のぞみ緊急搬送される
サイレンの音が夜の街に響き渡る。
赤色灯がビルの窓に反射し、車内を赤く染めては消えていく。
のぞみは、担架に横たわったまま、意識が戻らない。
「お姉ちゃん……っ! お願いだから目を開けて……!!」
夏美はのぞみの手をしっかり握り、涙を流しながら何度も呼びかけていた。
「お姉ちゃん……私のせいだ……私が、あんなニュース見せたから……!!」
肩を震わせ、嗚咽をこらえきれない。
隊員の一人が、優しく声をかける。
「妹さん、落ち着いて。大丈夫、お姉さんはちゃんと呼吸もしているし、今はショック状態なだけかもしれない。でも、詳しいことは病院に着いてから検査しないとわからないんだ。」
「で、でも……! 心臓が……すごく速いって……!!」
「そうだね。心拍数は180……異常に高い。今は少しでも負担を減らすために、安静にさせるのが一番なんだ。」
夏美は涙で濡れた顔をぐしゃぐしゃにしながら、のぞみの手を握りしめる。
「お姉ちゃん……お願い……戻ってきてよ……っ!!」
――ピッピッピッ……!!
心電図の音が救急車内に響く中、のぞみは微動だにしないままだった。
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病院に到着するなり、のぞみは処置室へと運び込まれた。
「患者、心拍数180! 意識なし! ストレス性ショックの可能性!」
医師と看護師たちが素早く動き、点滴が繋がれる。
「ベータブロッカーを投与。血圧も不安定だ、慎重に対応しろ。」
やがて、薬の効果が表れ始めたのか、のぞみの心拍は少しずつ落ち着きを見せ始める。
「……心拍、135……120……」
「よし、落ち着いてきた。だが、まだ意識は戻らないな……」
医師たちが小声で話し合いながら、のぞみの容態を見守る。
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待合室では、夏美が両親に抱きしめられながら、泣き続けていた。
「私のせいだ……っ! 私があんなもの見せなければ……!!」
母は震える手で夏美の背中をさすり、父は目を閉じて堪えるように深く息をついた。
そこへ、医師が現れる。
「お待たせしました。お嬢さんの容態は、ひとまず安定しました。しかし……」
「し、しかし……?」
父が険しい表情で問いただす。
「状況から見て、PTSDの可能性があります。」
「PTSD……?」
母が愕然とした表情を浮かべる。
「はい。極度の精神的ショックによって、意識がシャットダウンし、心拍が異常に上がった可能性が高い。今は落ち着いていますが、目が覚めたときに精神的な後遺症が残る可能性も否定できません。」
夏美は絶望的な表情で、涙をこぼした。
「……私のせいだ……!!」
再び、声を上げて大号泣する夏美。
「お姉ちゃん……ごめん……!! 本当に……ごめん……!!!」
母も涙を拭いながら、夏美を抱きしめた。
父は拳を握りしめ、沈痛な面持ちで娘たちを見つめる。
処置室では、のぞみがまだ静かに眠ったままだった。
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ここからは、
清楚系、松山弁コメンテーターなっちゃん
ピチピチ系、関西弁インフルエンサーカナちゃんの振り返り番組“なっちゃんカナちゃん”
なっちゃん「……のぞみちゃん……!死んだらあかん……!ほんまに心臓止まりそうになったんやないん!?泡どころか魂抜けかけやったんやけん……!」
カナちゃん「絶句やで……こんなん漫画やドラマやなくて、もう救急の現実やん……!心拍180て、新幹線並みやん!走りすぎや!のぞみちゃん、新幹線の名前やからって心臓まで時速300キロ出さんでええねん!!」
なっちゃん「ほんまや!のぞみ号暴走しとったんや!夏美ちゃんも泣き崩れて『私のせい』て責めよるけん……胸がズキズキ痛むわ……!」
カナちゃん「しかも医者がPTSD言うたやろ!?もう『心の爆弾』仕掛けられたんやん!これは恋愛スキャンダルやのうて、精神テロやで!」
なっちゃん「ゆう君!あんた何しよん!あんたのせいでのぞみちゃん病院送りになっとるんよ!?あんた、今どこで何を思いよるんか胸ぐら掴んで問い詰めたいわ!」
カナちゃん「ほんまや!のぞみちゃんはな、手紙書いてカバンの脇ポケットに入れるタイプやのに、こんな急展開で救急車に乗るなんて誰が予想したんや!」
なっちゃん「ほやけん視聴者からもはがき殺到しとるんよ!ラジオネーム“保健室の常連”さん『のぞみちゃんが担架で運ばれるシーン、涙止まらん。青春の真ん中に雷が落ちたみたい』やって!」
カナちゃん「雷いうより、もう隕石やな!ドカーン落ちて校舎ごと吹っ飛んだ感じや!」
なっちゃん「次はラジオネーム“購買の焼きそばパン”さん『夏美ちゃんの「私のせい」って叫び、心えぐられた。妹やのに母みたいに泣いとった』やって!」
カナちゃん「そうそう!夏美ちゃんの涙はダム決壊級やった!止めても止めても溢れるんよ!」
なっちゃん「Xのコメントも地獄やで!『心拍180とか恋じゃなくて心臓クラッシャー』『ゆう君はキューピッドやなくてデストロイヤー』って!」
カナちゃん「デストロイヤーて!確かに矢打つんやのうて心臓爆破しとるからな!」
なっちゃん「他には『PTSDとかもう三文字熟語やなくて“痛”そのもの』『のぞみちゃん、目ぇ開けたら世界が変わっとるんやろな』とか来とる!」
カナちゃん「うわぁ……これはもう、青春が戦場になったんや。普通は恋愛戦線やけど、今は緊急医療戦線や!」
なっちゃん「ほんまに!処置室で眠っとるのぞみちゃんの姿、まるで氷の棺やけん……雪の白姫みたいに目覚めを待っとるんよ!」
カナちゃん「そんなん言われたらもう泣くで……!視聴者の祈りがいま集中してるんや!コメントにも『起きて!のぞみちゃん!』って連呼されとるし!」
なっちゃん「みんなで叫ぼや!のぞみちゃん!!死んだらあかん!!帰ってこいーー!!」
カナちゃん「うちらの声、病院の窓ガラス突き抜けて届けーーーーっ!!!」




