夢でも繋がる二人(のぞみ視点)
夜の静けさの中、のぞみは布団の中で目を閉じたまま、心臓の鼓動がまだ少し早いことに気づいていた。映画館でゆうと初めてデートをした日の夜。指先に残る彼の手の温もりが、いつまでも消えない。まぶたの裏に、あの横顔と笑顔が焼きついていた。
気づけば、夢を見ていた。
いつもの朝、西元山駅。人の流れとざわめきに包まれたホームで、のぞみは誰かを待っている。
視線の先に、ゆうの姿があった。人ごみをかき分けながら、必死に探している。目が合った瞬間、彼の瞳が輝き、のぞみの胸が熱を帯びた。
のぞみ「ゆう君……ずっと会いたかった」
声が自然にこぼれる。自分でも驚くほど柔らかく、温かい響き。
ゆうは、のぞみの言葉に吸い寄せられるように立ち止まり、少し震える声で答えた。
ゆう「僕も……僕ものぞみさんに会いたかった」
その声はまるで告白のように真っ直ぐで、潤んだ瞳に揺れる感情が隠しきれなかった。
のぞみの心にじわりと涙がにじむ。夢の中なのに、現実よりも鮮やかに胸に響く。
のぞみ心の声 ゆう君、またこうして会えたんだね。幸せすぎて胸がいっぱいになる。
のぞみはそっと手を差し出す。指先がゆうの手に触れ、その瞬間、あまりにも確かな温もりがのぞみを包み込む。夢だということを忘れてしまうほどの質感。手のひらから伝わるぬくもりが、心臓へと真っ直ぐに届いた。
のぞみ「大好き……ゆう君。本当に大好き」
込み上げる想いを抑えられず、言葉が溢れる。唇が震え、瞳が潤む。
ゆう「のぞみさん……」
ゆうの声は揺れていたが、その眼差しは真っ直ぐで、迷いも飾りも一切なかった。ただただ誠実に、のぞみを見つめていた。
そのとき、耳をつんざくようにホームに響く音。難法行き急行の到着を告げるアナウンス。鉄の車輪がレールを削る音が夢の空気を震わせる。
電車が滑り込んできて、ドアが開く瞬間――視界がふっと揺らいだ。
のぞみは目を覚ました。暗い自室、静かな夜の天井。胸は早鐘のように打ち続けていた。
のぞみ心の声 ふふ……私、夢の中でもゆう君に会えちゃった。手を繋いで、言葉を交わして……あんなにリアルな夢、初めてだ。
胸に残る温もりを確かめるように指先を握りしめる。居ても立ってもいられず、のぞみはスマホを手に取った。震える指でLINEを開き、息を整えてメッセージを打ち込む。
『おはよう、ゆう君。変な夢見ちゃった。夢の中でね、ゆう君と手を繋いでたの』
送信ボタンを押した瞬間、胸の奥がドクンと跳ねた。緊張と期待で息が詰まる。
ほんの数秒で既読がつく。すぐに返信が届いた。
『おはよう、のぞみさん。僕も同じ夢を見たんだ。のぞみさんと手を繋いでた。それって……いつもの駅にいなかった?』
画面を見た瞬間、のぞみの心臓が跳ね上がる。
のぞみ「え……? 本当に?」
思わず声に出す。胸の奥が熱くなり、頬がじんわりと赤く染まる。すぐに指が動き出した。
『えっ……ゆう君も? うん、私、西元山駅にいた気がする。でもね、夢なのにすごくリアルで……』
送った直後に、またすぐ返信が返ってきた。
『本当に不思議だね。でも、のぞみさんの手の温もりまで感じたから、夢じゃない気がして……』
のぞみは思わず唇を押さえる。声にならない息がこぼれる。
のぞみ心の声 ウソ……こんなことってある?夢なのに、同じ場所で、同じ感覚を共有するなんて……
込み上げる想いを抑えきれず、また文字を打ち込む。
『私も……。夢なのに、すごく幸せな気持ちだったよ』
送信しても落ち着かない。返信を待つ時間すらもどかしい。心臓が弾けそうで、次の言葉が止まらない。
『ねえ、ゆう君。今日も駅で会えるよね?』
既読がすぐに付いた。指先に汗がにじむ。のぞみは祈るように画面を見つめた。
『もちろん。いつもの場所で待ってるね』
その一文が表示された瞬間、胸が熱くなり、のぞみの唇から小さな声が漏れた。
のぞみ「……ゆう君……」
暗い部屋の中で、のぞみはスマホを胸に抱きしめ、頬を赤く染めながら目を閉じた。夢の続きを、現実で叶えることを願うように。
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ここからは、
清楚系、松山弁コメンテーターなっちゃん
ピチピチ系、関西弁インフルエンサーカナちゃんの振り返り番組“なっちゃんカナちゃん”
なっちゃん「ちょ、ちょっと待ってや……これ、もう……心臓持たんのやけど!のぞみちゃん、夢の中で『ゆう君に会いたかった』って……!あああ〜、尊死する〜!!」
カナちゃん「ほんまや!しかもやで?これ、ゆう君側でも同じ夢見てたってシーンやん!?二人の夢がリンクしとるとか……なにその運命共同体!!え、これ神様のシナリオ??」
なっちゃん「うちら読んどるだけで鳥肌立っとるけんね。夢やのに、指先の温もりがリアルに伝わるって……ほら見て、わたしの指までじんじんしとる気がするわ」
カナちゃん「のぞみちゃん、『大好き……』言うてもうたやん!夢やから素直に出たんやろうけど、もうこれは本音やんか!!いや〜ゆう君、幸せもんやで。こんなん言われたら起きてもニヤニヤ止まらんやろ」
なっちゃん「わかる〜!のぞみちゃん、起きた瞬間『ふふ……夢でも会えちゃった』って。夢でも恋しとるって、もう恋愛レベルが銀河の彼方やん」
カナちゃん「で、さらに震えるんが、そのままLINEで『夢の中で手繋いでたの』って送っとるんやで?これ、普通勇気いって送れんやん!夢ネタやのに、直球やで!」
なっちゃん「ほんで返事がまたズルいんよ。ゆう君、『僕も同じ夢見た』って!いやリンクしてんか!?ここ、テストに出るわ!二人の心は完全同期!」
カナちゃん「ほんでな、のぞみちゃん『ウソ……すごい…』って、あの瞬間に声にならんほど感情が溢れとるんや。これもう映画やん、ロマンス映画のクライマックスやん!!」
なっちゃん「は〜、あかん。二人が夢で手繋いどるシーン、わたしの脳内で再生されて涙出てきた。現実と夢が重なっとるやん。これもう、二人の世界やわ」
カナちゃん「尊すぎてほんまに無理!のぞみちゃん、最後に『今日も駅で会えるよね?』って確認するのもかわいすぎ!ゆう君の『もちろん』が彼氏感すごすぎて……キュン死不可避」
なっちゃん「ええなあ……ええなあ!わたしも夢でこんなん言われたいわ。『いつもの場所で待ってる』って……待ってるだけで青春やん!」
カナちゃん「じゃあここからは恒例の、視聴者さんからのお便り&コメント読んでこか!みんなも悶絶しとるで」
なっちゃん「お便りきとるわ。『夢で繋がるって、もはやツインソウルじゃないですか?』やって!」
カナちゃん「きた〜ツインソウル説!いやほんまにそうやで。これ普通の恋人やない、魂が呼び合っとるんや!」
なっちゃん「Xのコメント『え、私の心臓が爆発しました。救急車呼んで』……いやわかる、わたしも呼びたい」
カナちゃん「ほかにも『二人の夢リンク=次元の壁壊れた説』って。おもろいなこれ。ほんまに壁壊れとるわ!」
なっちゃん「うちんとこにも『夢の中でもLINE交換してそう』ってコメント来とる。もう笑けるけど、確かにしそうやわ!」
カナちゃん「『夢の続きは現実で叶えて』ってコメントもええなあ。ほんまにのぞみちゃんもそう思うてスマホ抱きしめとったもんな」
なっちゃん「最後にもう一枚。『のぞみちゃんの「大好き」が心臓に直撃しました。今夜眠れません』やって」
カナちゃん「わたしらも眠れへんわ!尊すぎて……!のぞみちゃんもゆう君も、恋する力で日本中眠らせへんカップルやな!」
なっちゃん「ほんまや〜。みんなまとめて悶絶死しとるけん!」
カナちゃん「よっしゃ、次回もこの二人のキュンシーンで、うちら一緒に悶絶しよな!」




