13
不快感が消えたわけではないけれど、それ以上は怒り続けられなかったピエッチェだ。『どうしてなの?』と訊いたクルテも、答えを催促しなかった。
咳払いして
「それで? このあとどうするんだ?」
ピエッチェが話を本筋に戻す。クルテは『次の手を考えている』と言ったが、まったく考えていないピエッチェだ。
自分を悪く言ったクルテにジリジリと胸を焦がしていたに過ぎない。心が読めるのだから判っているだろうに、クルテが『次の手を考えている』なんて言ったのも気に入らない。でも今は、自分の不機嫌は引っ込めるしかなさそうだ。
「あんだけ餌を撒いたんだ。罠を仕掛ければ食いついてくるに違いないよ」
と言ったのはマデル、
「クルテさんとマデルさんは企むのが好きだし得意ですよね」
これはカッチー、
「デレドケでも庭に指輪を落としたって言って、まんまと庭に出る許可を取っちゃったし。魔法使いってみんなそうなんですか?」
と笑う。
クルテは魔法使いじゃない、魔物だ、と内心思ったが、それは言えないピエッチェ、
「で、どんな罠にする?」
と話を進めた。
そのあとはお茶を楽しみながら計画を練った。餌を撒いたばかりの罠は勘付かれるかもしれない。少し待った方がいいと、実行は明々後日とした。
クルテが、
「宿賃は明日の分までしか払ってない――二日分、追加する?」
とピエッチェを見る。
「給仕係をとっちめたらギュリューを出るつもりか? ここに来た目的はどうする気だ? 二日じゃ足りないぞ。それとも路銀が足りなくなったか?」
ピエッチェが異を唱えると、例によってクルテが首を傾げた。
「大丈夫。全部あの給仕係が知ってる、多分。それと路銀はまだまだ潤沢」
また多分かよ?
「ダメだったらさらに追加。この部屋、高額過ぎて客が付かないらしいから、宿も喜ぶよ」
「客が付かないってどうして判ったの?」
聞いたのはマデルだ。
「さっき、給仕係が言ってた。長く居てくれると嬉しいって」
本当は心を読んだのだが、クルテもそれは言わない。マデルは寝室で聞き耳を立てていたが、会話が聞き取れなかったと判っていて、平然と言い切ったクルテだ。
お茶が済むとワゴンに『宿泊を二日延期、夕飯を運んで来た時支払う』とメモを置いて廊下に出してから、ピエッチェとマデルの二人がかりでカッチーに文字を教え、クルテは疲れたと言って寝室に行った。
カッチーの書いた文字を見て『下手糞だねぇ』とマデルが嘆けば、『最初はこんなもんだよ』とピエッチェが慰める。カッチーはシュンとなったが『はい! 頑張ります!』とすぐ元気を取り戻した。
夕飯が来る頃、ピエッチェが寝室にクルテの様子を見に行くと、ベッドに横になっていたがすぐに上体を起こしてピエッチェを見た。
「起きたてか? そろそろ夕飯が来るぞ。居間に来いよ」
「眠ってない。眠いのに眠れなかった。一人だと怖い夢を見るかもしれない」
そう言えば、そんな事を言っていたっけ……
「今夜は早く寝ることにしよう――飯代と宿賃、用意してくれ」
「うん、判った」
ベッドから降りるクルテ、隣のベッドを見てピエッチェが
「服、片付けなかったのか?」
と呆れる。マデルが買ってきた数着の服が放り出してある。金袋や宝石類の袋の入ったサックも相変わらずだ。
「うん、クローゼットに仕舞ったら眺められない」
「眺める?」
「明日はどれにしようって考えるのも楽しい」
「ふぅん……まぁ、好きにしろ」
もともと女だ、着飾るのが好きなのかもしれない。あれ? だったらなんで男の服をいつも着ているんだ? あぁ、女と見られたくなかったんだったっけ?
「ねぇ、ピエッチェ?」
「うん?」
「あとでいろいろ訊いていい? 判らないことがある。それに、まだ言ってないこともある。二人で話したい」
「あぁ、いいぞ。飯が済んでからだな」
いったい何を訊かれ、何を言い出すのだろう?
夕飯を運んで来たのはいつもの給仕係だ。対応に出たのはカッチー、まずは封筒を受け取りソファに戻るとクルテに渡した。それからまた扉に向かった。封書は追加の宿賃の請求書だった。金額を確認してから、夕食のワゴンを押してきたカッチーと入れ違いにクルテが扉に向かう。
「領収書もお持ちになった?」
「もちろんでございます、お嬢さま」
代金と引き換えに領収書を受け取り、クルテが給仕係に微笑む。
「ひょっとしたら、さらに滞在を伸ばすかもしれません。大丈夫でしょうか?」
「喜んで承ります」
「よかった……わたし、ここが気に入ってるの。できるだけ長く居たいわ――それと、滞在中は毎日、今日と同じ時刻にお茶をお願いします」
このタイミングで〝打ち合わせ通り〟ピエッチェが大きく咳払いした。
「ご苦労さまでした」
名残惜しげに〝見えるように〟微笑んで、クルテが扉を閉めた。
マデルのニヤニヤ笑いに迎えられてダイニングテーブルに着くクルテ、ピエッチェはまだ怖い顔のまま、カッチーは不思議そうにそんなピエッチェを眺めている。
「さて、さっさと食べよう。なんだか俺も疲れた」
とピエッチェ、食べ終わったらすぐに寝室に行こうと思っている。クルテとの話がある。
「それにしても、ちゃんとお嬢さまらしく話せてるよ、クルテ。正直、ちょっと心配してたんだ」
マデルのニヤニヤ笑いの理由はこれだったようだ。
「いつものぶっきら棒じゃ、怪しまれるよね」
「あ、それ、俺も心配してました――クルテさんはいつも優しいけど、時どき語尾がプツンと切れちゃう感じの時がありますよね」
カッチーもマデルの話に乗ってくる。
「そうそう、カッチーの言う通り。ひょっとして、そのほうが男っぽいとでも思ってる?」
「そうなのかな?……ピエッチェの真似」
「それですよ。『です』とか『だよ』とかが付かないんです」
「俺の真似なのか? そんな風に言ってるつもりはないが?」
「クルテはなんでピエッチェの真似なんかするの?」
「わたしにとってピエッチェは世界の全てだから」
「へっ?」
「クルテさん?」
「なんだって?」
クルテ以外が食事の手を止めて、一斉にクルテを見た。
マデルが恐る恐るさらに問う。
「それって具体的にどういう意味?」
するとクルテが微かに笑んで答えた。
「ピエッチェがわたしを狭い世界から出してくれた。それでわたしの世界は広がった。感謝している――これはなんて言う食べ物?」
「あぁ、旅に連れて行ってくれたことを言ってるのかな?――それはフィッシュフライだね、魚の切り身にパン粉を付けて揚げたものだよ」
「うん、それは知ってる。なんて言う魚?」
「えっと、それはね……」
マデルが慌てて自分もフィッシュフライを食べてみる。
「イヤ、なんだろう? 白身だってのは確かだけど、タラかナマズ?」
クルテを複雑な面持ちで見ていたカッチーがクルテの『ピエッチェが世界』と言ったのをなかったことにするように
「あっ! そうそう、明後日、別の劇団が公演するそうなんです」
と言った。
「カッチーったら、すっかりお芝居好きになっちゃったね」
マデルが救われたような顔をした――
食事が済むとさっさと寝室に行ってしまったピエッチェを、クルテが追っていった。
「マデルさん、クルテさんは大丈夫なんでしょうか?」
マデルと二人きりになるとカッチーが溜息を吐いた。
「大丈夫って?」
「なんだか、その……クルテさんってひょっとしたらピエッチェさんのこと、特別な意味で好きなのかなって、ふと思ったものですから」
「特別な意味って、恋愛感情ってことかい?」
「まぁ、そんなところです」
「そうさねぇ……」
マデルも溜息を吐く。
「ピエッチェが世界の全て、には驚かされたね。他には何も見えないってか」
「でもマデルさん。もしクルテさんがピエッチェさんを思っても可哀想なことにしかなりません。俺、どうしたらいいんだろう?」
「うん? なんで可哀想なことになるんだい?」
「だって故郷に恋人がいるんでしたよね?」
「片思いなんじゃなかった?」
「たとえ片思いでフラれたとしても、ピエッチェさんは女だけだと思います。一緒に風呂に入った時、いろいろ話したんだけど、やっぱり胸は大きい方がいいとかって言ってました」
「カッチー……クルテを男だと思ってる?」
「そうですよ、クルテさんは男です。でなきゃ同じ部屋で寝たりしません」
「男のフリをしているだけじゃなく?」
「とっても綺麗な顔してて体つきも細いし、女の人みたいだけど男です」
「疑ったことはないの?」
「ありません。ピエッチェさんだってクルテさんを男扱いしてるし」
「本当に男扱いしてる? よく、クルテを守ろうとしてるよね?」
「ピエッチェさんは俺のことも守ってくれます」
マデルが溜息を吐く。
「わたしはクルテを女だと確信してる。あの子、わたしが渡したメモを見て『硬くてもいい一箇所って?』って真面目な顔で訊いてきたんだ」
「へっ?」
「クルテの齢で男だったら、自分のことだ、判らないはずないだろう? 貴族のご令嬢が世間知らずに育てられたんだって思ったさ。だから信用する相手なら、たとえ男だろうが一緒でも気にならない。相手が自分に危害を加えるなんて思いもしない、違うかな?」
「なんかクルテさんって、どんどん判らなくなっていきます――それで、マデルさん、なんて答えたんですか?」
「硬くてもいい一箇所か。いいや、訊かれたこと自体に驚いちゃって『ピエッチェに教えて貰え』って言っちゃったよ」
「クルテさんが女だとして、ピエッチェさんはその事、知ってるんでしょうか?」
「気が付いてると思う。なんか本人は必死に男だって思い込もうとしてるみたいだけどね」
カッチーがピエッチェたちの寝室のドアを見る。
「もし『硬くていい一箇所』を聞かれたら、ピエッチェさん、困るでしょうね」
「まぁ……ピエッチェならなんとかする。なんかしょっちゅう怒ってるけど、あいつはアイツでクルテを大事にしてるから」
だからクルテは安心して、ピエッチェの傍を離れずにいるのかもしれない……そう思いながらマデルもカッチーと同じドアを眺めた。
何をしたわけでもないのに、どうしてこんなに疲れてるんだろう? そう思いながら寝室のソファーに腰を降ろす。すると、すぐにまたドアが開いてクルテが入ってきた。ところが、扉を閉めると突っ立ったままピエッチェを見ている。
「どうした? 話があるんじゃなかったか?」
「でも……ピエッチェ、面倒だと思ってるよね?」
また心を読みやがった。まぁ、仕方ないか。
「いいから、座れ。さっさと終わらせて眠りたい」
「うん……」
頷いたものの座りもせず、クローゼットに向かうクルテ、何をしているのだろうと思っていると毛布を出してきた。
「寒いのか?」
クルテは毛布を頭からかぶり、身体に巻き付けてからソファーに座った。
「寒くない」
「ん? それじゃあ、またあの女がおまえに憎しみを向けているのか?」
「あの女? あぁ、サロンの彼女」
クルテが少しだけ考え、
「彼女は今、幸せを感じている」
と、顔を赤くした。
「幸せを感じている?」
「給仕係が彼女を幸せにしている。多分」
「また〝多分〟なのか? それは口癖か?」
するとクルテがピエッチェの顔を見た。
「考えていることはだいたい読み取れる。言葉となって飛び込んでくる。でも、考えていないことはわたしにだって判らない」
「ふぅん……それじゃあ、サロンの女は今、何を考えている?」
「焦らさないで、早くして」
「なんだ、それ?」
「給仕係と交尾を始めたところ。お互いに服の脱がせっこしてる」
「交尾っ……!?」
顔を赤くするのはピエッチェのほうだ。が、動揺を隠すように咳払いした。
「んっと、ってことはヨリを戻した?」
「違うと思う。多分……給仕係は欲望を満たしたいだけだ。頭の中の相手は彼女じゃない」
「ほかの女を考えながらしてるって? クソだな。まぁ、いい。そっちは放っとくしかない。それでおまえの話って?――おい! どうした?」
見るとクルテは縮こまって顔すら毛布で隠して返事もしない。
「おい……」
もう一度呼びかけて顔を見ようと毛布に手を伸ばすと、触れた途端にビクっとさらに縮こまってピエッチェの手を避けた。何かに怯えているのか? 今度はなんだ?
「おいおい、おまえ、また誰かに恨まれ……」
そこまで言って思い当たる。あのクソ野郎!
「クルテ、ヤツの思考を読むな。もういいから。シャットアウトしろ」
毛布の塊がブルブルと震えたのは、クルテが首を振ったからか?
掠れる声でクルテが答える。
「無理。アイツ、物凄くわたしに執着してる。わたしのことばかり考えてる。しかもどんどん激しくなってく」
「なんとかしろ、離れているなら読めもするし遮断もできるんだろ!?」
「向こうのエネルギーのほうが強くて……いやっ! やめて!」
ソファーから転がり落ちて丸まるようにクルテがさらに縮こまる。思わずピエッチェもソファーを降りて、そんなクルテにそっと手を伸ばす。触れる直前で、
「クルテ、触るぞ。今、おまえに触れるのは俺だぞ」
と静かに声を掛けた。
毛布の上からそっと触る。ここは頭、ならば肩はここ、と、ゆっくり掌を移動させていく。毛布越しでもクルテが震えているのが判る。なんとかしてやりたい。
「クルテ、落ち着いてよく聞くんだ。アイツはここにはいない。何を考えようがここに居ないヤツに、おまえをどうにかするなんてできない。ここに居るのは俺だけだ。だから安心しろ。俺にしがみ付けば安心するって言ったよな? だったら俺にしがみ付け」
けれどクルテは動かない。自分を抱き締めることで震えを止めようとしているのだろうか? 恐怖に堪えるのが精いっぱいで動けないのか?
「それじゃあ……俺がおまえを抱き締めてもいいか?」
触れていた手で頭らしいところをそっと撫で、もう一方の手で毛布ごと抱いて身体を寄せる。
「ここに居るのは俺とおまえだけだ。俺のことだけを考えろ」
クルテはピエッチェの腕を拒むことはなかった。だが、震えは止まらない。
「俺がおまえを守るから。怖い事なんかなんにも起こらない。俺を頼れ。俺を信じろ――なぁ、毛布を除けて顔を見てもいいか? おまえは俺を見ろ。俺の顔を見て、俺のことだけ考えろ」
毛布の中でクルテが顔をあげるのが判った。ゆっくりと頭を隠している毛布を除けると、蒼褪めた顔がピエッチェを見上げた。涙に潤む瞳がピエッチェの胸を重苦しく締め付ける。俺のクルテを泣かせたヤツを決して許すものか!
「クルテ……クルテ! 泣くな。俺がいるから、傍にいるから」
包むようにクルテの頬に両手を添えて親指で涙を拭う。クルテが毛布の中から震える片手を出してピエッチェの手に触れる。そしてそのままピエッチェを見つめ続けた。そんなクルテをピエッチェも見詰め続ける。
暫くするとピエッチェの手を擦り抜けて、クルテがピエッチェの胸に身体を投げ出すように凭れかかってきた。震えは止まっている。ホッとしたがまだ油断できない。片方の手はクルテの背中に回し、もう片方でクルテの髪を撫でた。
「カテロヘブは暖かいな」
「うん?」
「魔法を使える? カテロヘブに触れられると身体が温かくなってくる」
「魔法じゃないよ。安心するからそう感じるだけだ」
「そうなのかな?……少し、このままでいてもいい?」
「いいぞ、気の済むまでこうしてていい」
身体を包む毛布は動かさずにいた。恐怖を感じると何かに包まるなんて子どもみたいだと思ったが、それで安心するなら無理にやめさせることもない。恐怖を消すには毛布じゃ足りない。その分、俺が補ってやればいい。いつか、俺がいれば毛布なんか必要なくなるようになる。
不意にクルテがピエッチェを見上げた。反射的にピエッチェもクルテを見る。するとクルテがすぐに目を逸らし、顔をまたピエッチェの胸元に擦り付けた。
「本当に魔法じゃない?」
「なんで魔法だと思うんだ?」
「それは……」
クルテが珍しく口籠る。
「それは……ゴルゼに触れられた時には血が凍るかと思った。きっと半分くらい凍った」
震え出したクルテ、
「いい、思い出すな。おまえが魔法だと思うなら、魔法ってことにしておく」
慌てるピエッチェ、だがクルテは少し黙ってから続けた。
「わたしが馬鹿だった――ずっと森で暮らしていて、初めて人間ってものを見た。それがゴルゼだ」
「話さなくていいから」
「ゴルゼはわたしを街に連れて行ってやると言った。街にはもっと大勢の人間がいるぞ。森にはないものがいっぱいある……その頃は心を読むことができなかった。わたしはなんの疑問も持たずゴルゼと森を出たんだ――」
ゴルゼの言うとおり、大勢が行き交い笑いさざめいている。こんな場所があったのかと圧倒された。
「その夜だ。宿の部屋で突然抱き着いてきたゴルゼがわたしの耳を舐めた。驚いてゴルゼを突き飛ばすと、ゴルゼの態度は豹変した」
「だから! もうやめろ。おまえ、また震えてるじゃないか」
ピエッチェが、震え始めたクルテの身体をギュッと抱き締める。
「ううん、大丈夫。思い出すと確かに怖いけど、カテロヘブがいるから……不思議なんだ。ゴルゼはあんなに嫌だったのに、ほら、こうしてカテロヘブに抱き締められるのは嬉しい。魔法なのかなって思った」
「そうか? でも、何もわざわざ嫌なことを思い出すことはないんだ」
「判った、これで終わり。ゴルゼがわたしに触れたのはその時だけだから、これ以上の話はないし」
「……うまく逃げられたってことか?」
「うん。揉み合ってるのに気が付いた隣室の客が苦情を言いに来て、その隙に逃げたから」
「その客に感謝だな」
「どこの誰かは判らないけど――ねぇ、カテロヘブ?」
「うん?」
「ずっとそばにいてもいい?」
「もちろんだ」
そう答えながら、今さらそれを言うか、と思う。それに……俺が王位を取り返したら存在できなくなるって言ってなかったか?
ふっとクルテが溜息を吐く。
「王に返り咲けば存在できなくなるってのは人の姿としてはって意味だよ。カテロヘブがいつも身に着けている何かになるから、肌身離さずにいて」
答えないピエッチェをクルテが見上げる。
「カテロヘブ?」
不安そうなクルテ、絞り出すようにピエッチェが言った。
「それでおまえはいいのか?」
するとクルテが悲しげに笑った。
「いいも何も、わたしは魔物だ。選択肢はないよ、ピエッチェ」




