朝、鍵をかけたとき思ったんだ……【WEB】
朝、鍵をかけたとき思ったんだ……
何時もと同じ朝の日常の続き、玄関先で傘をチラリと見てドアをでる。
見上げる空、少し雲ってるけど……。
バタン! シュッ! クルン! ガチャッ!
と、躰が勝手に動いてくれる。
ふと……心の声が、傘持ってきって言った気がした。
いやいやいや、今日は曇り後晴れだって見ていた天気予報がいっていた。
信じようではないか!
いや! 持ってきってと、心の声がやけにしつこく言ってくる。
が、わたしはその声に応えることなく、てくてくてくてく出勤だ!
だが今……後悔をしている。
大雨だ!
朝、鍵をかけたとき、あの時が分かれ目のキーポイントだったようだ。
心の声よもっとわたしに、持っていけって言ってくれなかったんだ。
もうひとおしされればわたしだって面倒臭がらずに鍵を開け、ドア壱枚内側に立て掛けてある蝙蝠を握りしめていたに違いない。
お昼ご飯をぱくぱくしながら見詰める先は、どしゃ降りの大雨でありました。
後悔とはやはり先にはたたないまのでありますね。
今日は濡れ鼠で帰路につくとしよう。
もしかすれば退社時には天気予報通りになってくれと、切に願いのみであります。
ぺこり!