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「なんであたち達を規制するんだにゃ……あたち達なにもしてないにゃ……平和にいきていただけだにゃ」
「なんであたち達を規制するんだにゃ……あたち達なにもしてないにゃ……平和にいきていただけだにゃ」
燃えさかる炎、独善的な正義により規制され消され殺されていく仲間達をみて、ブル猫はつぶいた。
「なんであたち達を消すにゃ…なんであたち達を殺すんだにゃ…なんで…」
「獣姦は規制だああぁぁ!」
「お前達は正しき世界に不要!」
「なにが正しいかは俺達が決める」
「だから規制する!」
「だから消す!」
「だから殺す!!」
「世界の基準から外れたものは――汚らわしい害獣はしねえええぇぇぇぇ!!」
返ってきた、グロバシオ規世隊の言葉に慈悲は無い。
独善の正義に歯止めは無い。
「い、いやだにゃあぁ……まだここにいたいにゃぁ……あたちは生きていたいにゃあぁぁ……存在を許してほしいにゃああぁぁ」
「獣姦は規制だあああぁぁぁぁ!!」
「ぎにゃああああああぁぁぁっ」
独善の正義は止まらず、また一つ未来が消されていく。