プロローグ
どうも皆さん泉谷です。
pixivと言う場所で二次小説を投稿しているのですが本日からこちらの方で一次小説を執筆していこうかなと思い投稿しました。読んでいただく皆様何卒よろしくお願いします!
突然だが皆は“普通すぎてつまらない”と言われた事はあるだろうか?
多分ないだろう。
皆さんはすごい頭が良かったり、めちゃくちゃ足が速かったり、すごい大食いだったりと何か一つだけ秀でているものがあるはずだから。
だが!
僕はそんなものは一切なく、昔から“君は普通すぎてつまらない”って言われ続けて来たんだ!
何故なら、僕は全ての事柄において普通で平凡な男子高校生なんだよ!
名前:佐藤 実/高校二年生/十七歳/身長:百七十.七cm/体重:六十二.八kg/A型/誕生日:十二月二十五日/山羊座
家族構成は父母僕の三人で仲が良く毎年一回国内旅行をするし、家は貧乏というわけでもなく、不自由なく暮らしている。
小学校は家の近くの公立小学校で部活はなく、中学校も近場の公立中学に進学し部活は帰宅部で、学校が終わったらすぐに家に帰りゲームをしていた。
成績も中の中でよくもなければ悪くもない三が九つ並ぶ成績だった。
なんか語ってて悲しくなって来た。でも続くよ!
高校も偏差値が平均的な星影高校を選びそこへ進学し、1年時にはあまり目立つこともせず、クラスの端っこでラノベを読んでいるだけの生活だった。
そのため、今現在では友達は数えられる程しかおらず、成績も真ん中あたりをずっと取っていると......
どうかな?僕の普通っぷりは!若干引いたよね。こんな奴の周りなんかさぞかし普通なんだろうな。って思ってるでしょ?いえいえそんな事はない。僕の周りは全然普通じゃない。
まず、僕の学校には三大美少女なるものが存在し、その中の二人が僕の知人なんだよな、うん。
名前は星宮 羽夏。家が隣同士で親同士の交流があったためとても仲が良くて幼稚園から一緒の幼馴染。なんだけど、アニメの定番である幼馴染が起こしにくるということはなくてですね高校には別々で登校しています。くそう!
星宮の将来の夢は自分で交響楽団を作ることらしい。所属部活は吹奏楽部でフルートをやっている。彼女のフルートを吹く姿はとても美しいらしく、その姿に惚れた男子が後をたたないだとか。
見た目は、少し小柄で髪の毛をポニーテールにしている。
性格は、他のみんなには優しく接するんだけど、僕には結構キツめに接してくるんだよね。クラスが一緒だからごく稀に話すのだが、世間話などではなく、
「実、少しノート貸してくれない?」
「あ.....うん」
のような超短く、全く面白くもなんともない話しかしない。
しかも、ものなどを借りるのは俺だけで、他の人には一切借りないというね。
なんなんだろうね?もしかして俺の事好きなのかね?
(あ?)
あ、すいません調子に乗りました!
ってな訳で、すごく可愛くて、あたりはきついけど仲良くしてくれている(と思いたい)人がいます!
そして、もう一人は、橘 奏羽さん。
この人は星影高校3年生で生徒会長を務め文武両道、眉目秀麗、頭脳明晰で全校生徒の九割九分九厘の生徒から尊敬の対象とみられているだよ。
しかも、テストでは一位以外取ったことがなく成績の模範生徒ですごく威厳のある人なんだよね。
え?なんで全校生徒全ての人たちから尊敬されてないんだ。だって?簡単なことさ......
それは、僕は尊敬の対象と見ていないからだ!
まぁまぁ、そんな騒がないで。今から理由話すから。
え〜理由は、橘さんの裏の姿を知っているから尊敬対象には見れないんだ。
昔僕は、親に勧められ体術を習っていて、その時に通っていた教室に橘さんがいたんだ。そこで何故か橘さんに気に入ってもらえて、時々一緒に帰ることがあったんだよね。
そして、帰り道一緒に歩いていると一匹の人懐っこい野良猫がいて、その野良猫に橘さんが飛びつき猫をモフモフし始めたんです。僕はいつもの橘さんとのギャップが凄すぎて、口を開けたままの状態で突っ立っちゃったんだよ。すると橘さんが、
「す、すまない。私は可愛い動物が大好きでな。猫などの動物を見てしまうとこのように周りを気にせず飛びついてしま癖がついてしまったんだ」
「へ、へー。そ、そうなんだ」
「悪いのだが、この事は誰にも離さないでほしい」
橘さんが目をウルウルさせながらお願いして来たので断ることもできず。
「うん、いいよ」
と言った。
この時はまだ小学校の真ん中らへんだったので先輩後輩の関係はなくタメ口で話していた。
それから時間が経ち、高校に入ってからも良く話すのかというとそうじゃない。彼女は生徒会長なので、仕事などが沢山あり生徒会室にこもっているのでなかなか会えないし、たまに見かける事はあるけど彼女の周りには沢山の人だかりができていて、近づこうにも近づけない。
と言った感じで、なかなか物理的距離も心理的距離も縮めることができない状況なんだ。
たまに挨拶をして返してくれるんだけど......
「あ、橘さんおはようございます」
「あぁ、おはよう」
ってな感じで、あちらはもう僕のことを忘れているかのような振る舞いだった。
おかしいな〜昔は僕のことを気に入ったと毎日のように言って来たから覚えてると思ったんだけどな〜。
でも仕方ないよね、僕ってあまり目立たないし、しかも小中学は一緒じゃなかったし、高校一年の時だって十回話したかどうか怪しいぐらいだからね。
とまぁこんな訳で、星影高校三大美少女の中の二人は僕の知人なんです!
ん?どうしたの?あともう一人は誰なんだ。だって?ああ、そうだった。もう一人は......
名前は神楽坂 真琴。星影高校2年生で、橘さんと同じく文武両道、眉目秀麗、頭脳明晰、スポーツ万能と全てが完璧な美少女だ。
彼女は、世界的に有名な神楽坂グループのご令嬢で、彼女自身そのグループの次期当主候補の一人らしい。
クラスは一緒なので良く見かけるんだけど、彼女の周りには十人ぐらいの人だかりが常にできていて、彼女を守るための親衛隊もあるんだ。
やっぱり人気なだけあって男子からの告白が絶えないようで、昼休みや放課後になると何処かに行ってしまうんだ。でも、先週告白されに行く神楽坂さんを見かけたけどすごい憂鬱そうな顔をしてたな。大丈夫かな?
そして、彼女は人一倍お人好しなのだ!神楽坂さんは頼みごとをされたら断れない性格のようで毎日毎日忙しい日々を送っている。
と言った感じで、以上が星影高校三大美少女だ。
そして、これから僕が語って行く物語はこの三大美少女の誰かに起こる事件がきっかけで始まる、ハーレムラブコメなのである──
本日は以上です。
Twitterにて主人公の普通すぎる理由などをちょっと書いているのでそちらの方もご覧ください!
Twitterのアカウント名は@izumiyashoukiです。
もう語ることはないのでお暇させていただきます。
デワデワ〜