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鬼と私の日常  作者: 亜叶夢
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出会い

初めまして亜叶夢ともうします。

初投稿で慣れていないので読みにくいかもしれないですが、楽しんでいただけると嬉しいです。

色々と忙しく更新は不定期になってしまいますことをあらかじめ書いておきます。

  「な、何よこれ!?」

  服を着替えるためにクローゼットを開けた私の目の前に現れたのは服の並んだいつも通りのクローゼットではなく何故か飲んだくれている『鬼』の姿だった………。


その日はいつもと変わらない普通の朝だった。いつも通りの時間に起きて、いつものように服を着替えようとしただけなのに………。

「こらー!開けろ!ここから出せー!!!」

 ああ、どうかこの現実が夢でありますように…

 私は現実逃避するようにこの『鬼』との出会いを思い出していた………。



「ふぁー、そろそろ起きよっかな。」

今日もいつものように服を着替えようとクローゼットを開けた私は、まだ夢を見ているのだと本気でそう思った。何故ならそこには………

「んお、酒お代わり!」

上機嫌で酒を飲む不審者がいたからだ。

「どうしたんだよ、酒お代わり~。さ~け~。」

(夢だ。これは夢だ。そうよ、夢に決まってる。だから、不審者が酒酒言ってても、不審者に角らしき物があっても関係ない。だって夢だもの!)

私の頭は素晴らしい速さで現実逃避していた。本当に不審者ならば危険極まりない状況だが、今の私にはそのことに気づく余裕はなかった。私が現実逃避している間にも不審者は酒酒言っていたようだが私は固まったままだった。

「酒持って来いっていってんだろが!!」

遂に痺れを切らした不審者がお猪口を投げた。お猪口は私の額に直撃し、私はその痛みで現実に戻って来た。

現実に戻って来た私は、不審者にイラッっとしておもむろに履いていたスリッパを手に取り、投げつけた。

ブンッ!!!

「へぶし!?」

バタン!!!

きっと私はまだ混乱していたのだろう。現実に戻って来て初めにしたことが、不審者への攻撃だったのだから………。

「てんめぇ、なにしやがんだ!!!」

ドンドンドン!!!

ああ、怒らしてどうすんだ、私!

「と、とにかく何かで押さえなくちゃ。」

私は近くにあった衣装ケースや本の入った段ボールなどを扉の前に置いた。

「開けろ!ここから出せー!!!」

そして、私の回想も終わりを告げ場面は冒頭に戻る。不審者は今も扉を叩き叫んでいる。

私は日常が壊れていく音を聞きながら、これからどうするべきか考えていた。


読んでくださりありがとうございます。

文中のヒロインの攻撃はスリッパでのものです。上手く書けなかったのであとがきに記載しておきます。次回にはヒロインや鬼の名前が出てくる予定です。

感想などの返事も本文同様不定期になってしまいますことをあらかじめお詫びしておきます。

それでもよろしければ、感想やアドバイス、指摘など教えていただけると嬉しいです。

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