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人体関連コラムシリーズ

視力と思考の解像度

作者: エンゲブラ

思考と視界は、密接に関係している。

ここ数年、痛感させられた気づきだ。


4年ほど前から右目がボヤけだし、1年も過ぎる頃には、左目にまで影響が……。世界がボヤけて、思考も鈍る。それでもミスター病院嫌いの筆者は病院には行かず、仕事も集中力だけで誤魔化し続け、定時には帰った。


若年性白内障?

そんな言葉が頭によぎったが、ふざけんなよ、という気持ちであれやこれやと自然治癒の方法を探る。右目の違和感は「眼圧」が原因であろうと推測し、母親が定期的に眼科でもらってくる眼圧の目薬を1本ちょろまかす。も効果はなかった。


一昨年は、ほんとうにヤバい状態だった。

しかし、昨年、転機が訪れた。

目の不調の原因を自力で発見したのである。

答えは意外にも「右手親指の付け根」にあった。


身体中をマッサージし倒し、肩こり、頭痛もほぼ皆無の筆者にとっての唯一の懸念。それは頭蓋骨の「後頭部側右付け根」の筋肉の異様な張り。これが視界に影響しているに違いないと目星をつけ、あれやこれやとマッサージするも、永遠に凝りが取れず、「ひょっとすると原因は脳内にあるのか?」と冷や汗もかいた。しかし「筋肉の連動」をひとつひとつ探っていく内に、どうやらその原因が「右手親指の付け根」であると特定。


右手親指は、仕事中に突き指のような形で痛めたのだが、もちろん病院嫌いの筆者は放置し、見事に折れていたであろう骨が変形したまま引っ付き、いまも一部が少し飛び出している。そしてこの変形による「引っ張り」がまさかの首の付け根の筋肉にまで影響を与えていたのである。


ひとまず、ツボの表をネットで検索。

見事「首のツボ」と合致したのであった。―― ここまでは以前にも、なんかのエッセイで書いた気がするが、探すのもめんどいので重複となるが、どうせみんな読んでいない、あるいは忘れているであろうから、また書くこととした。



ここからが本題。

ツボ、筋肉を緩めるセンサーの仕組み、合気などのメカニズムからの流用などを使い、体中の筋肉を緩めていくと、みるみるうちに視力が回復し、今では信号ひとつ向こうくらいまでなら、くっきりと見えるところにまで戻って来た―― もちろんコンタクトはしているが、これは度の問題ではない。なんなら見えにくくなり始めた頃よりも見えているくらいだからだ。


見えてくると気分が変わる。

というか、なにもかもの光景が美しく見える。


視界がやられていた時は、本当にひどいものだった。視力といっしょに「思考の解像度」までもが、完全に落ちていた。


常に視界に違和感、不快感を覚えていると、必然的に思考にも余分な負荷がかかり、何事にも投げやりになる。眉間にはシワがより、今だから笑い話であるが「あの頃のお前は近寄りづらかった」との同僚談。


ところが、今や毎日、世界が美しい。

一度失いかけて、また手に入れたクリアな世界。非常にハッピーである。


だから、みんなも身体は大事に。

視力に限らず、大事なものは失ってから初めて、そのありがたみに気づく。


なので、医者には早めにちゃんと行け。

筆者は永遠に行かないが()。


いやだって、これで眼科に行って、若年性の白内障扱いでも受けて、手術でもしてたら、何だったの?てなる結果でしょ、これ。


筆者は、医者とは相性が悪い。

十代で慢性腎炎と診断され、「将来は人工透析かもね」とも言われていたが、ステロイドの効果で数値が安定してきたあたりで、病院に行くのもやめた。しかし、○十年経った現在でもピンピンとしており、数時間歩こうが、走り回ったりしてもぜんぜん平気。要するに筆者と医者は相性が悪い。ただそれだけの話。


だけど、みんなはちゃんと医者に行けよ。

「どの口で言ってるねん」な話ではあるが。



なんか書こうとしていた内容と全然違うものになったな。なんだこれ。ただの日記か? どんまい、俺。

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