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第20話 収束はまだ遠い
前書き
創造と救済は並び立ち、楽器たちの声がその意味を補強した。
だが、法水槽の脳廷はなお沈黙を破り、練習編の区切りを告げる。
本文
いすみはYAMAHA CFXを奏で、星々を生み出した。
「ど・み・そ・ふぁ」――音が光となり、宇宙に広がる。
媒介が支えているため、輝きは安定し、空間に裂け目は生じなかった。
ちえはSTAGEA ELS-02Xを奏で、黒い渦を生み出した。
仮想の病魔が吸い込まれ、回復の光が残る。
彼女はその光を見つめ、胸の奥に温かさを覚えた。
そのとき、法水槽の脳廷が脈動を強めた。
「創造と救済は並び立つ。だが、収束はまだ遠い。
愛の総和は満ちつつあるが、真理には届いていない。
次の試練に備えよ」
楽器たちは親友のように語りかける。
• YAMAHA CFX:「始まりは美しい。だが、終わりを知らなければ物語は閉じない」
• STAGEA ELS-02X:「救済は癒し。だが、真理に届かなければ永遠の停滞となる」
二人は互いの名を呼び合った。
「いずみ」
「ちえ」
その声が橋となり、愛の総和を少しずつ満たしていく。
鐘が八度鳴った。
練習編は一区切りを迎え、次の試練への扉が開こうとしていた。




