スナオなキモチ〜綾-side-〜
三神さんが帰ってから、わたしが部屋で一人反省会をしているとなぜか三神さんからメールがきました。なぜメアド知ってるんですか…。
「なに、これ…。」
前にも言ったことがあるようなことをメールをみて言ってしまいました。
そもそも内容が変です、あの人もともと変ですが。なんですか、急にメールしてきたかと思えば
【綾ちゃん、明日一緒に学校行かない?♡】
って…いや、名前くらい書いてくださいよ。
書かなくてもわかってしまいましたが。
なんでそんな困ることを聞くんでしょうか。三神さんに迷惑はかけたくない、でも一緒には行きたい。わがままですね、わたし。…とりあえず断りましょう。
【迷惑はかけたくないので、すみませんがそれはできません。学校で会いましょう。では、おやすみなさい。】
これでよし。返信きても困るので寝ることにしましょう。
翌朝
おはようございます。昨日結局返信なかったみたいです。良かったような残念なような。はやく学校に行けばいい話ですが。
というわけではやめに行くことにしましょう。
「あら、綾もう行くの?」
「うん、行ってくる。」
「いってらっしゃい。」
「では、行ってきます。」
「あ、おはよ!綾ちゃん!時間わからなかったから待たせてもらっ…」
バタンッ
なんで、いるのですか。彼が、いた気がします。幻覚でしょうか、気の迷いですね。うん、きっとそうだ。
「ねぇ、ちょっと!綾ちゃん⁈なんで入っちゃうの!」
あれ、幻聴まで…病気ですかね。
「あーやーちゃーーん!出てきて!お願いだから!オレが不審者になっちゃう前に‼︎」
「…あの、なんでいるんですか。」
「え、一緒に行かない?ってメールしたよね?」
「はい、きました。ですが、断ったはずですが。」
「え?…あ、ホントだ!まぁいいじゃん‼︎きちゃったんだし♡」
「…まぁ…今日だけですよ。」
「はいはい、今日だけねww」
「バカにしないで。…行きますよ。」
この人はホントにバカですか…疲れた。バカの相手ってホントに疲れますね、もう…。
あ、そういえば。
「三神さん、メール送ってくるのはいいですが名前くらい書いてください。わからないでしょう、わかりましたけど。あと、なぜメアド知ってるんですか。」
「あー、そういえば書いてなかったっけ?ごめんごめん♪わかってくれたの?うれし〜な、以心伝心ってやつだな!メアドはだいちゃ…乾に聞いた♡」
「全部に答えてくださってありがとうございます。テンションでわかりますよ、ムダに高いしウザいんで。」
「ひどぉっ!泣くよ、オレ?泣」
「勝手に泣いてればいいです。」
「えー慰めてくんないの?」
「泣かせた相手に言うセリフですか。」
「ナイスツッコミ!」
ーーーーーーーー学校ーーーーーーーー
嗚呼…嘆かわしい出来事です。そうでした、この人友達多いんでした。だから一緒に登校とか嫌だったんです。わたしとは大違いですし。2人で一緒に歩いてたら三神さんの友達らしき人が
「真琴、彼女いたのかw初耳なんだけど?」
「あーごめんごめん、この子吉野綾ちゃん!オレの彼女、かわいーだろ?」
「あなたの彼女になった覚えがないんですが。」
「えー、綾ちゃん酷いって!」
「真琴フられてるしww」
みたいな感じのやりとりを何回やったかわかりません。もう嫌…。それよりこのせいで変なウワサたったらどうしましょう。きっと三神さんの迷惑になる…そうこうしてるあいだに学校着いたし!いっそ付き合うというのを受け入れれば気が楽になるでしょうか。
「…あの、三神さん。今日放課後…暇ですか?」
「え?あ、うん、暇だけど?」
「じゃあ、一緒に帰りませんか。お話があるんです。」
「…‼︎マジで⁈そんなの聞くまでもないって♪むしろ断るわけがない‼︎」
「そうですか、では校門で待ち合わせということで。」
「おっけ✩」
「では、放課後に。」
はい、できました。
それでですね、更新日は
毎週火曜日にしようかと…。
今日は月曜日?えぇ知ってますとも。
今日学校でもう一話完成させたので
明日投稿して、そこから数えようかなって
感じです。
あー、読者さん増えないかなぁ…