十三回目 混沌な会話
今更ながら、感想等お待ちしております。
「さぁ、早く脱いで下さい。そして鍛錬での汗を、この白虎めに拭かせて下さい」
もの凄く真面目な顔で、どこからか出した、もう1枚の手ぬぐいを片手に迫ってくる白虎。
・・・・・・すげぇ、シュールだな、おい。
「いや、まぁ・・・その、気持ちは嬉しいが自分で拭けるから。自分で」
「ダメです。汗を拭かず風邪など引かれたらどうします?」
「そこまでヤワな鍛え方はしてない―――つーか、近い近いっ!」
いつのまにか目の前まで近寄っていた白虎を両手で押し戻す。
そんな俺たちのやりとりを、必死に笑いをこらえながら眺めている朱雀。
『・・・くくっ。我が主殿も白虎の生真面目さには敵わんようじゃのぉ・・・』
「笑っているなら、取り成せよ朱雀。つーか笑いすぎだ!」
『スマンスマン・・・くくくっ・・・』
絶対悪いと思ってないな、この鳥。
「主様、そんな鳥は放っておいて、早く汗を拭かせて下さい」
じりじりと俺の手を押し返してる白虎。
そんなに拭きたいのかよ!
『拭かせてやれば良いではないか。なに減るものではあるまいし』
「他人事だと思って簡単に言うな、この焼き鳥!」
『我は焼き鳥ではないわ!』
「拭かせて下さい!」
なんつーカオスだ・・・。
久々の更新なのに、短くて、進まなくて、すみません!
でも、感想、レビュー等お待ちしております。