三十三・五回目
長らくお待たせ致しました。
~~~~~~???視点~~~~~~
僕はその日、いつものように朝早くおきて、姉ちゃんと一緒にお使いに出たんだ。
最近、孤児院に変な人たちがよく来る。
僕は、なんで来るのかよく分からないけど、姉ちゃんがいつもすごく怒って追い返してる。
でも、追い返すたびにその変な人たちは、姉ちゃんを連れていこうとする。
姉ちゃんは、その辺の大人より強いから変な人たちに負けないし、姉ちゃんも「大丈夫」なんて言うけど、「男」としてはとても心配だ。
兄ちゃんは、僕たちによく「男なんだから、姉ちゃんを守れよ」なんて言うけど、僕たちはいつも姉ちゃんに守られている。
施設の男の子みんなで、「絶対、姉ちゃんを守るぞ! 男なんだからな!」なんて言って約束しあったけど、正直、兄ちゃんみたいに強くないから、できるかどうか心配だ。
姉ちゃんは、よくお使いで街に出かけるけど、出かけたときは必ず男の子が一緒に出かけるように、みんなで話し合って決めたんだ。
だって、心配だったから。
そして、今日。
僕の当番の日。
いつも来る変な人たちのなかでも強そうな人たちが、お使いに出た僕と姉ちゃんに話しかけてきた。
僕は、男の子の間で「護身用」として当番のときに持たされているナイフを持って、姉ちゃんの前に出た。
姉ちゃんを守るんだ!
姉ちゃんに手を伸ばしてきた坊主頭の人の手に当たって、少し切れたのか、手から血が出てた。
真っ赤な血を見て、少しこわくなったけど、変な人たち二人とも嫌な笑い方をしてたから、勇気を出して、大声を出したんだ。
そしたら、真っ黒な髪のお兄ちゃんが、僕の前に現れたんだ・・・。
なんか、すみません