表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

53/154

かわいい穂乃果ちゃん

 梅雨が明けて季節は夏になろうとしていた。

 

 今日は、穂乃果ちゃんと仲良く下校中。

 二人で仲良く歩いていると穂乃果ちゃんが

 いきなり、

「うわっ…こ、こちらは…」

 と目をまんまるにして立ち止まった。

 

 穂乃果ちゃんの視線の方をみると…

 イモムシ。

 

「あー、夏は毛虫とかイモムシでるからね」

「はい…ついにこの季節にのめり込んできま

 したです」

 と言った。

 

 …のめり込む?

 

「穂乃果ちゃん虫嫌いだもんね」

「はいです。虫さんもきっとわたしがお嫌い

 だと思います。」

「えっ、虫はどうだろ…」

「わたし、中学の頃の先生が言っていた言葉

 を覚えております」

「なんて?」

「たいがい自分が嫌だなとか嫌いだなって思

 う相手は同じことを思っていることが多い

 と」

「あー、なるほど。」

「はいです。なのでわたしは、なるべく笑顔

 を心がけようといつも念じております。し

 かし‼︎どうしてもイモムッシーたちには微

 笑むことが出来ないのです…。虫の写真で

 頑張ろうとこころみたときもございます。

 しかし‼︎眉間のシワシワがぜったいにとれ

 ませんの‼︎」

 と演説しだした穂乃果ちゃん。

 

 …念じなくてもってか虫に笑顔も怖くない

 か?

 

 ってか、やっぱり、

「先生ってすごいよなー」

「はいです!わたしもそんな先生になりたい

 です」

「うん。そうだね」

「です!わたし子どもたちには、心に残る先

 生ベスト百位以内にははいりたいのです」

 と言った。

 

 …百位?

 したすぎない?

 もっと上目指そうよ。

 と思う空なのでありました。

 

 

 

「あ、そういえば夏休み穂乃果ちゃんどっか

 行きたいところある?」

「えっ、それは夏休みデートですの?」

「うん。もう受験じゃないしどっか遊びに行

 かない?」

 と誘ってみた。

 すると、 

「わーいです。嬉しいです。もうしあわせで

 す」

 と喜んでくれた。

 

 …オレとのデートでそんなに喜んでくれる

 なんてありがたい。

 

 で、結局どこに行きたいんだろう。

 

「あのー、穂乃果ちゃん」

「はいです?」 

「でさ、どこ行きたい?」

「あー…わたしは空先生がいるならどこでも

 ハッピーです。キュルルンのキャハっです

 の」

 とニッコリする穂乃果ちゃん。

 

 うわ〜。

 なんてすごい返事。

 可愛すぎさ半端ないじゃん!

 ってか、きっとなんかのキャラになりきっ

 ているのだろう。

 

 オレたちが付き合う少し前に修が言ってい

 た。

 最近妹が変なキャラにハマっていてウザい

 んだよなーって。

 

 ウザいなんて罰当たりの修め。

 

 オレには天使にしか見えないわ!

 あの頃に戻れるならオレは修にデコピンを

 くらわせてやりたいくらいだ‼︎

 

 

「ありがとね、そんなに喜んでくれて。オレ

 も穂乃果ちゃんがいれば、どこでもいいな

 ー。」

「ありがとです!ほんと冷蔵庫の中でもいい

 くらいですわ」

 なんて言い出す穂乃果ちゃん。

「それは、寒いよ」

 というと穂乃果ちゃんは、

「その時は、抱き合えばよいのですよ」

 と顔を赤らめた。

 

 うわぁ〜、かわい〜。

 

「うん。そうだね!今冷蔵庫じゃないけど抱

 きしめたくなっちゃった。」

 オレはそう言いながら穂乃果ちゃんを抱き

 しめた。

 

 すると穂乃果ちゃん。

 

「早く冷蔵庫入りたいなぁ」

 とつぶやいた。

 

 えっ⁉︎

 ガチで冷蔵庫デート⁇

 ってかそんなおっきい冷蔵庫ないだろ…と

 思う空。

 

 帰ったら一応検索してみようと思う空なの

 であります。

 

 そして家に帰りしっかり検索する空。

 

 …えっ⁉︎

 ある‼︎

 

 冷蔵庫よりも寒い、しかもデートできる場

 所が。

 

 びっくりだ。

 まさかあるわけないと思ってたら遊園地に

 そんな場所があった。

 

 マイナスの世界みたいな名前のものだった。

 歩いてマイナス世界を堪能するようだ。

 

 夏休みだし暑いからちょうどいいかもしれ

 ない。

 

 今度穂乃果ちゃんに会った時に、この遊園

 地を提案してみよう。

 

 あー、夏休み楽しみだなー。

 遊園地に花火、そして高校生になって初の

 穂乃果ちゃん。

 

 高校生初の夏休みの穂乃果ちゃんだぞ?

 貴重だ。

 

 そう考えるととても貴重じゃないか!

 そんな素晴らしい時にオレは穂乃果ちゃん

 のそばにいられるんだ。

 

 あぁ、素晴らしい。

 おぉ、ありがたいと感謝する空なのであり

 ました。

 

 続く。

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ