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登場人物設定(ネタバレだらけです)

 楽しみにしていてくれた方には申し訳ないのですが……。番外編の続きを書いていたのですが、まさかまさかの二度の消失で心が折れました。もしかしたら書くかもしれませんが、登場人物設定(詳細版)と設定資料をアップして完結とさせて頂きます。


 何故消える(泣)。




 ネタバレの宝庫ですのでご注意下さい。年齢はゲーム開始時です。


 ●:ゲームの攻略対象 ★:隠し攻略対象 ◆:ライバルキャラ、悪役キャラ






 ・ボトフ男爵家


 クリスティアーナ・ボトフ のちにクリスティアーナ・デュナ・セルドアス


 17歳 量:499 技:1 のちに量:505 技:251


 本編の主人公。白金のサラサラストレート髪。深い青の瞳。白磁の肌。前世の記憶を持ち、その影響で自分の容姿に対する評価が低く、向けられる視線にも慣れている為気付かない。直感的に行動する感覚型人間。前向きな努力家で誰にでも優しいちょっとお転婆な絶世の美少女。優しい家族が大好き。母は人生の目標。

 ゲームでは八歳の時クラウドと別れた後直ぐに熱病を発症し亡くなっている。ゲーム上名前しか出てこないが、裏設定では母以上の魔法の才能の持ち主。


 クリスが劇中会得した「位」による能力:変身→お仕着せを着れば侍女に、ドレスを着れば王族に見える。弁舌→言葉に説得力を生む。直感→直感で(近しい人間の)運命を感知出来る。器用→指先が器用になる。美感→芸術的感性が研ぎ澄まされる。記憶→記憶力が良くなる。神秘→人目を惹き付ける神々しい気配を纏う。伝心→信じ合う者と心を通わせる。

 注)「天」は本人の行いによって如何様にも変貌を遂げる。




 ★アンドレアス・ボトフ


 20歳 量:239 技:122


 クリスの兄。金の短髪で青空色の瞳。明るく爽やかな美少年。スポーツマンタイプ。物心つく前から剣術を仕込まれ、12歳にして剣の腕は正騎士並みと言われている。新年から王立学院中等部に進む予定。学力も高く頭の回転も速い。微シスコン。

 魔法学院を卒業後近衛に。卒業時既に「王国最強」の呼び声高く学院の臨時講師として招かれることに。のちにミーティアと結婚。

 ゲームでは爽やかスポーツマン担当で全ステータスをマックスにする必要がある。クリスの兄上である彼を攻略するのは至難の技。学院の臨時講師である彼はそもそも登場回数が少ない上に一度に上がる好感度が極微量。しかもライバル、ミーティアが一緒に登場すると好感度が下がってしまう。逆ハーエンドで彼が対象外なのも必然的だ。因みに「逆ハーエンドこそ最低のエンド」という公式発表が有ったとか無かったとか。




 リリアーナ・ボトフ


 12歳 量:294 技:102(測定は翌年)


 クリスの妹。薄茶色の髪に翡翠の瞳。現在重度のシスコンだけど後に姉が……。魔法は兄にひけをとらない才能の持ち主。シスコンさえ無ければ純粋で元気なお転婆気質の普通の女の子。正妃候補である自覚は皆無。




 アルヘイル・ボトフ


 39歳 量:120 技:101


 クリスの父。長身細マッチョ。茶髪で翡翠の瞳。25歳の時にクリスの祖父が亡くなりゴバナ村に戻って来た。ボトフ家は元々士爵家で、アルヘイルの相続と共に男爵家に。騎士団在籍時は「王国最強」の呼び声高く、村に帰る時は引き留める声も多数あったが、「田舎の方が合っている」と言って帰って来た。「妻を人目に晒したくなかったのでは?」と密かに噂されていたのは彼の知らないこと。厳格な父親であろうとするも、簡単にボロが出る。妻と娘には弱い。




 セリアーナ・ボトフ


 39歳 量:438 技:102


 クリスの母。金の長髪はサラサラストレート。青色の瞳。女性的な体つきのパーフェクトボディを持つ絶世の美女。朗らかな微笑みを絶やさないおおらかな女性だけど、芯は強く厳しさと優しさを兼ね備えた良妻賢母。クリスの理想の女性。怒ると恐い。「女神」とも称される容姿に反して茶目っ気はたっぷり。セリアーナの祖母はデイラードの教皇家ラトフ家の末席の姫で「聖」の「位」の持ち主だが、聖女就任を嫌がり騎士と駆け落ちした。






 ・王族


 ●クラウド・デュマ・セルドアス


 16歳 量:139 技:123


 セルドア王国第一王子。サラサラストレートの銀髪に真っ赤な瞳。現在の容姿はキラキラの王子様その物で、一見すると品行方正な王子に相応しい人材に見えるが、実は人間不信でナイーブな人物。とは言え、王家に於いても飛び抜けた魔法の才能の持ち主で、正妃の長男の為当然次期王太子の最右翼。繊細な気質が災いして周囲に警戒心が強く無愛想。実妹と実弟だけには笑顔を見せることもあるが、それ以外には両親に対してすら笑うことは滅多にない。クリスに一目惚れ?して以降執着する。恋人、妻には優しいが、粘着質で独占欲が強い。社交性が無いわけでは無いが人望面ではカリスマ性だより。反面、実務能力は高く、戦士としても非凡。クーデレ担当。ただ主人公のお蔭?で、クール要素減少気味。

 ゲームではメインヒーロー。クーデレ。全てのステータスを高レベルにする必要がある。孤独な幼少期を過ごし、愛情を知らずに育った彼を温かく包み込み癒せばハッピーエンドに。メインヒーローと言うだけあってエンド数は最多で、シルヴィが正妃で側妃に迎えられるエンドも。同じ道筋でクラウドのハーレムエンドもある。乙女ゲーか?




 レイテシア・デュマ・セルドアス


 34歳 量:88 技:75


 クラウドの母。北の国、ルダーツ王国の王女で、現セルドア王国王太子妃。膝迄あるストレートな銀髪を結い上げている。灰褐色の瞳。小柄で華奢な、美女というより美少女。その色彩から「聖女」や「巫女」等と称され、神秘的な雰囲気と相まって儚げな印象を受けるが、実際は明るく包容力がある人物。ただ、嫉妬深く少しだけヒステリックな側面を持つ為、姑の評価は高くない。




 レイフィーラ・デュマ・セルドアス


 13歳 量:91 技:63


 クラウドの実妹。灰色のゆるふあ髪。赤褐色の瞳。母に似て儚げな印象の美幼女。兄クラウドになついていて、弟を可愛がっている。人見知りしていたが、クリスの影響で社交的な性格になった。根は元気で明るい娘。クリスティアーナが正妃に成ると信じて疑っていない。




 ジークフリート・デュマ・セルドアス


 36歳 量:77 技:94


 クラウドの父。セルドア王国王太子。薄水色の髪。赤褐色の瞳。政務は優秀。正妃レイテシアにゾッコンなのにとある理由で距離を置かれしょげる事が度々。その事に派生してクラウドが両親にも無愛想になった事には気付いていない。




 キーセ・デュマ・セルドアス


 11歳 量:104技:100


 クラウドの実弟。薄水色の髪。赤褐色の瞳。父王太子そっくりな色彩と顔立ちを持つ太子継承権二位の王子。社交性ゼロで剣や魔法に一切の興味も示さない根っからのインドア派。物心つく頃から図書室に籠りきりで、中等学院で運命の出会いをする。後に歴史学者として名を馳せる。




 ルティアーナ・デュマ・セルドアス

 5歳 クラウドの実妹


 ナタリア・デュマ・セルドアス

 1歳 クラウドの実妹




 メリザント・デュラ・セルドアス


 36歳 量:34 技:29


 ジークフリートの側妃。幼少期からジークフリートに少なくない好意を抱いていたが、ジークフリートとしてはそれほど好いてはいなかった。レイテシアが王太子妃に納まった後、本人と実家のルセデイア侯爵家の同意上で後宮に入り側妃として一児をもうけたが、以降ジークフリートには袖にされている。長身で細身。モデル体型の美人。青い髪で、茶色の瞳。気位が高く高飛車な貴族らしい人物。生活魔法しか使えず、上位貴族でなければ魔法学院には入れなかった技量しかない。




 ●ウィリアム・デュラ・セルドアス


 15歳 量:80 技:82


 クラウドの腹違いの弟。メリザントの息子で太子継承権三位。真っ青な髪で赤褐色の瞳を持つ。クラウドがキラキラ王子ならウィリアムはギラギラ王子で、子供の時から妙な色気が漂う容姿をしていた。社交的で人好きのする笑顔を常に浮かべているが、実際は劣等感の固まりで常に比較されるクラウドの事を毛嫌いしている。クリスに「胡散臭い笑顔」と言われて腹を立てたが、「子供なんだから感情を表に出せ」と言われて何故か納得してしまう。以降もクリスとは微妙な距離で付き合っていたが、恋心は湧いてこなかった。「好きになろうと思えばなれる」そんな相手。

 ゲームでは、エセスマイル腹黒担当。学力。青髪赤褐色の瞳。クラウドに対する劣等感を持ちながら、野心家でもあるウィリアムの策略を引き止め正面きって対峙させれば、二人は良きライバルとなり王位継承を賭けた様々な勝負をする事になる。負けてもハッピーエンドにはなるが勝つとウィリアムが王位を継ぐエンドに。ライバルキャラのジョセフィーナは一切目立たないが、勝負に勝つにはスペック上げが大変。性的な興味はまだそれほど強くなく、愛妾はいない。





 モイラ


 33歳


 ジークフリートの愛妾。レイテシアがクラウドに付きっきりでメリザントが妊娠中、そんな時に出た視察でジークフリートに宛がわれた女性。そのまま後宮入りし、レイテシアの“許可”が出るまではジークフリートが渡って来ていたのだが……。出産後、レイテシアは勿論ソフィアに圧倒されて暫くは大人しくしていたものの、ジークフリートに興味が一切自分に向かない事に苛立ち、最近になって虚勢を張っていた。入宮前は高級娼婦として誇りが有り、自分の容姿に少なからず自信を持っていたが、後宮でそれは打ち砕かれた。焦げ茶の髪で赤紫の瞳。




 ★ベニート・セルドアス


 14歳 量:65 技:71


 クラウドの腹違いの弟。モイラの長男。妾腹の為継承権は無いが、ジークフリートの子供として認知されている為王族としては活動出来る。実際ジークフリートの子供かどうかは怪しいらしい。茶色の髪で紫色の瞳。人懐っこい性格で気に入った人間に付いて回る癖が有る。腹違いに兄弟達は友達程度にしか思っていなく、少しの間クリスに付き纏うが、そのうち侍女が気に入り猛烈にアプローチ。結果的に泣き落とし、ものにした。

 ゲームではワンコ担当。学力と魔法技術。セルドア王国の王族ではあるが妾腹の為継承権を持たない彼に対して「血筋と能力は無関係」と自らを例に上げて諭していくとハッピーエンドに向かう。ただ、エンド後もワンコ気質は継続する記述があり「依存が継続しててどこがハッピーエンドだ!」と猛抗議する声が多数あがったとかあがってないとか。彼を攻略するには、クラウドかウィリアムのルートで2人の対決イベントを発生させる必要がある。ただ、ステータスアップの都合上クラウドルートからベニートを攻略するのは時間切れになる可能性が極めて高い。




 ララナ・デュラ・セルドアス

 24歳 メリザントの事件以降に入宮したジークフリートの側妃。男爵家出身。実は子供も一人。




 クラウディオ・デュマ・セルドアス


 58歳 量:90 技:92


 クラウドの祖父。セルドア王国国王。民衆からは賢王。貴族からは厳格王。身内からはダメ夫。頭が上がらないどころか成婚から30年を過ぎて未だにデレデレというダメダメぶりに当の昔に諦めている正妃。その歳でカマってチャンとかヒクワーな残念な王なんだけど、政務も優秀ならば剣も衰え知らず。子や孫(男子限定)の前では厳格であろうとする茶目っけ溢れる愛すべき王様。茶髪で赤褐色の瞳。長身の美丈夫。




 ソフィア・デュマ・セルドアス


 57歳 量:72 技:81


 クラウドの祖母。セルドア王国王妃。エリントン公爵家出身。クラウディオとは政略結婚だが幼少期より頻繁一緒に過ごした事によって気心の知れた仲になった。今は「なんていうかそうね……腐れ縁みたいなモノよ」なんて周囲には言いつつも「仕方ない人ね」なんて甘えさせてしまうのだから、この人もこの人である。鮮やかな青い髪にアイスブルーの瞳。俗に「女王様」なんて称される迫力美人で、若い頃はその美貌で狂わせた男は星の数程。婚約がなされたのは物心つく前。故に他の男性は見ずに来た為意外と初心だったりもする。




 パトリシア・デュラ・セルドアス

 57歳 クラウディオの側妃。ソフィアの取り巻きその壱。


 オデット・デュラ・セルドアス

 56歳 クラウディオの側妃。ソフィアの取り巻きその弐。


 クラウザード・デュア・セルドアス

 52歳 クラウディオの実弟、王弟


 ローザリア・セルドアス

 17歳 クラウザードの愛妾の娘。後のイブリック公太子アントニウス第一夫人


 ジラルド・デュマ・セルドアス

 33歳 ジークフリートの実弟、後の王弟


 フランリエーナ・デュマ・セルドアス

 34歳 ジラルドの正妻。侯爵家出身。






 ・後宮官僚、侍女見習い、侍従とその家族など


 エミーリア・ムイック

 59歳 女官長。女官長。マカレツェフ士爵家出身。黒髪灰褐色の瞳。「キャリアウーマン」


 ポーラ・オリバレス

 46歳。レイテシア付き侍女次長。クリスとミーティアの教育係。既婚。一男、一女。侍女見習いを終えて直ぐ16歳で結婚。2人の子供をもうけるも、24歳で再び侍女に。貧乏士爵家故に家計の為、というのが表向きの理由で、姑と上手くいかなかった本人には一番大きい理由は誰にも話していない。


 ナビス・トーレス

 35歳。平民(騎士家)出身。レイテシア付き侍女のサブリーダー。未婚。通称「後宮の情報屋」


 アリシャ・バークマン

 22歳。レイテシア付き侍女見習い。




 ◆ミーティア・ダッツマン


 20歳 量:84 技:69


 クリスのお姉様。侍女見習い。ダッツマン子爵令嬢。薄い桃色のウェーブした髪を肩まで伸ばし、瞳は琥珀色。中背で華奢だけど女性的な曲線を持つ正統派美人。侍女見習い時代、弱気で物静かな内向的な性格だったこともあり虐めにあっていたが、クリスに救われると芯の強い包容力のある女性に成長。魔法学院時代にアンドレアスと出会いお互いに恋に落ちた。付き合い始めるまでクリスという共通点には気付かずにいた。

 ゲームではアンドレアスルートのライバル役。プレイヤーに「何故この人から乗り換えるんだ!裏切り者!」とアンドレアスが罵られる程、純粋で一途で思いをアンドレアスに向けている。ちょっと不憫な役どころ。




 カーライル・ダッツマン

 49歳。ミーティアの父。堅実内政派の子爵。愛妻ミリアとの間には4人子供がいて、ミーティアは末娘。ダッツマン家は元々子爵家をしては最も家格の高い部類に入るが、カーライルの代で子爵家の中で最も立ち位置を確保した。


 ミリア・ダッツマン

 49歳。ミーティアの母。娘と同じ中背で華奢な正統派美人。




 ◆リシュタリカ・ヘイブス


 20歳 量:76 技:75


 ヘイブス伯爵家長女。橙色の髪。焦げ茶色の瞳。長身。妖艶な美少女。成績も良く淑女としても洗練された振る舞いをするが、イタズラ好きが災いしてミーティアをクラスで孤立させる。教えられたことを信じ込むある意味素直な性格。

 ゲームでは魔法学院に進学後教官に成っていて、教官室に行くと色々と“指導”して貰える。実質的にオルトランルートのお邪魔役。




 ベイク

 61歳。ヘイブス家執事長。


 リーレイヌ・ゼオン

 20歳。侍女見習い。のちのクラウド付き侍女。リシュタリカの取り巻きその一。物心を着く前から武術の訓練をしていた。


 ケイニー・トリウェル

 20歳。侍女見習い。リシュタリカの取り巻きその四。結婚後二男一女を儲けたあと後宮に戻ってレイラの侍女に成った。


 ラッテリーヌ・ダン ロッテリーヌ・ダン

 20歳。双子。リシュタリカの取り巻きその二と三。


 トルシア・アークス

 45歳。レイフィーラ付き正侍女。


 ラフィア・サンドラ

 24歳。レイフィーラ付き侍女


 サラビナ

 25歳。後宮武官。


 アビーズ

 65歳。侍女次長。クラウド付き侍女の班長。年齢よりは若く見えるが年相応の老獪さがある。


 アンリーヌ・デイク

 17歳。男爵家令嬢。首席で侍女見習いを卒業して一年後クラウド付き侍女となった。


 ケブウス

 51歳。クラウド付き侍従。クラウドの嫡子認定後にクラウディオが譲った侍従。の、筈だが実は……。






 ・魔法学院関係者とその家族、妾など


 ◆シルヴィアンナ・エリントン


 17歳 量:89 技:83


 エリントン公爵令嬢。クラウドルートのライバル役。鮮やかな青色の髪を縦ロールにしていて、瞳はアイスブルー。大叔母に似て長身の迫力美人だが、雰囲気はおっとり目。本人には一切その気はないのに、中等学校の頃からその容姿と家柄から次々に取り巻きが形成され、今ではさながら「学園の女王様」である。

 幼少期にソフィアに対して「正妃様のような淑女になります」と宣言し、クラウドとの婚約を全力で阻止する等無意識にフラグをへし折って来た。

 彼女がゲームの開始までゲームの世界だと気付かなかった理由は、前世ではカタカナの固有名詞を覚えるのが苦手だった事にも起因している。転生者故に幼少期から鍛練を重ね、学力は学年トップで魔法もトップクラス。相当なチートハイスペックだから縁談の申し込みは途絶えたことは無いが、本人も公爵家も表向きクラウド狙いということで対応している。婚約を保留出来ているのはソフィアの協力に寄るところが大きい。ゲームでもマリアと敵対する事は無く「クラウド様は貴女にお任せするわ」そんな雰囲気で去って行く。




 クオルス・エリントン

 36歳。シルヴィアンナの父。公爵。堅実内政派の長。ゲームではシルヴィアンナがクラウドの婚約者となった為、安心して領地経営に力を入れることが無かった。故に堅実内政派の勢力もそれ程大きく成らず仕舞いだったが、現実では何かにつけてシルヴィアンナが尻に火を点けた為、堅実内政派が大きく成長した。内政面の能力だけ見れば、クラウディオやクラウドに引けを取らない。


 サルテ・エリントン

 36歳。シルヴィアンナの母。エリントン公爵夫人。ルアン子爵家出身。レイノルドの叔母。


 ルチア・バリーノ

 17歳。シルヴィアンナの侍女。子爵令嬢。本当は……。




 レイノルド・ルアン


 17歳 量:82 技:69


 橘玲の記憶を持つ。院生会監査。ルアン子爵家嫡子。叔母サルテはエリントン家に嫁いでいて、シルヴィアンナとは従姉弟。ルアン家はエリントン家の従家から派生した子爵家で未だに強い繋がりを持つ有力子爵家。レイノルドは優秀だがビビり。6歳の時魔法導力回路を改造して「魔砲」の理論的基礎を築いた。




 ●エリアス・ビルガー


 17歳 量:63 技:52


 俺様ドS。体力。赤髪黒瞳長身の美丈夫。ビルガー公爵家嫡子。ビルガー公爵はセルドア東部の貴族を束ね、積極外政を主張。元々は筆頭公爵家と言われていたが近年はエリントン公爵家に勢いがあり、魔力暴走の話を聞き急ぎマリアを養子とした。現時点でエリアスはマリアに強い興味は持っていない。ゲームでは「貴方の全てを私は受け入れる」と言えばハッピーエンドに向かうが、文字通り体力が足りないと即バットエンドに。ボカしてはいるが、「絶対18禁だよ!」と言うツッコミが多いにあがる展開である。




 イリーナ

 20歳。エリアスの愛妾。黒髪のおさげで茶色の瞳。小柄で華奢、愛らしい顔立ちに反してエリアスの性癖に対応出来る体力の持ち主。明るくさっぱりした性格。平民の元劇団員。劇場に来たエリアスに見初められた。


 エイドリアン・ビルガー

 14歳。エリアスの弟。エリオット・ビルガーの次男。中肉中背赤髪黒瞳の優男。


 ラキュリタ

 17歳。エイドリアンの妾。ブライコス伯爵の庶子。


 エリオット・ビルガー

 41歳。ビルガー公爵家現当主。積極外征派の長。エリアスとエイドリアンの父。同世代で年下のクオルス・エリントンと比べられることが多く劣等感を持った。


 ベルトリーナ・ビルガー

 41歳。エリオット・ビルガーの妻。




 ▲マリア・ビルガー


 15歳 量:214 技:135


 ゲームのヒロイン。転生者。平民出身だが先年の魔力暴走でビルガー公爵の養子に。鮮やかな金髪で青い瞳。小柄で華奢な容姿で庇護欲を刺激し、甘い声は周囲を癒す。ゲームでは素朴で普通な少女なわけだが……。才能はずば抜けているものの努力を怠っている為、ろくに魔法が使えない。学院に送り出した時点で公爵家から「問題を起こしたら即縁を切る」と忠告されていたのにも関わらず好き勝手過ごしてしまう。とは言え「王太子を落とせ」と厳命されていたわけで、それを幅広く解釈すれば「有望な男を落とせ」とも捉えられることも出来る為、初期の段階ではエリアスに擁護されていた。




 ターニャ

 15歳。魔法学院に入って直ぐマリアの取り巻きになった学院生の一人で最後まで取り巻きを続けていたが、本当はエリントン家の密偵でシルヴィアンナの又従兄弟。




 ●カイザール・ベルノッティ


 16歳 量:55 技:59


 ドMなよなよ男。精神力。黄色の髪で水色の瞳。ヴァネッサの双子の弟。ベルノッティ侯爵家の嫡子。長身でひ弱そうな優男。ベルノッティ侯爵は革新派の長。カイザールを攻略するには、姉の下僕のような生活をする彼を強引に引き離す必要がある。「貴方は貴方の人生を生きなきゃダメ」と言えばハッピーエンドに向かう。本編ではシルヴィが色々動いた影響でそこまで姉に依存することなく過ごし、代わりに愛妾のジョアンナに自分の被支配欲を満たして貰っている。




 ジョアンナ

 23歳。カイザールの愛妾。深緑の豊富な長い髪はウェーブしている。瞳は焦げ茶色。男心を刺激する曲線的な身体の持ち主で、妖艶な魅力が溢れ出る大人の長身の女性。元奴隷の高級娼婦でカイザールが身請けをした。普段は姉御肌で包容力のある大人の女性だが、寝室では……。


 ルイザール・ベルノッティ

 42歳。現ベルノティ侯爵。カイザールとヴァネッサの父。革新派の長。




 ◆ヴァネッサ・ベルノッティ


 16歳 量:40 技:22


 悪役令嬢。エリアスルートのライバル役。ベルノッティ侯爵令嬢。カイザールの双子の姉。艶やかな黒髪に水色の瞳を持つモデル体型の美人。魔法の技術は皆無と言って良いほどで、学力も低い。選民意識が強く平民出身のマリアが上位貴族寮に居ることが我慢ならない。自分が王族の妃になれると信じて疑っていない為積極的にアプローチなどはしていないが、お茶会等でクラウド達と顔を合わせるとさも恋人のような態度をとる。父侯爵が派閥の長故に取り巻きが少なからずいるがそれは決して人望があるからではない。シルヴィアンナがクラウドとの婚約を拒否したため、エリアスとの婚約はなされていない。現状エリアスなど、クラウド以外の攻略対象には特別興味を持っていない。




 ●ヨーゼフ・クライフアン


 17歳 量:69 技:79


 シスコン。魔法技術。緑色の髪で褐色の瞳。背丈は並みだが体格の良いゴリマッチョ。爽やかな性格で常に穏やかな笑顔を浮かべているが、その実9歳の妹ミラを溺愛する重度のシスコン。クライフアン侯爵家次男。クライフアン侯爵は中立で「陛下の決断を尊重」を公言しているが実際は優柔不断なだけである。ヨーゼフ攻略は「このままじゃそのうちミラちゃんに嫌われるよ」がミソ。そのセリフをほぼそのままシルヴィが口にした為本編では自重傾向にある。




 ◆シャーナ・クライフアン

 18歳。ヨーゼフの専属侍女。黄緑の髪で黒い瞳。小柄でぽっちゃり体型。クライフアン侯爵家の分家の庶子で幼少期よりヨーゼフの侍女として仕えて来た為滅私奉公が染み着いている。シスコンになる前のヨーゼフに仄かな恋心を抱いていたが、少し前のヨーゼフに対しては苦々しく思っていた。最近解消傾向に心を踊らせ、姉のような気持ちで見守っている。体型がコンプレックスで自分に自信が無い。ただ、実はヨーゼフの好みにドストライクだったりするが、硬派なヨーゼフはなかなか手は出さない。

 ゲームでは、クラウドの正妃エンドでヨーゼフの妻としてちょこっとだけ登場するモブキャラ。




 ●オルトラン・ヘイブス


 16歳 量:84 技:75


 ナルシスト。美貌。橙色の髪で茶色の瞳。ヘイブス伯爵家嫡子。リシュタリカの4歳下の弟。ナルシストになるだけある容姿を持った美青年。その魅力で幾人もの女性を酔わせハーレムを作っているが、その実「女は欲求不満解消の道具」というゲス。ただ、実際に手を出すのは棄てても問題無い相手を選んでいて、小物臭溢れる男。ヘイブス伯爵家はビルガー公爵率いる積極外政派の有力貴族の一つで一応マリアを弁護する立場でもある。ゲームではハーレムに誘って来るオルトランに対して「心が不細工な貴方の傍になんか居たくない」と言い捨てるのがキーポイント。




 ◆ソアラ・ラッシュ

 17歳。オルトランの愛妾。黒髪黒瞳で華奢だが凹凸のある身体を持つ正統派美人。ラッシュ士爵令嬢。ラッシュ士爵はヘイブス伯爵家に仕える従者の家で、オルトランとは物心つく前から親交があった。オルトランの容姿に惹かれ妾となったソアラだが、魔法学院に入ってから増大するその規模を見て恋の魔法が解けてしまった。もう縁を切りたいと思っているが、基本的には処女を求める独身の貴族に嫁ぐのは既に不可能で、ヘイブス伯爵家とラッシュ士爵家の関係から簡単に縁を切ることも出来ない。

 ゲームではハーレム要員その一として登場し、嫉妬からマリアを刺すイベントが存在する。クラウドの正妃エンドでオルトランはハーレムを解散させていない為ハーレム要員のまま。


 カマラ

 22歳。オルトランから縁を切られて追い出された愛妾。元は伯爵家に仕えていた平民(伯爵騎士の親戚)の侍女で妾。真面目で控え目な性格。妊娠が発覚し自分から縁を切った。妊娠の事実はオルトランすら知らない為、周囲の大半は単純にオルトランが飽きのだと思っているのが悲しいところ。学院から出て行ったあとどこで何をしているのかはクリス以外の妾の集いのメンバーは知らない。茶色の髪。中背。


 マーガレット

 16歳。オルトランのハーレム要員。騎士家の生まれの平民。小柄で華奢。オルトランに見初められるだけの美貌の持ち主だが、ソアラやカマラよりは劣る。マリアがオルトランに集中しはじめてからはハブられていた。


 グレイ・ベイト

 18歳。ルンバートの兄。現ベイト伯爵の四男。ベイト伯爵家は国王派で伯爵家で最も力の有る家。学院卒業後は「陽炎」に入隊。



 ●ルンバート・ベイト


 15歳 量:98 技:90


 男の娘。社交性。紫の髪で黒い瞳。ベイト伯爵の五男。「6人も産んだのに何で女の子が出来ないの?」と嘆いていた母を見て「僕女の子になる」と宣言。更に女装が似合う顔と体つきを持っていたのが運の尽きで、常態化してしまった。女装趣味以外は至って紳士で女性の扱いもお手の物。数値通り魔法技術に長け、男性としては小柄で華奢な体格の割に剣も強い。学科も優秀で隠しキャラを除く攻略対象では二番目にハイスペック。ゲームでは彼を受け入れたヒロインが家族や周囲との歪んだ関係を修復していくことでハッピーエンドに向かう。。




 クロー・ベイト

 27歳。ベイト伯爵の次男。王家直下の密偵豚「陽炎」の副長。


 サリサ

 15歳。サポートキャラ。侍女見習いを首席で修了し、魔法学院に進学。ゲームではクラウドの正妃エンドでルンバートの婚約者として登場する。


 スエルフ・ハイトリティ

 16歳。ハイトリティ子爵家の嫡子。二年時の院生会選挙で院生会会計に。


 コーネリアス・サバイル

 16歳。大工の息子。二年時の院生会選挙で院生会監査に。


 アリワ

 14歳。ベニートの侍女で想い人。平民。


 ◆ハンナ・ヨプキンス

 17歳。ヨプキンス伯爵令嬢。ゲームではカイザールの婚約者として登場するが、カイザールルートはヴァネッサの存在感が強いため存在感が薄い。ヨプキンス伯は堅実内政派で最も過激な主張をしている。


 ◆ジョセフィーナ・アリスン

 14歳。アリスン伯爵令嬢。ゲームではウィリアムの婚約者として登場するが、自己主張をしないキャラクターの為余り出て来ない。ただ、ウィリアム自身が従順なジョセフィーナを気遣っている素振りをみせる。アリスン伯は上位貴族で唯一ベルノティを支持する革新派。






 ・その他


 アントニウス・グレイトル・イブリタニア

 18歳。イブリック公国の公太子。のちに大公位を継いだ時はローザリアの芯の強さにタジタジになったとか。


 ハドニウス・グレイトル・イブリタニア

 38歳。イブリック大公。レイフィーラが人質としてイブリックに居る間にセルドアの周辺小国の中での地位を高めようと企んでいたが軍艦を出されて失敗。基本的に馬鹿。


 レキニアス・グレイトル・イブリタニア

 75歳。先代イブリック大公。「ダガスカス事件」でフランク帝とクラウディオの間を取り持った事によって、周辺小国家からは一目置かれた存在になった。


 ヒルベルタ・ファンローイ

 40歳。先大公レキニウスの姪。ファンローイ家はイブリックの貴族を裏から監視する家。故にヒルベルタは「イブリック社交界の盟主」と称されている。ユンバーフ、ダヒルとは幼馴染。


 リューク・ファンローイ

 20歳。ヒルベルタの息子。イブリックでは結構なイケメン。


 ユンバーフ・アシュマン

 40歳。イブリックの外交官。のちにセルドアの外交官。妻はセルドアの士爵家出身。リルベルタ、ダヒルの幼馴染。


 ワンバーフ・アシュマン

 20歳。ユンバーフの長男。剣の腕だけを比べればアンドレアスやアルヘイルに劣らない。父ユンバーフとジックリ話し合った結果、騎士学校を卒業後、王国騎士団に入った。


 ダヒル・アイズフル

 41歳。イブリックの官吏。ユンバーフとヒルベルタの幼馴染。愚直な性格が災いしてハドニウスの手足となって真面目に働いていたが、最後はレイフィーラの誘拐を企みお縄についた。


 レイラック・ドブエル・ルギスタニア

 31歳。ルギスタン皇家の長系長子。のちに父を飛び越え皇太子。フランク帝程ではないものの、父や叔父達よりルギスタンの貴族の評価は高い。


 クランク・ドブエル・ルギスタニア

 52歳。ルギスタン皇帝フランクの長男。のんべんくらりとした性格で決断力が無い。


 レイザーク・ドブエル・ルギスタニア

 1歳。レイラックの長男。父親の顔を殆ど見た事が無い。


 レイラ・ドブエル・ルギスタニア

 13歳。レイラックの長女。クリス、シルヴィアンナには敵わないが、レイフィーラやレイテシアにも劣らない美人。


 ドゥシア・ドブエル・ルギスタニア

 32歳。レイラックの妻。ルギスタンの公爵家出身。


 フランク・ドブエル・ルギスタニア

 74歳。ルギスタン皇帝。息子三人が三人共出来が悪く、後継者が居ない事を悩んでいた。


 ★ルイース・アブレイス・フォン・ルダーツ

 18歳。ルダーツの王太子。魔法学院卒業後ルダーツに帰って直ぐ結婚したが……。ゲームではクラウドとウィリアムの両方の好感度を上げてから貴族街をうろつくとランダムで登場する。登場機会が極端に低いため攻略は難しい。側妃エンドしか存在しない。


 ルッカ

 17歳。ダグラス服飾工房の職人。腕は一流。


 ★ロン

 16歳。フツメン。必要ステータス無し。黒髪で濃い青紫の瞳。マリアの幼なじみで平民のフツメン。王都で鍛冶の修行中。ゲームでは商店街を歩いているとランダムで出会える。一度会えば以降毎回デートの約束を取り付けることが出来る為簡単に攻略が可能。都会に馴染めずにいる彼に「無理に馴染まなくても修行が終わったら一緒に田舎に帰ろう」と言えばハッピーエンドに向かう。そのハッピーエンドが「ある意味一番のハッピーエンド」と称されるのは他のハッピーエンドの周囲への配慮の無さ故である。


 アブセル

 26歳。近衛騎士。本編終了までずっと未婚。


 ヘイトル

 32歳。近衛騎士。既婚。


 ロイヤー

 39歳。近衛騎士。中隊長。既婚。


 スレイ

 38歳。近衛騎士団副長。既婚。


 オリヴィア・ルア・ソアノーク

 68歳。現聖女。次期聖女をスカウトするため「先見」に従ってセルドアに来訪。外見はクリスやセリアーナを40代にした感じ。


 ダフ・フローサン

 26歳。デイラードの外交官。教皇とのつながりが薄い事が理由で選ばれた外交官。故に若い。


 ラシカ・ディア・ラトフ

 19歳。教皇に次期聖女の候補へと担がれた現教皇の年下の叔父の娘。身持ちが悪いという噂は大嘘だが、品行方正とは言えず決して聖女に向いているとは言えない。実はこれがオリヴィアが彼女の次期聖女就任に反対している理由の一つ。







  ・20年後(年齢は本編中)


 ランドルフ・デュマ・セルドアス

 15歳。クラウドとレイラの息子。第一王子。王太子。五つ上の腹違いの兄クリストフに強い劣等感を持っている。


 クリストフ・デュラ・セルドアス

 20歳。クラウドとクリスの息子。正妃の息子であるランドルフ、ジークローに続く第三王子。その優秀さによって初代ブローフ公爵に就任が決まっている。既婚。妻はシルヴィアンナとレイノルドの娘。


 フェリシア・ボトフ

 16歳。アンドレアスとミーティアの娘。侍女見習いからそのままランドルフの侍女になったばかり。叔母クリスの影響で幼少期から王宮に遊びに行っていたためランドルフとは幼馴染。


 アレクセイ・ボトフ

 21歳。フェリシアの兄。近衛騎士。父、祖父と同じ「無双」の二つ名を継いでいる。既婚。妻はグレイ・ベイトの娘。





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