魔王様のハーレムな一日???
そして、3ヶ月が過ぎた。
俺の目の前には、大小様々な、たわわな果実が並んでいる。
全て、近隣の村で収穫してきた結果だ。
時には助けを装い、時には直接手を下し、あの手この手を使って、近隣の7つの村を支配下に置いた。
「近くに魔王の住まうダンジョンがある。魔王に逆らってはいけない。魔王の機嫌を損ねると、魔物によって村が滅ぼされる。しかし、魔王の言うことを聞き、若い娘を捧げれば、様々な恩恵を与えてくださる。」
村々の共通認識がこれだ。
魔王と名乗ったわけじゃないのに、魔王にされているあたり、エルの作為を感じる。
面白いのは、村を一つ支配下に置く度、近くの街で「村を失ったのはハルゲルの所為」という噂が広がる事だ。
噂というのは、一度広がり始めると、あとは放っておいても、尾ひれ背びれをつけて勝手に拡散していく。
今では「ハルゲルが、国に反乱を起こす。力を借りるため、隣国に村を売った」という噂が主流となっている。
どうしてこうなった?と思わなくもないが、ある意味自業自得なので特には気にしないことにする。
そこまでは良かったのだ。
しかし、女の子を集めた後が問題だった。
エルとマイが言うには、「集めた女の子は俺のハーレム候補」だという。
気に入った女の子がいればハーレムに入れると・・・・・・確かにそう言ったんだよ。
だけどなぁ……。
「ぁぁん……お姉さまぁ……リラ、もぅダメぇ……。」
最初の村の、村長の娘、リラがあられもない姿で、俺の目の前でエルと痴態を繰り広げている。
リラは、とても優秀な娘だった。自頭がよく、回転も速いうえ、要領がいい。ここに来てから数日で、自分が求められていること、何をすれば役立てるか、自分の地位を確立するには何をどうすればよいかなどを、きっちりと把握していた。
さらには、自分に足りないものを補う為、積極的に、マイ達に師事し学ぶ事を怠らない。
結果として、この短期間で、リラは「メイド長」の役職をマイによって授けられた。今や、この拠点になくてはならない存在となっている。
だから、俺のハーレム1号になるのも時間はかからなかった。
ちなみに、エルは、本人曰く「私は特別なんだから」とのことで、ハーレム要員では無いらしい。あえて言うなら0号だろうか?
そう、リラは俺のハーレム要員なのだ。しかも、栄えあるNo.1。今のところ唯一にして無二のハーレムに入った女の子。
であるならばっ!
わかるだろ?期待しちゃうだろっ!しかもリラは経験がないって言ってるんだぞ?俺が初めてで、俺色に染めてやるぞ!と思っちゃうだろ?
なのに……。
リラが、俺の目の前で、頬を染めながら、恥ずかしそうに衣服を脱いでいく……。
それだけで、もぅ辛抱たまらんというのに、エルが横から手を出してきてリラを愛撫し始めるのだ。
目の前で繰り広げられる、R18な百合百合の情景。こんなの、俺の一部分が暴発するぐらい元気になるのは当たり前だろ?
そして暴発寸前というところで、エルが俺を優しく慰め受け入れてくれるのだ。
さすがはサキュバスということもあり、エルのご奉仕は天にも昇る気持ちで……。
うん、そこまではいいのだ。ここまでであれば「リア充爆発しろ!」といわれても仕方がないと、笑って受け入れることが出来る。
だが、エルの攻撃はそこで終わらないんだよ。
元気がなくなっても、魔法で無理やり元気にさせられて、体中の水分がなくなるのか?というほど搾り取られるのだ。
散々絞りつくし、もう空っぽだとわかると、エルは満足げにそのまま部屋を出ていく。
残されるのは、散々搾り取られて、ろくに体を動かせない俺と、エルに可愛がられ、エロい格好のまま放置されたリア。
普段であれば、飛び掛ってもおかしくないほどにいやらしくも色っぽいりリア。しかし、いかんせん、搾り取られすぎてそんな気も起きなくなっているため、結局、リアの全裸膝枕や、全裸抱き枕で、朝を迎えるのが精いっぱいだ。
ハーレムにいるのに手が出せない……というか出せない状況にさせられている俺が、他の女の子を求めるのは仕方がないと思わないか?
だから、俺はその不満をぶつけるべく、手当たり次第に村に行き、下は8歳から、上は30歳までの女性をかき集めたのだ。
その結果が、目の前のたわわな果実のオンパレードなのだが……。
いまだに俺は、その果実のどれ一つも収穫できずにいる。
触れることはできる。その柔らかな感触をじかに感じ、食べごろだと思えるものを選ぶこともできる。
しかし、いざ収穫!というところで、現れるのだ……あの悪魔が……。
「ちゅっ……悪魔って、酷くなぁい……んちゅ……。」
エルが俺にキスをしながら、そう文句を言う。
その姿はとても愛らしく、つい何でも許してしまいそうになる。
「いや……しかしだなぁ……」
「カズトはぁ……私のこと……嫌い?」
エルが上目遣いで聞いてくる。その間も、体は甘えるように摺り寄せ、その手は俺に奉仕することをやめない。
そんな状況下において、否と言えない俺をだれが責められようか?
この状況で、エルを跳ねのけることが出来るのは、ゲイか、拗らせすぎた童貞だけだろう。
結果として、俺は他の果実を味わう余裕がなくなるまで、エルに絞られるのだ。
誤解がないように言っておくが、エルは最高だ。
俺にはもったいないぐらいだ。そんな女の子が毎日毎晩限界までご奉仕してくれる。感謝こそすれ、文句を言うのはおこがましい。
それはわかっているのだ。だけどよく考えてほしい。
エルは、いわば最高級の、例えるなら国産和牛A5等級の霜降りステーキだ。
庶民がそうやすやすと口にできるものではない。
しかし、それを毎日、もう食べられないといっても押し込まれるとしたらどうだ?
たまには、ジャンクなハンバーガーとか食べたくなるだろ?
パン食ばかりの毎日、たまにはおにぎりが食べたくなるだろ??
つまりはそう言うことなんだよぉぉ!決して和牛ステーキがイヤってわけじゃないんだよぉ!
俺の心からの叫びは、エルには理解してもらえなかった……いや、理解したうえで、あえてそう振舞っているのか?
精も根も尽き果てた俺を、全裸のリアが優しく慰め、そのまま眠りにつく……そんな毎日が続いていたのだった。
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