1-13:「Huge ConflictⅢ」
現れた90式戦車。その砲塔に搭載する凶悪な得物――主砲である、〝ラインメタル120㎜L44戦車砲〟の砲口からは、微かに煙が上がっている。
その砲身より撃ち出された成形炸薬弾(HEAT)が、迫るライマクを撃ち、焦がし、崩して見せたのだ。
鋼鉄の怪物の登場に沸いたのも束の間、さらに別方――制刻等が来た南東方向の町路より、またしても、ドッ――という音と衝撃音が来て、頭上を再び飛翔体が掠める。
そして今度は、北西方向より迫っていた2体のライマクの内の1体が、爆炎に包まれた。
そして崩れるライマク。動揺する足元に随伴していたオークやゴブリン達。
再び視線を戻せば、南東側の町路の向こうには、その状況を作り出した主――2両目の90式戦車が、先に制刻等が倒したライマクの死骸を押しのけ、現れた姿があった。
さらにこちらには、一個班程の普通科隊員等が随伴している姿も見えた。
「戦車小隊が到着したのか!」
二方向より、新手のモンスター達を迎え撃つように現れた90式戦車の姿に、鐘霧が声を上げる。
《――十字路上の班へ。こちら、ニュー・アライヴァル4-1。流れ込んだ敵への、遊撃対応に出た班というのはそちらか?》
そんな所へ、各員のインカムに通信音声が飛び込んで来た。どうやら現れた戦車隊からの物であるようであった。
「――そうだッ!ニュー・アライヴァル4-1、こちらはラインガン4ヘッド。こちらは今しがた、大きな敵勢力と接触ッ。また、現在避難の遅れた民間人を保護中ッ。こちらは急ぎの、各支援を必要としているッ!」
聞こえ来た問いかけに、鐘霧は肯定の言葉と、こちらの現在の状況を説明する言葉を捲し立てる。
《了解、ラインガン4ヘッド。まず敵を蹴っ飛ばす、こちらで片づける。撃つから頭を上げるなよ》
鐘霧の捲し立てた要請に、戦車隊からは了承、そして警告の言葉が返ってくる。
そして直後、再び南東側に位置する90式戦車が、咆哮を上げた。
成形炸薬弾がまたも十字路真上を飛び抜け、そして北西側より迫っていた、2体のライマクの内の残るもう一体を直撃。
ライマクその表面を抉り、焦がし、鈍く痛々しい悲鳴を上げさせる。そしてその巨体を仰け反らせ、崩し地面に沈めた。
さらに間髪入れずに十字路上を、今度は南西方向から北東方向へ、成形炸薬弾が飛び抜けた。最初に姿を現した90式戦車からの、二射目だ。
その二射目は、3体揃いで縦隊を組んでいたライマクの、2体目を撃ち仕留め、先に崩れ沈んだ同族達へとその巨体を加えさせた。
射撃行動を行いながらも、履帯を鳴らし町路を進んでいた最初の90式戦車は、制刻等の配置展開する十字路へと到着。乗り込んで来た。
《ニュー・アライヴァル4-2よりラインガン4。避けてくれ、十字路を通過する》
90式戦車から通信で要請が寄越され、制刻等はそれぞれ割れ散り、十字路の各角の建物へ寄って退避、カバー。退避を終えた各々を割るように。90式戦車は履帯を鳴らして十字路を通過、反対側へと出る。
「〝樺方戦〟か」
通り過ぎる最中の戦車の、その砲塔に描かれたエンブレムを見て、制刻はそんな一言を呟いた。
〝樺太方面戦車隊〟。
樺太の地の防衛を担当する、樺太方面隊の下に編成される、戦車部隊。
それが、到着した90式戦車の所属であった。
《撃つぞ。耳を塞げ》
傍を通り抜けた90式戦車より、通信越しの警告が、制刻等各員に寄越される。
その砲身は仰角を取り、残る3体目――最後のライマクに向いていた。
最後のライマクは、御者のオークが形勢不利を悟り、反転逃走しようとしたのだろう。その巨体の横腹を晒していた。しかし町路は狭い。その途中で引っ掛かり、それ以上回頭できず、身動きが取れなくなっている。
90式戦車は、そんな無防備を晒したライマクに向けて、容赦なく三射目を撃ち放った。
「っと」
「ッ!」
重く、しかし劈くような轟音と、衝撃が、十字路上に響き渡る。それに制刻や鳳藤は、それぞれ声を零す。
そして砲身より撃ち出された成形炸薬弾は、ライマクのどてっ腹に見事に命中。
爆炎が上がり、そしてライマク横腹に大穴が空き、ライマクからは「ブォォォォッ!」という鈍く痛々しい絶叫が上がる。そしてライマクはその巨体を横倒しにし、地面に沈んだ。
《――マンモスモドキ、全て沈黙。歩兵との交戦に移行する》
90式戦車からの、再度の通信。
同時に、90式戦車は少し砲塔を旋回させる姿を見せる。そして主砲に同軸装備されている、74式7.62mm機関銃による射撃掃射を開始した。
狙うは当然、先で全てのライマクを倒され、同様混乱しているオークやゴブリン達。
その彼等を、撃ち出され形成された7.62㎜弾の火線は、端から撃ち抜き始めた。
「どうナって――ぎゃァ!?」
「うワ――ギェェ!?」
「ニゲ――ギュィッ!?」
町路の向こうから、射貫かれてゆくオークやゴブリン達の悲鳴が、微かに聞こえ来る。しかし90式戦車からの機銃掃射は、そんな彼等を容赦なく射貫き攫えていった。
北西側から迫っていたモンスター達が、90式戦車により屠られてゆく一方。十字路上には、もう一輌の90式戦車に随伴していた普通科班が駆け込み到着していた。
「鐘霧二尉ッ、第3小隊12班ですッ。そちらの指揮下に入るよう、言われています」
その普通科班の内から一人の陸曹が、建物にカバーする鐘霧の元へ駆け寄って来る。陸曹は、鐘霧に習ってその隣にカバーし、預かっている命令を言葉にする。
到着した普通科班は、鐘霧と同じく77連隊の第4中隊に所属する隊員等であった。
「よく来てくれた。十字路上各方へ展開、敵の迎撃行動へ当たれ。それとそこの家屋内に、保護した住民がいる。その回収保護を頼む」
「了ッ――聞いたな!一組は北東へ――」
鐘霧は陸曹へ、労う言葉を。続いてそれぞれに対応に当たるよう、指示の言葉を発し上げ告げる。
それを陸曹は了承。声を張り上げ、班員等に指示を与え始める。そして普通科班の班員等は、十字路の各方へ展開配置。それぞれの方向に残る、モンスター達相手に、攻撃行動を開始した。
「――よぉ、懐かしい顔がいるなッ」
展開してゆく普通科班の班員等を眺めていた制刻等。そんな制刻等に、声が掛けられ飛んで来たのはその時であった。
見れば十字路上には、展開してゆく普通科班に続くように、もう一輌の90式戦車が履帯の音を鳴らして乗り込んできている。そしてその90式戦車の、砲塔に設けられた車長用キューポラ上より、こちらを見降ろす戦車搭乗員の姿があった。
「樺太の特異点さんじゃねぇか」
キューポラ上の搭乗員――戦車長であろう二等陸曹の隊員は、制刻へと視線を寄越して、そしてそんな言葉を発して見せた。
「よーォ。アンタか、浜明」
一方の制刻は、カバーを解いて90式戦車の横まで歩み寄ると、車上を見上げて、その戦車長の物であろう名を口にした。
「制刻。アンタもこの異世界に、ぶっ飛ばされてたとは、ビックリだ」
「あぁ、お互いにな」
端的に、しかし再開を歓迎するように、制刻と浜明と呼ばれた戦車長は、言葉を交わす。
制刻と浜明、樺太事件において縁があり、見知った間柄なのであった。
「樺太ん時は、まだドライバーだったろ。それが、今では戦車長か」
「あぁ、やっと立派なマイカー持ちさ」
制刻は浜明に向けて、揶揄う様に言葉を投げる。それに対して浜明は、戦車砲塔の上面を軽く叩きながら、カラカラと笑ってそんな言葉を返した。
「制刻、雑談は後にしろ」
再開を歓迎し盛り上がっていた制刻だったが、そこへ背後から声が飛ぶ。振り向けば、そこに少し咎める様子の顔を作った、鐘霧の姿があった。
「あぁ、失礼」
しかし咎める言葉に、制刻は悪びれもせずに端的な言葉を返す。
鐘霧はそれに難しい顔を引き続き作りつつも、制刻の横を抜けて戦車の傍へと立った。
「失礼、二尉。そちらに合流し、支援に当たるよう言われています」
浜明は車上より、謝罪と同時に軽い敬礼を鐘霧へ返し、そして預かっている命令を言葉にして寄越す。
「あぁ、感謝する――これよりここから押し上げる」
それに対して鐘霧も返答。そして、これよりの動きの説明を始める。
「君の車輛は、引き続き普通科班と一緒に、北西方向進路へ押し上げてくれ。そして、もう一輌の戦車を借りるぞ。私達ともう一輌で、北東方向へ押し上げる」
「了解です」
これよりの行動を告げた鐘霧。それに浜明も了承。
「じゃ、後でな制刻――前進ッ」
そして制刻にそう言葉を寄越すと、浜明はインカムで操縦手に向けた物であろう、指示の言葉を送る。それを合図に、90式戦車は再びエンジンと履帯の音を響かせ、前進を再開。
普通科班と共に、十字路より北西方向への押し上げを開始した。
「よし、私達も行くぞッ。――ニュー・アライヴァル4-2。私達ラインガン4が随伴する、前進押し上げを始めてくれッ」
北西方向へ押し上げ始めた90式戦車と普通科班を見送った鐘霧は、続け、十字路北東方向で鎮座待機している、もう一輌の90式戦車へ、インカムで指示の言葉を送る。
《了解ラインガン4。前進開始する》
それに返答が返り、そしてもう一輌の90式戦車が前進を再開。
「行くぞッ!」
そして鐘霧が周辺各員へ声を張り上げる。
それを合図に制刻、鐘霧等も、北東方向への押し上げを開始した。
制刻等の随伴する90式戦車は、先に打ち倒した、町路上に沈み倒れるライマク達の死骸を、押し退け、あるいは乗り越えて道を切り開く。
連なり倒れていたライマクの亡骸の内、最後の一つをその履帯で悠々と乗り越え、その向こうへと出た90式戦車。
そこにはライマクの巨体に進路を阻まれ、手をこまねいていた、残存のオークやゴブリン達の群れがいた。
「敵残存、接敵ッ!」
車長用キューポラから頭部、目線だけを出していた戦車長が、それを目視確認して発し上げる。それと同時に、同軸機銃が再び火を噴き、先に固まるモンスター達を襲った。
「ぎゃッ!?」
「うワぁッ!?来たゾォッ!」
悲鳴、そして驚き狼狽える声が、モンスター達から上がる。
そんなモンスター達に向かって、90式戦車は乗り越えたライマクの死体上を滑り降り、そして鋼鉄の巨体を突っ込ませた。
「ひ――ギュェッ!?」
「ごびぇッ!?」
滑り降り突っ込んで来た90式戦車の履帯に、その巨体に、オーク達が踏みつぶされ、あるいは轢き飛ばされる。
戦車砲に耐えうる複合装甲。そして50tもの重量を持つ90式戦車の強襲を前には、屈強なオーク達といえどもひとたまりも無かった。
「うワぁぁぁッ!?」
「ニゲロぉ!」
モンスター達からすれば、ライマク達を瞬く間に屠って見せた、正体不明の怪物。
そんな怪物の強襲踏み込みを前に、モンスター達は戦意を喪失。蜘蛛の子を散らすように逃走を始めた。
しかし、背を向けたモンスター達に向けて、90式戦車の同軸機銃が火を噴き、容赦なく襲った。
背に7.62㎜弾を受け、バタバタと倒れてゆくモンスター達。
そして逃げてゆくモンスター達を追いかけ追い立てるように、90式戦車は前進を再開する。
「テンパって、逃げてくな」
背後。ライマクの死骸上で、光景に対するそんな感想が発される。そこに制刻の立ち構える姿があった。
90式戦車に続いて、ライマクの死骸を乗り越え、あるいは側面を抜け出て、制刻等が姿を現していたのだ。
「逃がさねぇよ」
制刻その横では、敢日が冷たい声で発しながら、立膝を着いて射撃姿勢を取っている。
そして逃げるモンスター達に向けて、構えたネイルガンの引き金を引いた。
照準の先で、一体のオークが五寸釘を背に向けて、悲鳴を上げて倒れる。
モンスター達を襲うのは、それだけに留まらない。
ライマクの死骸横を抜け出て展開した、鳳藤や鐘霧、朱真がそれぞれ各個射撃を開始。始まったいくつもの銃火が、モンスター達を襲い始めた。
「戦車に着いていくんだッ!」
鐘霧が、モンスター達を追い立て進む戦車を指し示し、戦車への随伴を各員へ張り上げ命ずる。
「だそうだ」
「あぁ」
指示を聞き、応じるべく、制刻と敢日は言葉を交わし、ライマクの亡骸をその腹を利用して滑り降りる。そして先を行く戦車を追いかける。
その比類なき堅牢さ、そして力で、90式戦車はモンスター達を容赦なく屠り、追い立て、押し上げてゆく。そして制刻等は90式戦車の後方へ随伴展開。90式戦車の撃ち零したモンスター達を、各個射撃で確実に仕留めてゆく。
押し進んで行く90式戦車。
「――前方交差路、新手ッ!」
その車上で、戦車長が張り上げたのはその時。
戦車長の眼は、進行方向先にある交差路の建物の影より、ヌッと現れた巨大な存在を見止めた。それは新たな一体のライマク、そして随伴する分隊規模のモンスター達。
「行所!目標、マンモスモドキの新手ッ。弾種、HEATのままッ!」
それを見止めた瞬間、戦車長はすかさず砲手に向けて命じる声を張り上げる。
すぐさまその指示が反映され、90式戦車の砲塔は、少し旋回。その砲身を新手のライマクに向ける。
「――撃ッ!」
そして、咆哮が上がった。
周辺に響いた、劈く砲声と、衝撃派。
その次の瞬間、先に現れたライマクの、頭部横面が爆炎に包まれた。
成形炸薬弾の直撃を受けたライマクは、悲鳴を上げる事すらなく、ぐらりと倒れて傍の家屋に衝突。ずるりと崩れて地面に沈む姿を見せる。
「よし、対歩兵戦闘へ――ヅッ!」
ライマクの無力化を確認し、対歩兵戦闘への復帰を砲手へ命じようとした戦車長。しかしその時、戦車長の頭上を何かが掠め飛ぶ。そして続き、カンカンと、何かが90式戦車の表面を叩く音が、立て続き響き渡った。
「戦車長、矢撃だ!交差路奥側、左手ッ!」
90式戦車を襲った物の正体は、すぐに判明した。
戦車の近くで、遮蔽物に身を隠してカバー体勢を取っていた鐘霧から、言葉が寄越される。それを頼りに戦車長が該当方向を見れば、示された交差路にある建物の、その上階窓。そこから連弩らしき物が複数、突き出されている様子が微かにだが確認できた。そうやら、連弩装備のモンスター達が、建物内に陣取っているようだ。
「確認しましたッ。再装填、引き続きHEATッ」
敵の姿を確認し、戦車長は車内の砲手へ再び指示を発する。
砲塔内に備えられた自動装填装置が作動。作動音が上がりながら、主砲へ新たな成形炸薬弾が装填される。
「次弾、装填。射撃可能ッ」
「目標、交差路奥側、左手建物ッ」
砲手から装填完了の報告の声が上がってくる。それを受けた戦車長は、続け砲手へ目標を指示。指示は反映され、砲塔は再び旋回。続け砲身が仰角を取り、該当の建物を睨む。
「――叩ッ込めッ!」
戦車長の合図。
瞬間、90式戦車の主砲がまたしても咆哮を上げた。
そして間髪入れずに、主砲の狙った該当建物が、爆炎に覆われる。成形炸薬弾の直撃を受けた建物上階は、広まった爆炎と一緒に木っ端微塵に吹き飛び散る。
爆炎と破片に交じって、陣取っていたであろうオーク達の身体が飛び、散る姿も微かに見えた。
「排除した、前進再開する。浮舟、前進しろ」
脅威排除を確認した戦車長は、随伴している鐘霧等へ向けて、前進再開の旨を告げる。
そして続け、操縦手に指示。それが反映され、90式戦車は前進を再開する。
90式戦車と随伴する制刻等によって、蹴散らされ、無力化されてゆくモンスター達。
身体の屈強さ。手勢物量。他、あらゆる面において、この町に騎士団の力を凌駕していたはずのモンスター達の軍勢。
しかしそのはずは、まるで想定していなかった存在。
陸隊の存在、火力の前には、まったくの無力であった。
あらゆる障害をその巨体により蹴散らして来た、巨獣ライマクは、しかし突如として現れた正体不明の鋼の怪物――90式戦車によって、悉く無力され、沈んでいった。
さらに屈強なはずのオーク達の身は。物量を以て脅威を体現するゴブリン達は。重軽機関銃や小銃火力の前に、まるで塵でも掃いて退けるかのように、バタバタと撃ち倒されてゆく。
当初こそ、その果敢さと獰猛さを以て、それに挑み排除を試みたモンスター達。しかし、迫る90式戦車。そして班の火力を前に、それらは悉く跳ね退けられた。
時に、オークやトロルといった種のモンスター達は、その屈強さを生かすべく、隙を突き肉薄攻撃を仕掛けて来た。しかしそれも、多くは火力を前に押し留められる。
そしてモンスター達にとっては最悪な事に、隊側には制刻とGONGという存在が居た。
わずかに肉薄に成功したオークやトロル達は、しかしGONGの機械による力。そして制刻の超常的力を以て、儚くも悠々と叩き潰される。あるいは捕まえられた上で、握りつぶされ、もしくは千切り捨てられる末路を辿った。
見れば今も、制刻がその手で捕まえた一体のオークを、生きたまま肉の盾として掴み突き出し、そして戦車と並んでズカズカと突き進んでいる。
いつしか、モンスター達は町中を逃走する一途となっていた。
90式戦車と班、そして制刻等による、一方的な殺戮の様子を見せつけられたモンスター達。彼等はこの僅かな時間の内に、目の前の存在が、自分達より生命として強い存在である事を、本能で悟っていた。
そしてモンスター達のその心には、恐怖が宿っていた。
今回でわかったこと。
①自由がチート過ぎて、ピンチ感が演出できない。
②作者の戦車、砲弾知識はド素人レベル。
③文章力が初期より悪化している。
④位置関係説明ヘタ過ぎ問題。
それが……ヘテロジニアス!




