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第二章 ~魔法の指輪~③






初めてここに来たものは、その景色のあまりの美しさに声がでないものもいるし、ティリーナの時に来たことがあるものも、その時の事や、イリアスの事でざわめきながら今や期待を込めて、また知っているものは不安も入り混じりながら待っていた。


そのざわめきも、城に一番近いところにいる誰かが耳をすませた途端にピタリと止んだ。


城から続く道の、その大きなアーチのように囲ってある石の扉の向こうから、小さくヒールの音が聞こえたからだ。

数秒後には、誰もがその扉を一心に見つめていた。

そして、そのヒールの音が止まった。それと同時に、扉の前に立つ二人の兵士によって、その扉がゆっくりと開かれた。


そしてその先に見えた姿に誰もが、国王でさえも息をのんだ。


鳥たちが大空を舞い、雲が雄大に流れ、そこから漏れる光がベールのようにイリアスを包んでいて、いつもとは違う、輝かしき正装に身を包まれたイリアスに、今は亡きティリーナの若き頃を見ているようだったからだ。

その後ろからは、シェルミアが付き添って歩き、イリアスは一歩ずつ、ゆっくりと歩きだした。


しかし、その驚愕をも伴った沈黙は一瞬にして消え去り、イリアスを取り囲むように民衆の間からは賛美の声が飛び交った。

皆の言葉に応え、イリアスは満面の笑みを送り返した。

そして、皆にとっては、その笑顔だけでもここへ来られたことの価値を充分に示していたのだった。


しかしながらイリアスにしてみれば、それは当に緊張との闘いを示していることにも違いなかった。

いつもと違う 〝王女らしさ〟 というものに縛られていることを感じていた。

決して作り笑いなどでもないし、それは心からの笑みだったが、それは緊張の上に塗り重なった笑みだった。


王女らしさ。それは民の者たちにしてみれば、そんなことはどうでもいいと思うことだろう。

無理にそんなことをする必要は無い。イリアスはイリアスのままで良い、と。


イリアス自身、そう考えたこともあったのは事実だ。

それでも、王女らしく振る舞うことの必要性を、心がどうしてもぬぐいきれないでいた。


イリアスにだってプライドがある。最初から拒絶するのではなく、それを誰よりも心得てから、それでもそれを否定するのであればすればいいだけの話。誰にも文句は言わせない程になればいいだけのことだ。


しかしイリアスは信じている。もしその時が来たならば、きっとまた、違った自分が見えるハズだ…と。

要はやってみなければ、何事もわからないのだから。

そう考える事ができるようになったのが、つい先程のことだった。


しかし、笑顔は確かに浮かべてはいるものの、手や足は別だった。

その一歩が、ただ前にだせばいいだけの足が、意識して力を入れなければきっと前へ進んではくれないだろうと思わせるほどに、いつもならばすぐに辿り着ける父のところまでの道のりが、こんなにも長く感じられたのは、生まれて初めてのことだった。


たった数秒のことのハズなのに、何時間も歩いた気がしてならなかった。

そして、やっとの思いでイリアスは、祭壇への石段を上った。だんだんと近づいてくる父の顔、いつも国王の蔵書室で、難しい本を読んだりしている神官の顔がはっきりと見えてきた。

イリアスは歩き続け、そして王の前に両膝をついて礼をした。

顔をあげたその先に見える父親の姿は、彼女自身まだ気づいていなかったが、その凄さを肌が感じ取っていた。

その身に纏うオーラというものだろうか…しかしそれは確かにイリアスにも届いていた。


ミディウスはイリアスの瞳をしかと見た。

そして、表情にこそ出さなかったものの、心の内では満足な笑みを浮かべていたのだった。

イリアスの心境が痛いほどわかるからだ。

しかし、それで良い、とミディウスは心の中だけで言った。

不安でいっぱいの愛する娘を抱き寄せたいその気持ちは、皆に言う言葉に乗せて――。


「十七年前……場所は違うものの、街の者は皆今日と同じように、こうして集まってくれた」ミディウスはゆっくりと話し始めた。「イリアスの生まれた日だ」

 

イリアスはその言葉を一言ずつ、丁寧に噛みしめるように聞いた。

その頭の中では皆、その時の情景がきっと思い返されているのだろう。


「我が愛するティリーナが亡くなった時も、こうして集まってくれた」ミディウスはすっとイリアスの肩に手を乗せると、一歩前へ足を踏み出し、民の皆に向けて言った。

もはや誰一人、口を動かすどころか、指の先まで、神経は王のつむぎだす言葉に向いていた。


「失ったものと、生まれたものの存在は違えど、それは大きくここに育っていく」ミディウスはイリアスの瞳を今一度見た。「国の心が、今まさにここにある。そして、その心を育んできた存在がその周りに今日、またこうして集まってくれた」ミディウスは両手を大きく開いて、イリアスの後を示した。


「皆、おまえのことを想ってくれているのだよ…」

 トクン、とイリアスの心が小さく鼓動しているのが、イリアス自身聞こえた。


皆が、私を――。

 

心の変化というものは、誰一人として意識して生じるものではない。

そして、生じたことをも自覚できるものでもない。しかしこの時確かにそれはイリアスの中で起こった。


 もはや緊張もしてはいなかった。

凍りついていた緊張という文字が溶けていくようだった。

ふと振り返ると、街の人々の笑顔がさっきの数倍にも温かく感じられたからだ。


 自分の存在を意識するということを、大抵の者はしない。

考えたこともないだろう。しかし、それは別にすることが悪いわけでもなく、ただそれが果てしなく困難を極めるということもまた事実。

それを意識しなければならない、と要求されれば、どれほどのプレッシャーがその肩にかかることだろうか。

イリアスが闘っているのが当にそれだ。


 でも一人ではなかった。

自分のことを見てくれている皆が心の支えとなって。

そして、その皆が自由に生きられるように……イリアスがいるのだ。


 イリアスは空を見上げた。


うん―― 大丈夫。

 

先程の母の声もイリアスの頭の中に蘇る。

イリアスを縛るこの大きな氷のような鎖は、暖かな笑顔によって溶けていく。

どこまでも続く青い空と、大空を舞う鳥がそう言っているようにイリアスには感じた。

ただやると決めたことをやるだけ。イリアスはそう胸に誓って立ち上がり、口を開いた。


「みんな、今日は私のために集まってくれて、ありがとう!」


 イリアスは叫んだ。心の底から叫んだ。その声は、イリアスを囲むものたち全てのもとに届いた。

ただ一言に過ぎなかったが、しかしながら一番の気持ちが、そこに詰まっていた。

それに応えるような大歓声に包まれて、イリアスはその日、また一つ階段をのぼった。

イリアスはその時、堂々と皆に〝イリアス〟という少女の存在を示したのである。

 その歓声の中、ミディウスがひときわ大きく叫んだ。


「それではこれより、我が愛するイリアスの、立志式を執り行う!」




神官がその手にかかえた床にまで達している羊皮紙を読みあげ、ミディウスも王族としてその厳しさを長々と語った。

もちろんありきたりの内容と言えば確かにそうだったが、めずらしくイリアスはその全てを心の中にとめておいた。

そしてそれは民衆も同じだった。


やがてその話も終わり、実際のところの最も重要な儀式が始まろうとしていた。

ミディウスの不安も同時に高まり、そして、イリアスは昨日教えてくれなかった真実を、ついに知ることができると、先とはまた違った緊張が走った。

ミディウスはイリアスにすっと手を差しのべた。


「イリアス、左手を前に差し出しなさい」ミディウスがそう言うと、神官が前にでた。


その手に持っているのは羽ペンだろうか。しかしどうも違うようで、そのペン先にはまったくインクがつけられているようには見えない。

いったいそれは何なのだろうとイリアスは思ったが、何も聞かずにそれを見つめていた。

言われたままにイリアスは手をだすと、神官がその手のひらに、そのペンでなにやら文字を書きいれた。

その文字はなんと、黒い字ではなく、赤く光る不思議な色をしていた。

イリアスにはそれを見た瞬間、その字が血で書かれたものかと思ったが、そのペンがなぞる手にまったくの痛みは感じられない。なんとも不思議な感覚だった。


「いったい何をするの?」イリアスはミディウスを見た。

「これはアヌシュミールの王族として、代々石碑に名を記すために行うものだ。その手で石碑の紋章にふれてみなさい」


書きいれが終わり、神官はさっと後ろに下がった。

そして、イリアスはゆっくりと石碑の前に立った。よく見ると、そこには何人もの名前が連なっていて、その最後にはティリーナの名前が刻まれていた。

そして…その石碑の最初にあるのは、あのゼルセウスの名前だった。


戸惑いながらもイリアスが石碑の一番上に刻まれている国の紋章にふと手をかざすと、驚いたことに、そこに触れた紋章から、一瞬にして赤く激しい炎が噴き出し、石碑とイリアスを取り囲んだ。

だが、イリアスはそれを全く熱いとは感じなかった。

民衆はそれを見るや否や、おおっ、とどよめき、あるものはその驚きのあまり叫び声もあげてしまったが、その炎は瞬く間に石碑に吸い込まれるように集まっていった。

その後、炎は石碑の上で踊るように走り、やがて小さく、何かの形を形成していくと、鮮やかに〝イリアス・ラナ・エル・アヌシュミール〟と名前を石碑の上に焼き刻んだのだった。

 

イリアスはすごい、と小さく声をもらした。

手のひらを見れば、先ほど神官の書いた文字は跡形もなく消えていて、代わりに手首の裏側に小さく国の紋章が赤く浮かび上がっていた。

 

それはイリアスにとっても王族の証としてうれしい印だった。

生まれて初めて、イリアスが国の王族として認められたという証を手に入れたのだ。

その奇麗に刻まれた国の紋章をイリアスが頭上にかざすと、まだ炎の名残なのか、日の光を反射しきれいに輝いていた。


しかしながらミディウスはそこに笑顔を見せてはいなかった。


「ついにこの時がきた…」イリアスが自分の紋章に見惚れているうちに、ミディウスがそうつぶやくと、イリアスははっと振り返った。

先ほどイリアスの名を刻んだ石碑が地響きとともに左右に開いたのだ。

まるで割れたように開かれたその石碑の中からは、新たに一回り小さな台座が現れた。

その台座の上に、それは存在した。イリアスは目を見開いた。それはイリアスが小さな頃から憧れていた、もう一つの証。

イリアスが朝起きるたびにそこにある絵を見ては尊敬していたもの――。


「イリアス。おまえの指輪だ」


 ミディウスがそこに現れた台座から小さな、しかし透き通るような青色のトパーズを堂々と埋め込まれた銀色のその指輪をとり外した。

が、それをすぐにイリアスに渡そうとはしなかった。

指輪を自分の手に持ったまま、まるで民衆の中から誰かを探すように眼を泳がせると、一番近くにいた一人の少年に話しかけた。


「君は…イザルアのところのミーネロだったね。ちょっと来てくれるかな」

早くからなんとか一番近くの場所をとろうとがんばったミーネロが、ちょうど祭壇のすぐそばに、最前列にいたのだった。

ミーネロの周りにいた者は皆、一瞬にしてミーネロに注目した。

 突然国王に声をかけられ、目があってしまったミーネロは、その誘いに訳も分からなく、口だけをパクパクさせ、突然の出来事にまるで石のように固くなってしまった。


そんなミーネロに、ミディウスはもう一度声をかけた。

「ほら、そう怖がらずに――」


 優しく手を差しのべたミディウスの前に恐る恐る、ミーネロは他の者たちからの視線を集めながらも、王のいる祭壇の上へと足を無意識に動かした。

その様はまるで糸で操られている人形がぶっきらぼうに足を振り回すような歩き方だった。

足元を見ればまっさかさまに転げ落ちそうな気がしたので、ミーネロはなんとか上を向いたまま数段しかない石段を、時間をかけて上った。

 国王は一体何を考えているのか、それはミーネロだけでなくイリアスにも全く謎だった。

ただし一部のものには…王が何を見せたいのかという予想がついたかも知れない。


 イリアスの近くまでミーネロがやってくると、国王はミーネロに「手をだしなさい」と言った。

聞こえたのか聞こえなかったのか、ミーネロ自身分からなかったが、体が勝手に動いたかのように、ひゃいと裏返った声をあげて手を国王の前に突き出した。

すると突然何を思ってか、国王がその手に指輪をころんと落としたのだった。


そのあまりにも突然の行動のために、周りの者はわっとどよめき、それもよりにもよってそれがいたずら小僧のミーネロだったものだったから、民衆はいっそう動揺を隠せずにいた。


だがそんな恐れ多いことをされたミーネロ自身が特に顔を青ざめてしまい、その手はまるで自分のものではありませんと言いたいくらいだった。


その状態が少し経った時、ミディウスは十分満足したらしく、ひょいと指輪をとりあげた。

それから数秒後に、指輪が手からなくなったことに気付いたミーネロは大きく息をつき、民衆は同時にほっと安心の表情を見せた。


ミーネロは大量の汗を流していて、ミディウスの目を不思議そうに見た。

その目は確かに「一体、僕にこんなものを急にもたせるだなんて、何の意味があってするんでしょうか」と訴えていたが、ミディウスはあえてただ一言、「ありがとう」と言っただけだった。


周りの者のざわめきは収まらず、ミーネロは手をつきだしたまま、元の場所に戻りたいと思ってはいるものの、その足が動こうとしなかった。


ミディウスはその指輪を持ったまま、くるりとイリアスの方を向いた。それを見て辺りのざわめきが消えた。


「さてイリアス、昨日約束した通り、この時にならないとわからないと言ったことを……予見のことを教えよう」ミディウスは一呼吸おいた。


「シェルミアから、イリアスの体のために儀式を行うということだけは聞いたことだろう」

 

イリアスはゆっくりとうなずいた。

気がついてみれば、先ほどまでざわついていた民衆はふとミディウスの一言で静まり返っていた。

異様な雰囲気が漂い、まるで皆はすでに事の結末を知っているようだった。

実際のところ、この考えは誤りで、一部の者が知っていたということになるのだが、それに乗じて他の者も口を開くに開けない状態であったのだ。


「何故イリアスは予見などができるのか。確かに今ではその力はイリアスだけかも知れない。だがかつては初代アヌシュミール国王、ゼルセウス様が予見者だった。そしてその力は代々受け継がれていったのだ。しかし受け継がれるのは〝予見〟という能力ではない。魔力そのものだ。かつては王族のすべての者がもっていたものの、時を重ね続けることによって、その力をもつものは一部の者になった。少なくとも私には魔力は無かった。ティリーナに備わっていたその魔法の力は…そう、イリアスに宿った。そしてその魔力は強ければ強いほどに体に大きな負担を与えると言われている。予見を見るときにこん睡状態になってしまうのもそのためだ。眠るだけならまだ良いものの、意思に反してそれは体のエネルギーをもしぼりだしてしまう。そのまま放っておけば、いつか永遠に眠ったままになってしまうだろう」

 

ミディウスは辛そうに目をつぶった。

その背中からは汗が流れていた。ミディウスの話を聞いて、イリアスは背筋がぞっとするように感じた。

今まで平気だと思っていた、軽く思っていたものが、突然恐怖へと変わった。


「だがそれを防ぐために、ゼルセウス様はこうしてきちんとそれを防ぐ方法を残してくれた」


 ミディウスは指輪をすっとイリアスの前に差し出した。

イリアスも手を差し出し、両手で受けようとした。ミディウスは先程と同じようにそれをイリアスの掌にころんと転がした。

だが、ミーネロの時と違ったことは、イリアスがその指輪を取り落としたということだった。


 その時イリアスにはきっとこう感じられたハズだ。

何十キロもする鉄の塊のようだった…と。それを見た後にミディウスは言った。


「予見は決して意味のないものではない。むしろ大いに救いの力を我々に授けてくれるが、その代償は大きい。しかしそれも幼い頃、制御ができない時までの話。幼いころの不安定な力では、魔力を必要以上に引き出し、体の方がもたなくなってしまう。だからこの魔力を制御できる指輪で、体がその魔力に耐えられるようになるまで、抑えておくのだ」


ミディウスは落ちた指輪を拾い、話しを続けた。


「魔力は予見をするためだけのものではない。かといって様々なことができるわけでもない。その力をどのように使うかは自分自身で見つけなければならない。が、一つだけ分かっていることは、今イリアスは絶えず魔力に覆われ、その身を守るようになっているということだ」

 

ミディウスはもう一度指輪を差し出した。


「守護の力だけは魔力をもつすべての者が扱えると言う。しかしこの指輪をはめればその守護の力は無くなり、身体的にもイリアスは普通の〝人〟以下になってしまう。それがどういうことかは身を持ってわかることになるだろう。最初は普通に歩くことも困難かもしれない。そう、十八年という時を置くのも、魔力を抑えたときの体への反動も大きいからだ。今まで普通だったものが、イリアスにとっては普通でなくなるかもしれない。それだけイリアスの魔力は既に大きく、体への影響も激しい。それ故、一年早くとも立志式を行わざるをえなかったのだ。生まれた日というものはおおいに意味のある日付。石碑の扉がその日しか開かないのもそれなりに意味がある。だからこの日しか儀式を行うことはできなかった――」

 

イリアスはまた両手を差し出した。

今度はしっかりと受け取ることができたが、相変わらず重く感じる。


「持つだけならば抑える力も弱いが、はめれば完全に止めることができる。逆に言えば持つだけでそれだけ魔力を抑えてしまうということだ。その指輪をはめれば、しばらくは予見も見ることもないだろう。そして目覚めた後も…また試練が待つ…」

 

試練? まだ何かあるのだろうかとイリアスは思ったが、それ以上考えることはできなかった。


イリアスが指輪をはめた途端に、意識が飛んでしまったのだった。それは予見を見るときに倒れるよりもあっさりと。イリアスは体に注ぐ全ての力を遮断されてしまった。

 

倒れたイリアスの体を、シェルミアはしっかりと受け止めた。

シェルミアもミディウスも、イリアスの顔を見ながら震えている。

その寝顔からはとても想像できない闘いが、今この少女の中で行われているのだ。

周りの民衆も息をのみ、ティリーナの時に同じ光景を見ていた者も、唇をかんだり、目を閉じたり、顔を覆ったりしているものもいた。


「がんばってくれ、イリアス」


 最後にミディウスは一筋の涙を流しながら、そうつぶやいた。



第二章これにて終了です。

次章からはついに、イリアスと彼が出会う。

これから物語は大きく加速します。

どうぞご期待ください!!

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