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詩*海辺にて*

海を結えば

作者: a i o

蒸した陽射しが

じんじんと鳴る日には

君を連れて旅に出よう


君と僕の海を結わえて

降り立った浜辺

珊瑚の砂浜

波間を彩る眩いひかり


小道を抜ければ

生垣に咲く

サンダンカの緋色

髭を蓄えたガジュマルは

アスファルトを割って

大きく手を広げ


みなみ風

みなみ風

緩んだ時の中を吹く


微睡む夕陽を見に行こう

誰もが心に

海を隠し持っている

君の波の音を聞かせて

夕涼みに集うひとびとを

掻き分けて


喉の奥が熱くなる酒を

あおって

語りつくせないのなら

一緒にこの瞬く星を数えよう


みなみ風

みなみ風

解けた時の中を吹く


この心ひとつで

君と僕の海を結わえて

降り立った浜辺

僕の水平線を見せてあげる

だから君の波の音を聞かせて



挿絵(By みてみん)



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