俺の息子は異世界から転生して来るようです。
初めての投稿です。
文才が無いので文体もめちゃくちゃに加え誤字脱字もかなりだと思います、
これからに生かして行きたいので、酷評があればどんどんお願いします。
拝啓お母様へ
28歳職業ニートの俺は異世界で旅しないといけないそうです、お家で2chが見たいです。。。。
ことの始まりは、いつものように2chの荒らしをして、明け方6時に布団に入ったとこまではいつもどうりの糞ニートだったが。
それから、起きると教会?の棺の中だったて感じ、教会の司祭によると年に何回かこうして、俺みたいなダメ人間が俺らの世界から送られてくるそうだ。
伝承では、俺らの世界の神がダメ人間を見捨てて、この異世界に捨てて行くそうです。。。。
そう私28歳ニート石山武こと武はついに神にまで見捨てられたようです。
「てかなんだよ!!神が居るってことは神が人間作ったってことだろ、言わば人間は神様の子供みたいなものなのに捨てるってどんな糞親なんだよ!!
だから、俺みたいなニートができるんだ!社会に糞なやつが増えるんだ!世界が平和にならないんだ!戦争が終らないんだ!!」
と、ぶつぶつと神に悪態を付いてると、不意に横っ腹に蹴りが飛んできた。
「ぐえ」
蹴りを食らって咽ていると、蹴りを放った司祭が俺の髪の毛を掴んで、憎たらしく言ってきた。
「お前さ、早く出てけよ。お前みたいなゴミにも神様は執行猶予与えてくれてんだよ、この世界のブラックマウンテンって所のブラックドラゴンを一年以内に
倒せばなんとお前は晴れて元の世界に帰れる訳、まあ、一年以内に倒せない場合お前は、この世界からも消滅しちまうんだけどなwww。
まあ、実際の所ブラックドラゴンを倒せた奴なんて居ないがなwだって考えて見ろよ、お前らの世界ですらダメ人間だった奴らが、
このモンスターと生き死にを掛けて戦わないといけない世界でやってける訳無いのになww神様も無理ゲー仕込んだよなww
まあ、説明はこんなとこだ。お前みたいな屑と喋るのも嫌だがこれも一応、司祭の仕事の内なんでな、じゃあな、俺、飯にするから、
早く消えろよじゃないと俺が殺す」
と、司祭が教会の奥に消えようとすると、何かを思い出したように立ち止まってこう言った
「あ、そうそうお前さゲーム見たいにモンスターに殺されたらまたここで蘇るとか思うなよ。
前、勘違いしてモンスターに殺されたやつが《俺は勇者だ蘇れる、
俺は勇者だ蘇れる》とか言いながら死んでったけど、こっちの世界でも命は一つだぜwwまあ、あれはあれで見てて面白かったけどなww」
そう言うと司祭は教会の奥に消えていった。
翌日
「ふぅ」
しかし、今日一日町を見て回ってよく分かった、俺って本当にゴミなんだな。。。。
年に何回か俺みたいな奴が来ることもあり、町の人間は俺を見て嫌な顔をする奴ばかり、まあ、既に俺がダメ人間だってことが町の人間に分かってる訳だから
いい顔して迎える奴はいないわな。
服を買ってこの町の人間ぽくしてみても、なぜかばれてる模様。聞くところによると俺らみたいな転生屑?はこの世界の存在にはなんとなく分かるらしい(by司祭)
つーかなんだよ!!ちくしょう俺がダメ人間だって町の人間ばれてるとか、こっちの世界の人生の方がハードモードじゃねーかクソクソクソ!!!!
まあ、俺らの世界のゴミ人間をこっちに捨ててるんだから、こっちの人間からすれば、言わば不法投棄だからなww粗大ゴミをありがたく受け入れるやつはいないわなw
あ、社会のゴミだから、産業廃棄物かwww
なんか、こんなこと考えてて空しくなってきた。。。。
しかし、こうしてても仕方ない、取りあえず町を出て戦って見るか、モンスター怖いけど、一年立って消えるのはごめんだしな・・・・
そして、武が町から出ると、武の前にスライムが現れた。
やった、スライムだ。
良しこれなら俺でも倒せそうだ、スライムとか序盤の敵だし2、3発入れりゃあ、倒せるだろ。
そうして、武は助走をつけて勢いよくスライムを蹴り飛ばした。「スライムは友達!!!」
そうすると、予想以上に吹っ飛び10mくらい先に転がり落ちた。
よっしゃ、これ改心の一撃入ったーーーー!!と武が喜んでいるとむくりとスライムが起き上がり、
すごい勢いで跳ね飛んできた!!
やばい、喰らう!!いやでも、ちょっとまて、さっき蹴った時、このスライムめちゃくちゃやわらかかったぞ、
こんなやつに体当たりされても絶対痛くないはwww
「ザク」・・・・
ザク??????
武が目線を下に降ろすと、スライムの頭の尖った部分が武の太ももに刺さっていた。
「いでエエエエエエエエエエ!!」
「お前僕をスライムだと思って甘く見たな」
すると、スライムが流暢に喋りだした。
「今回の屑はお前か、取りあえずこれからよろしくな。」
武がなにがなんだかわからないで面食らっていると、スライムが説明しだした。
「どうなってるか分からないって面だな、いいぜ教えてやるよ。
まずこの世界でモンスターといきなり戦えって言われてもゆとりのお前たちからしたら無理な話だ。
なんてったってスライムの僕でさえこの強さだ。」
「そこで、代わりに戦うのが俺らモンスター。まあ、簡単に言えばポケモソシステムだ。」
「そこで、最初の一匹目なんだが、ここらのスライム族は神と契約してて、お前みたいな屑が転生するとランダムでその屑の
仲間になるようになってるんだ、まあ、人間捨てても神は神、普通の人間にモンスター倒すなんて
無理ゲーはさすがに仕込んでないから、安心しろよ。」
「て、言うことでこれからよろしくな相棒。」
とスライムは懇切丁寧に説明セリフを並べ立てた。
「よし、わかった頼むぜ相棒」
武は満面の笑みで答えると同時に、スライムを蹴り飛ばした
「て、言えるかボケ、じゃあ俺に攻撃?「刺さる」意味なくね、それにお前さっきめっちゃやわらかかったのに、なんで
俺の体に刺さるほど硬かったんだ!!」
「ザク・・・・」
今度は、スライムの尖った部分が武の腕に刺さる。
心なしか表情の変らないスライムの顔にムカツキマークが見えた気がする。
「それは、お前がいきなり蹴り飛ばしたからだろうが!!誰だって蹴り飛ばされたら、苛立つだろ!!
それと、俺が固くなった理由だけど、これはこの世界のスライム族の基本能力だから軟体化と硬質化な。
あと、俺らスライム族のなかでも毒とか移動が異常に早い奴とか居るけど、そういう奴らは、その場所に適応するために変化した奴らだといわれてるんだ。
元々スライム族は適応能力が高くて俺みたいな普通のスライムでも一年も特有の場所に住めば、その場所にあった性質が
付くって言われてるんだ。
と説明はこんなもんだ一つ勉強になったな屑」
と、スライムが説明し終わって武を見ると、武は草原のなか薄暗いオーラをだしながら体躯座りをしていた。
「もういいよ、俺はスライムも倒せない屑だよ、その上スライムに説教までされて死にたい、
てか俺あと一年で死ぬんだっけww」
武の薄暗いオーラを感じ取ったスライムは少し申し訳なさそうに喋りだした。
「そ、そうだ、そんな絶望ばっかりじゃないぞ。一年でブラックドラゴン倒しちまえばいいだけだし、あっちの山にはデスゴブリンてのがいて、そいつ倒したら
《大地を割る双剣》ってのが手に入ったり、あっちの森には千年魔術を研究し続けた魔導師が作った杖とか封印されてるとか。なんかこの世界の真の勇者に
なれば、どんな病気も治す魔法の薬とかも手に入れられるらしいぜ。どうだワクワクするだろ」
「そ、それほんとか?」
「おう、マジのマジだ!!」
「マジか!よっしゃーー!何かワクワクしてきたな。それに、さっきの話だと俺戦わなくてもお前らが戦ってくれるんだろ、よっしゃー!!やる気出てきた!!」
「よし、じゃあ取りあえず俺が刺さった怪我、司祭に治してもらって来い。あいつ口はああだけど治癒魔法は相当なもんだからな。」
「わかった行って来るは!!」
「ふぅ、行ったか……まあ、さっきの全部嘘なんだがな~……まあ、いいか。」
3ヵ月後
「しかし、お前もなかなかましになってきたな。」
「だろ、俺も最初は絶対戦わないって思ってたけど、なんだかんだで、いい武器と防具そろえとけばなんとかなることわかったしな。まあ、人間の力じゃ限界あるから、
お前の攻撃の補助くらいにしかならんけどなww」
「てか、なんで、俺以外仲間増やさねーの。そろそろおれだけだと辛いんだけど。」
「いやだって、あいつら怖いじゃん、ネコ科のモンスターとか俺のこと絶対、肉としか見てないぜあいつら、絶対仲間になったフリして裏からガブッていかれそうだもん。」
「あのな、基本的に俺らモンスターは仲間になったら裏切るってことは絶対しないし、それに俺らがお前ら人間を攻撃する目的で
噛み付いたりすることはあっても、食料として食べることはまずない。
なんか人間の肉ってあいつらにしたらめちゃくちゃ不味いらしいよ、この前友達のサーベルタイガーに聞いたけど。」
「へーー、って!!お前モンスターの中に友達とか居るの!! てか他のモンスターとかとも喋れちゃったりすんるんですか!!」
「あれ? 言ってなかったっけ、この世界のモンスターはどんな種族であれ意思疎通とれるんだぜ。まあ、人間だけは神と契約してるスライム族しか会話できないがな。」
「じゃあ、戦う前モンスターが時々、ギャーギャー言ってるのって何か言ってるのか?」
「ああ、色々言ってるな。基本的にぶっ殺してやるとか、てめえの腸引きずり出してやるとか、チンピラがケンカ売るみたいな感じのこと言ってるけど、
この前の、あんまり攻撃してこなかったロードスバード居たじゃんあいつは、子供が待ってるので見逃してくださいって命乞いしてたな。」
そう言って、スライムが振り向くと武は、いつもの薄暗いオーラを出しながら体躯座りをしていた。
「なんだよそれ、子供が待ってるからとか、何、裏でモンスタードラマ広がっちゃってるの、何かもう戦うの嫌んなって来たんだけど
あ~~あ、死にたいな~」
武の豆腐メンタルを傷つけてしまったことに気づいたスライムは、慌てて喋りだした。
「でもあれだぜ、仲間になりたそうにしてた奴とかは、マジでかっこよすぎて惚れましたとか、弟子にしてくださいとか、雇用条件は三食毎日干し肉10枚と
羽毛布団と冷房完備の宿舎で泊まる事でお願いします。あと、HPが20%以下になると戦闘から離脱して後方で休息を取らせていただきます。
そして、残業での深夜戦闘は私行えません、その他の注意事項として、セクハラ、パワハラと思われる言動や行動があれば即日パーティーから抜けさしていただきます。
とかも居たぞ、どうだ仲間欲しくなっただろ!」
「やだよ、何だよ最後の奴、どこの大手企業のパーティーに入ろうとしてるの!! 」
「まあ、取りあえずそこで、仲間になりたそうにしてるサーベルタイガー仲間にして来いよ頭とか撫でてやれば、すぐ付いてくるだろうから。」
「やだよ、怖いよだってあいつの目つき中学校の時に俺を苛めてたクラスメートの浩にそっくりなんだもん。」
「浩ってそんな目つき悪いのか・・・・じゃなくて、何でもいいから仲間にして来い、この前、買った干し肉あっただろあれで餌付けしてみたらいいんじゃね。」
そう言われた武は渋々バックから笹の葉に包まった干し肉を取り出し、恐る恐るサーベルタイガーに差し出した。
とその時、サーベルタイガーは差し出した干し肉と一緒に武の腕ごと被りついた。
「ぎゃーーーーー!!」
驚いた武はサーベルタイガーの口から腕を引っこ抜いた。
「腕がーーーー腕がーーーー」
叫びなから転げ回る武、それを見て笑い泣きするスライム
「おいーーーー!!何笑ってんだ俺の腕がなくなっち・・まってない?」
武の腕は唾液でベトベトになってはいるが、ちゃんと五体満足のまま無事であった。
「悪い悪いなんか、こいつらサーベルタイガーが仲間になるときの流行の一発ギャグらしいよwww」
なんて、心臓に悪いギャグなんだこんなことされて普通に仲間にする人間がいるのか、ガチでトラウマ物だぞ。
「取りあえず、こいつは嫌いだ。」
そう言うと、武はそそくさと行こうとしたが、何かに引っ張れて武は尻餅をついた。
振り向くとサーベルタイガーが服の裾を噛んで引っ張ったようだった。
そして、サーベルタイガーは武の体に頭を擦り付けてきた。
「頭を擦り付けるのはサーベルタイガーの服従の印らしいぞ、どうするこいつは結構お前のこと気に入ってるみたいだけど。」
「まあ、そこまで俺の仲間になりたいのなら仕方ない仲間にしてやろう、良し付いて来い行くぞお前ら」
言葉とは裏腹に武の顔は緩んでいた、それもそうだ武は、異世界に来る以前でも人や何かに好かれると言う事がほとんど無かったのだ、
親にさえ見捨てられていた武に仲間になりたいと言う物がいる、それを喜ばずに居られない訳が無い。
「そうだ、仲間も増えたことだしあだ名つけようぜ、スライムお前は取りあえずスラだな。」
「なんて安直な……ん? こいつもうあだ名あるみたいだぜ、サーベルタイガーでベルーだって。」
「よしわかった、これからよろしくなスラ、ベルー。」
(悪かったなベルー、武は本当はいい奴なんだけど、こうでもしないと仲間を作るきっかけが見つからないと思ってな。何かすまない、友達のお前に演技みたいな
ことまでさせて、冒険にまで付き合せちまって。)
そう言いながら、スラはベルーに武の後ろを付いて行きながら小声で呟いた。
8ヶ月後
武たちは、数百本の蝋燭が立ち並ぶ洞窟の中、黒い竜の骸の前に立って居た。
「しかし、よくここまでこれたよな、最初はどうなるかと思ったけど、まさかついにお前がブラックドラゴン倒せちまうとわな」
「おう、まあおれは本気でやればこんなもんよ、本気出せば半年でもブラックドラゴン倒せたけどなww」
「でも、あれだよなお前も物好きだよなこの世界でここまでスライムの俺みたいな奴をパーティーから外さなかったのお前くらいじゃないか?
旅の途中で俺なんかより強いモンスターいっぱい仲間に出来ただろうに。」
「ああ、まあ、そうだけど、何だろうな、やっぱりスラが横で戦ってくれるのが安心するつーか、冒険が楽しくないつーか・・・・
あれだ、コミュ症の俺にはお前が居ないと他の仲間との連携がとれねーの、戦闘に支障が出る!!
とりあえず、行くぞ、この奥にある竜の宝玉を司祭の所に持って帰ったら、元の世界に帰れるんだろ。」
と武は恥ずかしそうに言った。
「他の仲間ともアイコンタクトで連携攻撃決めてた奴がよく言う。」
とスラは小声で苦笑いしながら嬉しそうに言った。
そして、武たちがブラックドラゴンと戦った部屋を後にし、奥の部屋へ進もうとした瞬間、世界が反転した。
なんだこれ、体が痺れて動かない、吐き気がする、視界が歪む、頭が割れそうに痛い。
「武!!武!!しっかりしろ武!!」
スラの俺を呼ぶ声がすごく遠くから聞こえる気がする・・・・
「畜生、噂は本当だったのか、ブラックドラゴンの血には人間に対して触れただけで死に至らしめるほどの猛毒になるってのは!!」
そう、武はブラックドラゴンとの戦闘で体中にブラックドラゴンの血を浴びてしまっていたのだ。
「浴びた時は、大丈夫そうだったから噂は嘘だと思ってたけど、遅効性の毒だとは、すまん!!武」
また、スラが何か言ってるな、どうせまた説明臭いセリフでも言ってるんだろ、出会った時からそうだったもんな、ははは
やばいな、そろそろマジで意識が・・・・
武が死を覚悟し、死の床に就こうとした、その時だった。
武の視界に眩しく光るものが現れた。
なんだ、俺、天国に来たのか・・・・ち、違う!!!
武は倒れたまま首だけを起こし、目を覚ますと、半透明になって光るスラが自分の上半身の上に乗っかってジェル状になって溶け出してるではないか。
「なんだこれ、スラ一体これどうなってるんだ、なんで俺死んでないんだ!!」
「なあ、武ひさしぶりに俺達が出合ったころの昔話でもしねえか?」
「こんな時に何いってんだスラ!!」
「いいから聞けよ武、最初あった時、お前にさ伝説の双剣があるとか、魔法の杖が封印されてるだとか、話しただろ、あれ全部嘘なんだ、お前が余りに凹んでたから、
適当言ったんだよ。」
「知ってるよそんなこと!!」
「でもさ、一つだけ本当のことがあったんだ、真の勇者にだけ手に入れられる、どんな病気でも治せる魔法の薬、あれ、俺達スライム族のことなんだ。」
「へ!!」
「おれ合った時に、説明しただろ、俺達スライム族はある一定の場所に居ればその場所に適応した性質が付くって
だから、俺達スライム族はある一定の人間と友に戦い心を通わせることによって、その人間に近い存在になって行くんだ。
そして、最後にスライム族に伝わる秘術を使い俺の意識を消滅させることにより、万能の体細胞となり、お前の体と融合して、
武お前の体の毒の対抗物質となってお前を救えるって寸法だ。」
「ちょっと待てスラ、それじゃ、お前が消えちまうだろうがやめろよ、やめてくれよ。
どうすんだよ、ベルーになんて言うんだよ、あいつお前の友達なんだろ。
家族があるから、途中でパーティー抜けちゃったけど、冒険が終った後、一緒に酒飲む約束してたんじゃねーのかよ」
「なんだ、ベルーの奴ばらしちまってたのかwまあ、あいつとは飲んでやれそうに無いから、世界に帰る前にお前が一緒に飲んでやってくれよ。
それと、司祭の奴も根はいい奴だから帰る前に礼くらい言って帰ってやれよ喜ぶから。」
「頼むからやめてくれ、俺はスラが居ないとダメな屑野郎なんだ、お前が居ないと戦う時も震えが止まらないし、仲間ともやって行く自身なんて無い
お前が居ないと何も出来ない糞ニートなんだよ」
「大丈夫だ、武は俺が認めた、真の勇者だ何があっても怯まないしあっちの世界に戻ってもやって行けるさ
じゃあな武、元気でやれよ」
そういうと、スラは、武の体に染み渡るようにして消えていった。
そのあと、俺は竜の宝玉を持ち帰る道すがら、パーティーと別れ、帰り道ベルーの所へ寄った、ベルーは武のそばにスラが居ないのを見て、何か感じ取ってくれたのか、スラがベルーにこうなるかも知れないことを伝えていたのかもしれない。俺を励ますようにベルーは俺に頭を摺り寄せてきた。
その夜、一人と一匹は浴びるように酒を飲んだ。
仲間の死を悼むのに言葉はいらなかった。。。。
そして翌日、司祭の所で転生の儀式を行ってもらった。
司祭の話によれば融合したスライムは極まれに融合した人間の子供として生まれてくることがあるそうだ。
6年後
35歳石山武は結婚し、妻のお腹には子供が居る。
スラこれから、こっちの世界でも目いっぱい冒険しようぜ。
背景お母様、うちの子は異世界から転生して来るようです。