともっ!」

まさか即答してくれるとは思っていなかった俺は、どもりながらも、シーラの手を取り、隣の寝室へと向かうのだった。


そして……。


「カズトのヘタレ。根性なし。」

翌朝、俺の横で、全裸で抱きついているシーラに、罵倒を浴びせられるのだった。

……仕方がないじゃないか。エルに絞り尽くされたのだから。

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