表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
のぞみとゆうの物語 ~こんな恋をしている二人が羨ましい  作者: 播磨 颯太
第二部-2章 のぞみ視点 新しい景色
54/492

夢でも繋がる二人(のぞみ視点)

夜の静けさの中、のぞみは布団の中で目を閉じたまま、心臓の鼓動がまだ少し早いことに気づいていた。映画館でゆうと初めてデートをした日の夜。指先に残る彼の手の温もりが、いつまでも消えない。まぶたの裏に、あの横顔と笑顔が焼きついていた。


気づけば、夢を見ていた。

いつもの朝、西元山駅。人の流れとざわめきに包まれたホームで、のぞみは誰かを待っている。


視線の先に、ゆうの姿があった。人ごみをかき分けながら、必死に探している。目が合った瞬間、彼の瞳が輝き、のぞみの胸が熱を帯びた。


のぞみ「ゆう君……ずっと会いたかった」


声が自然にこぼれる。自分でも驚くほど柔らかく、温かい響き。


ゆうは、のぞみの言葉に吸い寄せられるように立ち止まり、少し震える声で答えた。


ゆう「僕も……僕ものぞみさんに会いたかった」


その声はまるで告白のように真っ直ぐで、潤んだ瞳に揺れる感情が隠しきれなかった。


のぞみの心にじわりと涙がにじむ。夢の中なのに、現実よりも鮮やかに胸に響く。


のぞみ心の声 ゆう君、またこうして会えたんだね。幸せすぎて胸がいっぱいになる。


のぞみはそっと手を差し出す。指先がゆうの手に触れ、その瞬間、あまりにも確かな温もりがのぞみを包み込む。夢だということを忘れてしまうほどの質感。手のひらから伝わるぬくもりが、心臓へと真っ直ぐに届いた。


のぞみ「大好き……ゆう君。本当に大好き」


込み上げる想いを抑えられず、言葉が溢れる。唇が震え、瞳が潤む。


ゆう「のぞみさん……」


ゆうの声は揺れていたが、その眼差しは真っ直ぐで、迷いも飾りも一切なかった。ただただ誠実に、のぞみを見つめていた。


そのとき、耳をつんざくようにホームに響く音。難法行き急行の到着を告げるアナウンス。鉄の車輪がレールを削る音が夢の空気を震わせる。


電車が滑り込んできて、ドアが開く瞬間――視界がふっと揺らいだ。


のぞみは目を覚ました。暗い自室、静かな夜の天井。胸は早鐘のように打ち続けていた。


のぞみ心の声 ふふ……私、夢の中でもゆう君に会えちゃった。手を繋いで、言葉を交わして……あんなにリアルな夢、初めてだ。


胸に残る温もりを確かめるように指先を握りしめる。居ても立ってもいられず、のぞみはスマホを手に取った。震える指でLINEを開き、息を整えてメッセージを打ち込む。


『おはよう、ゆう君。変な夢見ちゃった。夢の中でね、ゆう君と手を繋いでたの』


送信ボタンを押した瞬間、胸の奥がドクンと跳ねた。緊張と期待で息が詰まる。


ほんの数秒で既読がつく。すぐに返信が届いた。


『おはよう、のぞみさん。僕も同じ夢を見たんだ。のぞみさんと手を繋いでた。それって……いつもの駅にいなかった?』


画面を見た瞬間、のぞみの心臓が跳ね上がる。


のぞみ「え……? 本当に?」


思わず声に出す。胸の奥が熱くなり、頬がじんわりと赤く染まる。すぐに指が動き出した。


『えっ……ゆう君も? うん、私、西元山駅にいた気がする。でもね、夢なのにすごくリアルで……』


送った直後に、またすぐ返信が返ってきた。


『本当に不思議だね。でも、のぞみさんの手の温もりまで感じたから、夢じゃない気がして……』


のぞみは思わず唇を押さえる。声にならない息がこぼれる。


のぞみ心の声 ウソ……こんなことってある?夢なのに、同じ場所で、同じ感覚を共有するなんて……


込み上げる想いを抑えきれず、また文字を打ち込む。


『私も……。夢なのに、すごく幸せな気持ちだったよ』


送信しても落ち着かない。返信を待つ時間すらもどかしい。心臓が弾けそうで、次の言葉が止まらない。


『ねえ、ゆう君。今日も駅で会えるよね?』


既読がすぐに付いた。指先に汗がにじむ。のぞみは祈るように画面を見つめた。


『もちろん。いつもの場所で待ってるね』


その一文が表示された瞬間、胸が熱くなり、のぞみの唇から小さな声が漏れた。


のぞみ「……ゆう君……」


暗い部屋の中で、のぞみはスマホを胸に抱きしめ、頬を赤く染めながら目を閉じた。夢の続きを、現実で叶えることを願うように。


◾️◾️◾️◾️◾️

ここからは、

清楚系、松山弁コメンテーターなっちゃん

ピチピチ系、関西弁インフルエンサーカナちゃんの振り返り番組“なっちゃんカナちゃん”


なっちゃん「ちょ、ちょっと待ってや……これ、もう……心臓持たんのやけど!のぞみちゃん、夢の中で『ゆう君に会いたかった』って……!あああ〜、尊死する〜!!」


カナちゃん「ほんまや!しかもやで?これ、ゆう君側でも同じ夢見てたってシーンやん!?二人の夢がリンクしとるとか……なにその運命共同体!!え、これ神様のシナリオ??」


なっちゃん「うちら読んどるだけで鳥肌立っとるけんね。夢やのに、指先の温もりがリアルに伝わるって……ほら見て、わたしの指までじんじんしとる気がするわ」


カナちゃん「のぞみちゃん、『大好き……』言うてもうたやん!夢やから素直に出たんやろうけど、もうこれは本音やんか!!いや〜ゆう君、幸せもんやで。こんなん言われたら起きてもニヤニヤ止まらんやろ」


なっちゃん「わかる〜!のぞみちゃん、起きた瞬間『ふふ……夢でも会えちゃった』って。夢でも恋しとるって、もう恋愛レベルが銀河の彼方やん」


カナちゃん「で、さらに震えるんが、そのままLINEで『夢の中で手繋いでたの』って送っとるんやで?これ、普通勇気いって送れんやん!夢ネタやのに、直球やで!」


なっちゃん「ほんで返事がまたズルいんよ。ゆう君、『僕も同じ夢見た』って!いやリンクしてんか!?ここ、テストに出るわ!二人の心は完全同期!」


カナちゃん「ほんでな、のぞみちゃん『ウソ……すごい…』って、あの瞬間に声にならんほど感情が溢れとるんや。これもう映画やん、ロマンス映画のクライマックスやん!!」


なっちゃん「は〜、あかん。二人が夢で手繋いどるシーン、わたしの脳内で再生されて涙出てきた。現実と夢が重なっとるやん。これもう、二人の世界やわ」


カナちゃん「尊すぎてほんまに無理!のぞみちゃん、最後に『今日も駅で会えるよね?』って確認するのもかわいすぎ!ゆう君の『もちろん』が彼氏感すごすぎて……キュン死不可避」


なっちゃん「ええなあ……ええなあ!わたしも夢でこんなん言われたいわ。『いつもの場所で待ってる』って……待ってるだけで青春やん!」


カナちゃん「じゃあここからは恒例の、視聴者さんからのお便り&コメント読んでこか!みんなも悶絶しとるで」


なっちゃん「お便りきとるわ。『夢で繋がるって、もはやツインソウルじゃないですか?』やって!」


カナちゃん「きた〜ツインソウル説!いやほんまにそうやで。これ普通の恋人やない、魂が呼び合っとるんや!」


なっちゃん「Xのコメント『え、私の心臓が爆発しました。救急車呼んで』……いやわかる、わたしも呼びたい」


カナちゃん「ほかにも『二人の夢リンク=次元の壁壊れた説』って。おもろいなこれ。ほんまに壁壊れとるわ!」


なっちゃん「うちんとこにも『夢の中でもLINE交換してそう』ってコメント来とる。もう笑けるけど、確かにしそうやわ!」


カナちゃん「『夢の続きは現実で叶えて』ってコメントもええなあ。ほんまにのぞみちゃんもそう思うてスマホ抱きしめとったもんな」


なっちゃん「最後にもう一枚。『のぞみちゃんの「大好き」が心臓に直撃しました。今夜眠れません』やって」


カナちゃん「わたしらも眠れへんわ!尊すぎて……!のぞみちゃんもゆう君も、恋する力で日本中眠らせへんカップルやな!」


なっちゃん「ほんまや〜。みんなまとめて悶絶死しとるけん!」


カナちゃん「よっしゃ、次回もこの二人のキュンシーンで、うちら一緒に悶絶しよな!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました! ブクマ・ポイント評価お願いしまします!

私の作っている他の作品もお読みください!

クズ人間シンジの成り上がり人生 ~ボロ車でポリ袋10袋のアレを運び、美女二人と事業を起こす逆転人生

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ