第21話 称号とは、これ迄の己の行いを”照合”した結果なのだと思いいたる。
こんにちは、イチトマルです。既存の作品の無駄な文章を削除し、足りない部分を追加で書き足す事を繰り返して、投稿して来た「ダン探改」ですが、1週間を超えて700PVを達成する事が出来ました。
本当に有難う御座います。読まれている方がいるという事実はイチトマルにとってかけがえのない創作の励みとなっております。これからもよろしくお願いします。
称号はと意識すると。《魔物の討伐者》、に始まり《強者に抗う倒錯者》、《何物にもひれ伏さぬ精神力》、《初の接触収納の使い手》、《初の接触収納の探求者》、《初のスライムの殺戮者》、《初の鑑定取得の功労者》、とズラズラ出て来た。
《魔物の討伐者》はなんとなく分かる、魔物を倒したときに得る事の出来る称号なのだ有ろう、つまり誰もが持っている称号なのだと言う事だ。
《強者に抗う倒錯者》。倒錯って何?、まるで人と反対の事をしている変人扱いじゃん。確かにあの状況でオークと対峙したなら普通は逃げる、雫斗も最初はオークを自分に引き付けて、皆を逃がすための囮になる腹積もりで居たのだ、結果的に強面君の笑えない奇襲により倒す事は出来たが、雫斗にとってもイレギュラーな事柄では有ったのだ。
《何物にもひれ伏さぬ精神力》も同様だ、雫斗達にとって探索者資格を得た日に遭遇したオークは格上だった、その上オーガの咆哮迄受けたのだ。あの時の敗北感と脱力感は忘れられない、危ういところで意識を保てはしたがぎりぎりだったことは雫斗自身が分かっていた。
後の称号の《初の接触収納の使い手》、《初の接触収納の探究者》、は残念な結果になった、 雫斗が呼称していた【装備収納】は間違いだったらしい、正式名称が分かった今変えなければいけない事の方が雫斗的にはダメージが大きい。
しかし後の称号にも《初のスライムの殺戮者》、《初の鑑定取得の功労者》と”初”が付く事から雫斗が初めてと言う事だろうか? それなら雫斗だけが持っている称号と言う事に為る。 だけどスライムの殺戮者は無いと思った。鑑定の取得条件にスライムの100万匹の討伐が在るのだ、結果的にスライムを根絶やしにする勢いで討伐していたとはいえ、これはダンジョンの意思だと思ったからだ。
そうダンジョンは確かに何かの意図を持っている。人の、いや人類の覚醒なのか、ただ単にゲーム的な何かなのかは分からないが、確実に意図的なものを感じるのだ。ダンジョンの秘密を探求する、最初はそんな軽い気持ちでいたのだが、何か得体の知れない物に引きずり込まれている様な気持ちに為っている雫斗だった。
とりあえずログの詳しい検証は置いといて、鑑定でダンジョンの中を見て回ることにした。もう一度ダンジョンに入りスライムのいる広間へと向かう。スライムを見つけて鑑定してみた、”スライムLV1・固有スキル《物理耐性》《保管倉庫》”と出て来た。
予測の通りで拍子抜けしたが、取り敢えず倒す。その後でログを見ると”スライムLV1、討伐・ダンジョンポイント0.02取得”と出ていた。ダンジョンポイント?たぶん経験値的な物かと納得する、0.02じゃいくら倒しても強くはなれないな~と、変に納得した。
次々とスライムを鑑定しては倒すのを繰り返すが、水魔法のスキルを持つスライムを見つけた。じっくり観察していた雫斗に、プルプルしていたスライムがいきなり水を掛けてきた、酸か?と飛び退いて躱したが遅かった、かかった水を慌てて払おうとして分かった事が有る。なんともないただの水だった。
そういえばスライムを刃先で突いて、刃先が崩れることがあるのは、酸で溶かされているからじゃなくて、保管倉庫に収納する時に魔力が少ないから少しずづだけ入れていたのでは無かろうか、そうしたら刃先が欠けていくこともうなずける。
雫斗は鑑定で、水魔法を持っているスライムを探し始めた、しかしなかなか見つからない、それはそうだ100万匹以上倒している雫斗だけど、水魔法のスキルを取得していないのだから。
歩き回って疲れた雫斗は少し休む事にした。近くにある岩へ座ろうとして、違和感を覚えたので鑑定してみると、”ベビーゴーレムLV1・固有スキル《自己回復》《自己再生》《擬態》”と出ていた。
「魔物なんかい?」と思わず突っ込んだが、考えてみると今まで攻撃された事がない、しかし魔物であることには変わらないので倒すことにした。トオルハンマーを取り出して構えると、若干焦っている様に見えるのは気のせいだろうか。
振りかぶって叩きつける、少し削れている程度なので収納の力を使う、空の手で振りかぶりインパクトの瞬間に収納からの加速を加える、大きな破砕音と共に大きく削れてひびが入る。もう一度振りかぶる、すると変化が起きる、ひび割れていた岩が少しずつ元に戻ろうとしている。
《自己回復》のスキルか? 雫斗は振り下ろすペースを上げた。”ガッツン・ガッウン”、物凄い音と共に崩れては、再生していくベビーゴーレムだったが、最後は力尽きて崩れていった。しかし光に還元されない、よくよく見ると魔核が残っていた、そのまま放置していると再生するのか?と自己再生のスキルの恐ろしさに身を震わせながら魔核をトオルハンマーで叩く。
ようやく、光に還元されていくベビーゴーレムの破片、後には魔晶石と魔核と土属性の魔鉱石のインゴットのカードが残されていた、ゴーレムの魔核は貴重品なので保管倉庫の中へと仕舞おうとして違和感を覚えた。
よくよく見ると、かなり小さい、ゴーレムの魔核はビデオでしか見た事が無かったがこれ程小さくはなかった、ゴーレム型のアンドロイドが人の大きさをしているのはその事が関係していると何処かで聞いた事がある。
取り敢えず貴重品には変わりなので慎重に保管倉庫に仕舞う、後で何処に仕舞ったのか分からなく為らない様に何度も確かめた。
土属性の魔鉱石は初めてのドロップだ、嬉しさが込み上げてくる。しかし回復系のスキルが1階層で手に入りそうなのだ。これはテンションが上がってくる、他にベビーゴーレムがいないか探し始める雫斗だったが、そんなに多くは無かった、せいぜい広間に2,3匹程度だった。
それでもベビーゴーレムを討伐して居れば何時かは、《自己回復》《自己再生》《擬態》のスキルが使える様になるかもしれない、それだけで探す価値はある。ベビーゴーレムと水魔法のスキルを持つスライムを探しながら倒していた雫斗だったが、時間になり帰る準備を始めた。
ダンジョンの出口で百花達と出会った雫斗は「やあ~~、どうだった?」と上機嫌で話しかけた。機嫌の良い雫斗に違和感を覚えながら「まあまあね、何時もどおりよ。そっちはどうだったの?」と聞いてきた百花に、待っていましたと雫斗が答えた。
「ふふふ・・、大発見があったんだ!」ともったいぶって言う雫斗。こういう時の雫斗は何も言わなくても自慢してくるので、みな黙って聞いている。
「スライム100万匹討伐で、あるスキルが使えるようになるのだ。でもその前に」と言いながら少し離れて、ダンジョンの小石を収納から出して皆の前にいくつか転がす。
そんな事なら出来る百花達が呆れて「そんなことが大発見なの?」と苛立って聞いてくる。そうなることは想定済みの雫斗は「ま~~、見ていてよ」と言いながら、出した小石を保管倉庫へと入れ始めた。触ってもいないのに消えていく小石達、驚愕の表情を浮かべて見つめる百花達。
その顔を見ながら優越感に浸る雫斗、今までさんざん”無駄だ。建設的じゃない。倒しても意味がないから”と、言われ続けてきたのだ、今日発見した事は大いに自慢したいのだ。
「どうやら魔物には、固有スキルというものが有るみたいでね、そのスキルはある程度の討伐数で取得できるみたいなんだ。だけど取得はしていても、使う意思を示さないと発現しないスキルも有ってね」とここで一旦言葉を止める。
「じゃー私たちも、もしかしたら何かのスキルを習得しているかも知れないって事?」弥生が聞いてきた。
「そうのはずだけど、スライムに関しては10万匹の討伐で物理耐性と保管倉庫のスキルが取得できるんだ。そして30万匹,60万匹、の討伐で無条件で物理耐性と保管倉庫スキルが、ランクアップするみたいなんだよ」そう答えて「そして100万匹のスライムを倒すと鑑定のスキルが発現するのさ」と自慢げにカードを出した。
しかしそこでふと雫斗は考えた、果たして鑑定した後のカードの文字が他の人に読めるものなのかと。ダンジョンは所有者を明確に識別する、自分のステータスを他人が認識出来なければ、ただのほら吹きに成りかね無かった。
カードを百花達に見せながら自分を鑑定してみる。「書かれていることが分かるかな?」若干引きつりながらそう言うと、百花達は雫斗のダンジョンカードを覗き込みながら驚愕するのが分かった。
「驚いたな。・・・ダンジョンカードで名前とレベル以外の文字を始めてみたよ、このアルファベットって強さの指標かな?」と恭平が言うと。「下に書かれているスキルと称号って何なの?」と弥生と恭平が同時に聞いてきた。
別々の質問を聞かれた雫斗が答えようとしたが、ブルブル震えている百花に危険を感じた。いきなり百花が襟をつかみ叫ぶ「なんで雫斗だけがこんな事を見つけるのよ」今回は首を揺することなく訴えてきた。
身構えていた雫斗が拍子抜けしていると「雫斗は人と違う視点で物事を見ているからね、そのせいだと思うよ」と恭平が言うと。
「そうね、スライムを100万匹なんて誰も倒そうなんて思わないわよ」と弥生。”何かディスられている気がしないでもないが、褒められているよね?”と雫斗は前向きに考えることにした。恭平と弥生に説得された形で落ち着いた百花は「そうね雫斗だし仕方ないわね」と変に納得していた。どういうことだ?と思わなくもないが、取り敢えず恭平と弥生の質問に答える雫斗だった。
「恭平が言っていたアルファベットだけど、たぶん強さのパラメーターだと思うよ。僕の鑑定結果だけだと良く分からないけどね。・・・あとスキルはこんな感じで表示されるんだ」と雫斗がスキルを表示させのだが、恭平たちには見えない様だった、称号も同じで、どうやらステータスだけが見えている様なのだ。ちなみにだがダンジョンカード裏替えして見せても彼らには討伐ログは見えていない様だった。
「ちょっと悔しいわね、見えない物が在るといわれると。雫斗を信じない訳じゃ無いけれど、ほんとかなと思うわ」と百花。
「まー頑張ってスライムを100万匹倒すんだね、先達者として言うけど。・・・とおーっても大変だよ」と雫斗がニコニコと言い放つ。
「分かっているわよ!!」とぶぜんと言う百花だが。習得できると分かっているスキルなのだ、挑戦しない訳には行かなかった。
しかし雫斗にはやらねばならない事が有る、自分やスライム、ダンジョンの天井や小石は鑑定出来たのだが、果たして探索者、つまり他人は鑑定できるのか? 憤慨している百花にお願いしたいのだが、引き受けてくれるのだろうか? しかし雫斗は確信している、百花だって自分のステータスは知りたいはずだ。
雫斗はニヘラ~~と笑って、「百花も知りたくはない、自分のステータスを」と振ってみる。
百花は少し考えて「いいわよ、でも他の人に話したら駄目だからね!」と念押しされた。やっぱりと、思惑どおりに承諾した百花にカードを向けて鑑定してみると、カードには百花のステータスが表示された。
雫斗は、その内容に愕然とした「どうしたのよ?早く言いなさいよ」と催促する百花。内容を話したとき起きるであろう出来事を想像して、絶望感に震える雫斗。そんな彼を不思議そうに見つめる恭平と弥生”ええい!言ってしまえ”そう決心してカードに書かれている内容を話す。
「斎藤百花14歳、身長153cm、体重48kg、バスト70、ウエスト55、ヒップ76、多少胸の発育ぐふっ」雫斗は、最後まで言えずに崩れ落ちた。
カードに書かれている内容を読みあげている雫斗を黙って聞いていた百花が、体重のあたりから顔を赤らめてスリーサイズを聞いた時、残りの言葉を雫斗が言い終わる前に、眼にも止まらぬ早業で一歩を踏み込んで、ショートアッパーを雫斗の顎に繰り出していた。
膝から崩れ落ちた雫斗を、腕を組んで鬼の形相で睨み付けている百花が「なんであなたが、私の体重とスリーサイズを知っているのよ?」と容赦なく聞いてきた。
雫斗は『聞いてきたのは百花で、知っているのは鑑定した結果で、それを読みあげただけなんだ』と訴えたかったが、きれいにヒットした百花のアッパーに脳を揺さぶられて、話す事も立つ事も出来ず、ただダンジョンカードを振り回す事しかできなかった。
馬鹿正直に書かれている事を読みあげた雫斗を、同情の眼で見ていた弥生だが助け舟を出す事にした。
「百花やめなさいよ、あなたが自分を鑑定してって言ったんでしょう?雫斗はその結果を話しただけだから」弥生の言葉に雫斗は大きく何度もうなずく。
弥生に言われて多少落ち着きを取り戻した百花が「そうなの?解ったわ、でもあなたも悪いからね、いきなり私の体のサイズを言い出したんだから。反省しなさいよね」と強気の百花。思春期の女の子に理不尽と言う言葉は通用しないのだと、その時雫斗は心底実感した瞬間である。
体の自由を取り戻した雫斗は、これ以上言葉に出すと命を落とす危険を本気で心配しないといけないので、百花にカードの内容をそのまま見せた「総合でC+っていうのは、雫斗よりは強いって事かしら?」と機嫌よさげに聞いてきた百花。
「多分そうじゃないかな?百花達は3階層で魔物を狩っていたからね。魔物一匹当たりのダンジョンポイントも高そうだし」そう言った雫斗に恭平が興味を示す。
「ダンジョンポイントって、何だい?」そう聞いてきた恭平に、「多分経験値だと思う、1階層のスライムで0.01~0.02ポイントが入るんだ、2階層のケイブバットとケイブラットで0.04から0.05ポイントだから、3階層のモンスターだと0.08か0.09ぐらいは入るかも」
「そのダンジョンポイントって、ステータスにどう割り振られるの?」と弥生が聞いてきたので「まだ分からないよ、カードのログにも載っていないし。ただ予想として各々がして来た事が反映されるんだと思う」と雫斗がそう言うと。
「じゃー僕が錫杖を振り回してきたことが、力として体力に割り振られているっていう事?」恭平が聞いてきたので、雫斗は一瞬考えて「あながちそれだけって訳でもないかもしれない、さっき僕は百花から顎を殴られたけど、ダメージはそれほどでもないんだ。頭を揺さぶられて立てなかったぐらいで顎も腫れてもいない、百花も拳はなんともないでしょう?」
ばつが悪そうに自分の拳を見て「そうね、なんともないわ」と百花が言う。「ほんの半年前まで、僕は百花の木の棒の一撃で気を失うほどだったんだよ、それが今の百花のアッパーを顎に受けて無事でいられるはずがないんだ」言われた百花が「悪かったって言っているのに」とボソッと言った。
「じゃー何かほかの要因が有るってこと?」弥生が聞いてきた。「物理耐性もその要因の一つだけど、鑑定のスキルのレベルはまだ1なんだ、まだ見えていない事が有るかも知れない」そう結論づけた雫斗。
「ふう~ん、一つ疑問が解決すると倍の疑問が出てくるのね?それより雫斗、私が持っているスキルって何なのよ?」と百花、自分のスキルを知りたいらしい。
雫斗は、カードを向けながら鑑定してみたが表示できなかった「百花、無意識に拒否しているでしょう?鑑定できない」そう言われた百花が「そうね、もう見られるのは嫌かも」そう言って弥生を見た。
「私も嫌よ」弥生がそう言って恭平を見た。恭平はため息をついて「いいよ鑑定してくれ」と雫斗に向き直る。
ダンジョンカードを恭平に向け鑑定する、出て来た結果は。名前は当然、立花 恭平と書かれていて隣に(14歳)と年齢が付いてくる。その下には身長 197cm、体重 92kgで”自分の強さを追及するタフガイ”とかっこいい言葉が綴られていた、状態は良好でステータスは。総合力 B-、体力 A、魔力 D+、知力 C-、敏捷 D、器用 B、運 Bとなっていた
なかなかよさげなステータスだ、総合力では百花よりはいい「さすが恭平だね、でもスキルも称号も討伐の記録も表示されないな」そ言った雫斗に不満げに百花が「ええ~、じゃ私たちのスキルは分からないってこと?」
「そうなるね、まー頑張ってスライムを討伐するんだね」と雫斗が得意げに言うと、悔しさをにじませる百花「あっ、でも保管倉庫のスキルは使えるかもしれないよ?」
雫斗にそう言われた百花が食いついてきた「どうやるの?」雫斗は小石を拾うと「僕が遣ってみたとおりでいいかい?」そう言うと保管倉庫を発現させた手順を説明した。
自分の収納から小石を取り出した彼らは、言われた通りに再現してみたが、保管倉庫のスキルは恭平しか発現できなかった。打撃の武器を持っていない百花と弥生はスライムの討伐が10万匹に達していない様なのだ。その事でまた爆発しそうになった百花だが自業自得なので辛うじて自重したのだった。
今日はもう帰ることにして明日からは百花達もスライムの討伐に参加することにした様だ。
帰りの道すがら、雫斗は話すことを思い出した「そうだ、1階層に”ベビーゴーレム”っていう魔物がいるんだ」いきなり言われて皆が振り返る「何の話、見たことがないんだけど?」百花が何を言っているのか?と聞いてきた。
「一階層の広間に、この位の岩が有るでしょう?その中にベビーゴーレムが紛れ込んでいるんだ、その魔物動かないし攻撃してこないけど、自己回復と自己再生それと擬態のスキルを持っているんだ、見つけたら倒すと良いよ」と雫斗はひざ丈位に手をかざして簡単に言うが、百花達は鑑定スキルを持っていないのだ。
「私たちは鑑定スキルを持っていないのよ、あれだけの数の岩を手当たり次第に壊せないわよ」と百花「大丈夫だよ、たぶん気配察知のスキルで分かると思うよ、僕もそのスキルで感じたんだ」。
「でも私と弥生はその岩の魔物は倒せないわよ、恭平なら出来るでしょうけど」そう言う百花に、雫斗はトオルハンマーを自慢げに見せて「やっぱり一つは打撃武器が必要でしょう。作って貰ったら?」そう言ってぶんぶん振り回す雫斗。
悔しさに顔を赤らめながら「分かったわ、考えておくわ」と百花は今に見てろと思うのだった。




