表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偏在の理想ボーイ幻覚の普通ガール  作者: キャボション
64/65

黒猫

10分程エディ達と行動しているとエディが「ここで一旦お別れだ。2時間後に会おう」と言って本拠地へと走っていった。乃木は伏せ、狙撃銃を本拠地があるのであろう小屋に向けていた。本当にあの小屋の地下に黒猫部隊の本拠地はあるのだろうか。エディとジムが小屋に入ってから1時間後。椎名の通信が入る。

「久遠さん!乃木さん!11時の方向に走ってください!急いで!」

椎名は慌てていた。これはただ事ではないらしい。俺と乃木は普段よりも速く足を回し、11時の方向へ走った。すると別の小屋を見つけた。再び椎名から通信が入り、小屋に突入した。すると中は外観と比べて随分と近未来だった。奥にはエレベーターまである。椎名から次の通信は入らなかったが何をすれば良いのかはすぐ理解した。乃木もエレベーターに銃を構えている。ターゲットがこのエレベーターから降りてくるはずだ。俺も銃を構える。

数分後、俺と乃木、そして椎名の予想は見事に当たった。エレベーターから老婆が出てきたのだ。俺と乃木はすぐに老婆を拘束し、身体検査を始めると大量のUSBが出てきた。少なくとも50個以上はある。エレベーターは再び地下に戻り、エディとジムを乗せ帰ってきた。

「予定より早かったな」

「久遠、遅いよりは良いだろ?その婆さんが黒猫部隊のボスだ。通称コーシカ。本名は無い」

するとコーシカは何か言った。もう一度言うように言うと大声でもう一回言ってくれた。

「私は!黒猫部隊は!イブ計画の一部に過ぎない!解放戦線も!アラハバキも!すべてはアダム機関の為に!」

その時、窓ガラスが思い切り割れコーシカの頭は砕けた。それと同時に俺たちの通信機に謎の通信が入ってきた。

「アメリカ軍。それに日本国治安維持部隊。貴様らは我々の爪の1枚を剥がしたに過ぎない。思い上がるな!」

通信機の向こうから低い女の声が聞こえてきた。

「お前は誰だ」

「私はカイン。アダム機関ゴミ処理担当だ」

通信は切れた。すると遠くの方から飛行機のエンジン音が聞こえてくる。窓から空を見ると数機の爆撃機が向かってきている。これじゃ逃げることができない。かといって小屋に籠っていても死ぬ。エディに意見を求めるとエディは酒を飲み始めた。

「エディ!飲むタイミングじゃないだろ!」

「今だから飲むんだよ。リラックスしろ。そして神に祈るんだ」

エディは両手を空に掲げた。

「おお!神よ!我らを救いたまえ!」

「ねぇジム?エディはふざけてるの?」

「ミス真理亜。大尉はいつもあんな感じです」

だが、エディの祈りが天に通じたのか助けは意外な形でやって来た。

助けに来たのは天使ではなかった。だが天使の代わりに無人戦闘機が飛んで来た。

「皆さん!助けに来ましたよ!」

どうやら椎名が操縦しているらしい。無人戦闘機は次々と爆撃機を撃墜していった。

爆撃機をすべて排除した無人戦闘機は小屋の近くへヘリのプロペラのような装置を使って着陸するとドアを開けた。

「皆さん乗ってください。帰りますよ」

「行きはよいよい帰りは怖いって言葉があるが、今回は行きは怖い帰りはよいよいだな」

「乃愛ちゃん上手いね」

俺たちが戦闘機に乗ったのを確認すると無人戦闘機は上昇し、基地へと飛んで行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ