鳥?
朝、目が覚めるとベッドのほとんどが二匹
の猫に占領されていた。
…なんで猫は手と足を真横に伸ばして寝る
のだろう。
ま、かわいいから許してあげよう。
さてと、修に穂乃果ちゃんの夢聞いてみる
か。
今、修電話出るかな。
とりあえずかけてみるか。
トゥルルル
「はーい。どちらさまー?」
「オレだよ。通知に名前出てんだろ…」
「あー、山くんおはよう」
「空な」
「あぁ、で?どうしたの?穂乃果と喧嘩でも
したか?オレはあやめちゃんとラブラブだ
よ♡」
「…よかったね。ってか、元気だな」
「まぁ、よく寝たからな」
「あー、そうなんだ。ところでさ、修に聞き
たいことがあって。」
「うん。なんでも聞きたまえ」
「あのさ、穂乃果ちゃんの夢ってなんだかわ
かる?」
「えっ、オレ起きてからまだ穂乃果に会って
ないからどんな夢みたかわかんねーよ」
…その夢じゃねーし。
「あのさ、そんなの聞いてオレがどうすんだ
よ。違くて、先生のほかになりたい夢とか
穂乃果ちゃん小さい頃言ってたりしなかっ
たかなーってさ。」
「あぁ、そっちね。なら、お姫様だ」
「えっ、お姫様…」
「うん。で、オレの夢も聞いちゃう?」
「あ、それは後で大丈夫。ってか聞かなくて
もいい。間に合っております」
「なんだよー。聞いてよー。オレはハトにな
りたいよ。で、一年中遊園地で暮らすんだ
ぁ。ポップコーン毎日子供が落としたやつ
拾って食べながら掃除するの。いいだろ?
一緒に鳥になるか?」
「あー、考えとく」
「なら、なりたくなったらいつでも言えよ」
…言ってどうなる。
「あぁ、わかった。じゃありがとな」
「おぅ。クルックー」
…クルックーって。
元気だな…
でも、とりあえず穂乃果ちゃんの夢がわか
ってよかったな。
よかったのか?
お姫様って…
えーっ…
お姫様ってなんだよ……
二人で転生するか⁈
でも、何に転生するかわかんねーよな…
まさか…
鳥…とか…
…
いやいや、まじめに考えよう。
お姫様…
うーん。
お姫様ってさ、お姫様って‼︎
そうか‼︎
わかったぞ。
お姫様な!
うんうん。了解だよ。穂乃果ちゃん。
って事でオレは穂乃果ちゃんの夢を叶えて
あげられるかもしれない。
今日明日の話じゃないけど、いつかクッキ
ーの箱から夢を出してあげようと空は決め
た。
それから有意義な夏休みを過ごしあっとい
う間に冬がやってきた。
穂乃果ちゃんは、頑張って勉強している。
あぁ、もうすぐ穂乃果ちゃんと同じ大学。
楽しみだなぁ♡
なんて浮かれている間に穂乃果ちゃんは、
大学に合格した。
「おめでとう‼︎穂乃果ちゃん」
「ありがとうです」
「後で二人でお祝いしよう」
「はいです」
ということで合格祝いをする本日。
「穂乃果ちゃーん」
「あ、空先生ー」
オレたちは、仲良く手を繋いだ。
そして新婚さんみたいに新居探し。
一年後穂乃果ちゃんも一緒に暮らすから、
二人で決めよってなり今がまさにその時な
のである。
うーん。
どこもいいなぁ。
ここで休みの日、穂乃果ちゃんとまったり
とできるんだ。
うはぁ♡
脳内変態空はウハウハだった。
「穂乃果ちゃんは、どこが気になる?」
「困りました。どこも素敵で。しかも、屋根
もトイレもお風呂もついていて選びようが
ありませんね」
…
「だよねー」
と二人での初の共同住居探し。
楽しい。
た、た、た、楽しい。
これからどんどん楽しみが増えていく。
穂乃果ちゃんが大学に入ったら一緒に免許
もとりに行く予定だ。
穂乃果ちゃんとの一緒がどんどん増えてい
く。
幸せすぎてこわい。
こんなに幸せでいいのだろうか。
幸せな空は、ちょっと幸せすぎてびびるの
でありました。
続く。




