夏至
今日は夏至ですね。
一年の内で一番昼が長く、夜が短い日。
太陽が一番、力を増す日。
この夏至の日は、世界中で特別な日として認識されています。日本なら茅の輪祭り、イギリスならストーンヘンジでの夏至祭、太陽のありがたみを良く知っている北欧の国々においては、夏至を祝日にして祭典を催す国もあります。
天体の運行に関してはまあまあ興味があるので、こういうイベント(?)は何だかウキウキしますね。茅の輪潜ったことはないのですが。
さて、夏至の日には、誓約をすると願いが叶いやすいと言われているそうです(だいぶ大雑把)。もともとはアマテラスオオミカミとスサノオノミコトが行った、一種の占いのようなものらしいですね。まあ、諸説あり議論もされているとのことらしいのですが、個人的には何でも良いと思っています。
もともと願い事って、自分の中だけではなくて周囲の人間に伝えると、叶いやすいと言われています。ダイエットするときは、必ずダイエットすること、していることを周囲の人間に宣言すると成功する、というのが一番わかりやすい例でしょうかね。監視の目があるから、怠けられないということらしいです。
周囲の人間に誓ってさえ意地やら見栄やら色々なもので何とか叶えようとするのです。自分と、天と、神に対して誓い言をする。そりゃ、信心深い人はどうにか叶えようという気にもなりますよね。天にも、神にも、嘘はつけない。本当は自分にも嘘は吐かない方が良いのですが、そこはまあ諸々障害があるので仕方ない。
それでですね。こういうイベントを信じていない人は夏至に誓約なんてしないだろうから、それはそれで良いのですけれど。でも、他人の力(特に監視の目)を借りていることは確かですが、願い事って、本来叶えるのはあくまで自分です。夏至の日に誓約をしたからといって、自分から何もしなければ、きっと願いが叶うことはないでしょう。
夏至の誓約の本質は、他力本願ではなく自力本願。だからこそ、良いのだと思います。歴史的背景や真実はそこまで重要ではない(と思っている)。
そして、夏至に行うべきもうひとつの重要事項。
むしろこちらの方が大切な気もします。
それは、普段から私たちに恵をもたらしてくれる太陽に、感謝を捧げること。
近年の猛暑により、太陽を憎みたくなる気持ちもわかりますが(大げさ)、もし、永久に太陽が隠れてしまえば、私たちは生きていけません。ここまで猛暑が続いているのは、別に太陽のせいだけではないですしね。
普段、太陽の恵みに改めて感謝をする必要のない現代日本。冬、寒ければ暖房がありますし、洗濯物はコインランドリーであっという間に乾く。でも、日照り続きでも植物は枯れますが、日照不足でも健康には育たない。人間だって太陽の光をまったく浴びない生活をしていると、何かしら身体と精神に不備がでてくる。
太陽光によってビタミンDが生成されるとかセロトニンの分泌を活性化させるとか、太陽光による人間の免疫力向上についてはすでに色々わかっていることではありますが、でもそれだけじゃないよなあと感じています。
ビタミンDもセロトニンも、何も絶対太陽光でしか生成できないわけじゃありません。あまり詳しくないので、もしかしたらもっと重要な栄養素が太陽光の中にあるのかもしれませんが、太陽が私たち人間のみならず、ありとあらゆる生物にも不可欠だということはすでに疑念の余地はないでしょう。
太陽はモノを言いませんので、私たちはつい太陽への感謝を忘れがちです。なお言うなら、この世のすべてに対する感謝を忘れがちなのですが、そちらについては今日は横に置いておきます。今日の話題は太陽です。
そして。その太陽が頂点に到達する夏至点。ネットで調べると時刻に、バラつきがあります。11時41分だったり、11時42分だったり、11時43分だったり。
まあ、私などは11時40分頃からスタンバイして11時44分頃にイベント終了という認識でいれば、いずれか正解にひっかかるだろうと考えています。夏至点に拘らず、今日一日の内一瞬でも、感謝すると自分の中の何かが変わる……かもしれない。
夏至のこの日、常に天にあって私たちを照らしてくれる太陽に、普段忘れがちな感謝をしましょうね。というのが、不遜ながら今日言いたかったことです。誓約を行うのも良いかもしれませんね。
唐突に思いついて勢いのまま書いたので、読みにくかったらすみません。いつものことかもしれませんが……。




