まえがき
私は、ごく一般的な一人の日本人ナショナリストである。
昔から、日本国内で執拗に繰り返される朝鮮半島由来の反日運動――反日教育、反日マスコミ、反日市民団体――を観察してきた。これらが互いに強固に連動し合う、いわば「反日の鉄のトライアングル」を目にするたび、私の胸にはある純粋な疑問が湧き上がっていた。
「一体、彼らをそこまで駆動しているエネルギーの正体は何なのか」
それは、単なる近視眼的な政治的利害や経済的メリットだけでは到底説明がつかない。そこには時として、冷徹な利害計算や理屈を完全に超越した、異様なまでの「感情的熱量」が伴っているからである。
彼らは本当に、客観性を欠いた主観と剥き出しの感情だけで動いているのだろうか。もしそうだとするなら、その爆発的な熱狂を底底で支えている「深層構造」とは何なのか。彼らの思想は、いかなる歴史的組成によって形作られてきたのか。
こうした違和感と問いを起点に、朝鮮半島に伏流してきた思想や感情の構造を俎上に載せ、その相互関係を整理し、私なりに解剖を試みたのが本書である。
本書で分析の対象とするのは、以下のような要素である。
* 事大主義
* 朱子学
* 東学
* 民族主義
* プロテスタント
* 主体思想
* そして、その最深層に位置する「巫俗」
言うまでもなく、本書は厳密な学術論文ではない。あくまで一人の日本人が試みた思想分析のドキュメントであり、中にはかなり踏み込んだ私独自の仮説も含まれている。
それゆえ、読者の中には強い反発を覚える方もいるだろう。あるいは、本書の視座そのものを「敵性思想」と捉えて警戒する向きもあるかもしれない。
だが、批判や反発を受けること自体は一向に構わない。
ただ、一つだけあらかじめ断っておきたいのは、本書を途中の章までで読むのを止めてしまうと、著者の真意を著しく誤解する可能性が高いということだ。なぜなら、本書の究極的な目的は、安易な「嫌韓」の言説に終始することでも、単なる罵倒や感情的な批判に身を任せることでもないからである。
それと、本書は【朝鮮紫蘇系統図】なしで読むとほぼ間違いなく誤解することが、後になってわかった。これを踏まえ、第1章巻末に【朝鮮思想系統図】を掲載することにした。
本書の真の狙いは、
「なぜ朝鮮半島は、これほどまでに極端な思想構造を抱くに至ったのか」
を、その歴史的背景と精神的土壌にまで遡り、できる限り原理的に解き明かすことにある。
したがって、本書に批判を寄せるにせよ、賛同を示すにせよ、感想を口にされるのであれば、どうか最後までお付き合いいただいた上でにしていただきたい。




