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ハグ三昧の修

 告白事件から数日後。

 

 空はのんびりと過ごしていた。

 

「はぁ〜。修にハグしてると癒される〜」

 なんて言いながら日々修にハグをしていた。

 

 するとそれを見ていたクラスのあやめちゃ

 んが、

「仲がいいねっ」

 って微笑んだ。

 

 …うん。

 仲いいって言うより半ば強引にオレが抱き

 ついている。

 

「違うよ!あやめちゃん…オレそういう趣味

 ないからね。」

 慌てて修が訂正した。

 

 そしてチャイムがなり席についた。

 

 オレの隣の席は、あやめちゃんだ。

 

 席に座ると

「いいなぁ」

 なんてあやめちゃんが言うじゃないか。

 

 ハグ⁉︎

 

 オレは思わずあやめちゃんの独り言に参加

 しだした。

 

「あ、あやめちゃん。オレ彼女いるからハグ

 してあげられない」

 と。

 するとあやめちゃんは、クスクス笑いなが

 ら、

「うん!知ってる」

 と答えた。

 …そうか。

 

 ⁉︎あやめちゃんってハグ好きなんだ…。

 

 ハグしてもらえるなら誰でもいいのか⁉︎

 なんて思う空だった。

 

 んなわけないっしょ。

 と、小人が言った。

 

 しかし空は聞いていない…というかほぼ興

 味がないのであった。

 

 

 休み時間修が空にヒソヒソと話しかけた。

 

「なー、あやめちゃんってかわいいよな。彼

 氏いないよな?」

 って。

 

 その答えに空は、

「うーん、彼氏いるなんて聞いたことないな。

 ってか、あやめちゃんハグ好きらしい」

 なんてガセを言った。

 空は真面目に言ったつもりだが、小人たち

 は、

 えっ⁈何情報だよ⁉︎勝手に解釈してるーっ

 て言っていた。

 

 それを鵜呑みにする修なのでありました。

 

 …どっちもどっち…だ。

 

 

 それから数日後

 

 やっぱり空は修にハグして癒されていたの

 であります。

 

 それをじっと見ていたあやめちゃん。

 …あやめちゃん。

 そんなにハグして欲しいのか?

 

 あんまりじっと見ていたから空とばっちり

 目があってしまった。

 

「あのさ、あやめちゃん」

 空の呼びかけにあやめちゃんは、思わず立

 ち上がった。

「はっ、はい⁉︎な、なんでしょう」

 と。

 

「…あの、オレ彼女いるからハグできないけ

 ど、修ならハグしてもいいよ?」

 と当たり前のようにこの消しゴムいいよ?

 的な軽いノリで言い放った。

 

 すると修が

「お、おい空!なんて事を…あ、あやめちゃ

 んだって急におれとハグなんていやだろ」

 とオドオドしながらあやめちゃんを見て言

 った。

 

 そしたらあやめちゃんがまさかの、

 顔を赤く染めて、

「えっ、いいの?」

 なんてノリノリで答えたじゃないか。

 

 ほーら。

 やっぱりハグ好きなんだよ。

 あやめちゃんは。

 

 えっ⁉︎マジ⁉︎

 修も小人も驚いた。

 

 そして空は修をあやめちゃんの前に半ば強

 引にグイ〜ってした。

 

 すると両手を広げるあやめちゃん。

 

 吸い込まれるように修がハグされた。

 

 ⁉︎あれ⁇

 

 修がハグするってか、あやめちゃんにハグ

 された。

 

 …うん。まぁ、どっちでもいいなんて思う

 適当な空。

 

 そして空は呑気にトイレに向かった。

 

 その頃、

 …ハグをされた修。

 かわいいと思っていた子にいきなりハグさ

 れてドッキドキだった。

 

 しばらくギュ〜されたあと修は、

「あ…、ありがとう」

 と意味のわからない言葉を発してその場を

 立ち去ったのである。

 

 

 そして呑気にトイレから帰り席に着いた空。

 

 すると、あやめちゃんから

「あの、さっきは…そのありがとう」

 と、お礼をされた。

 

「うん。お礼なんていいよ。修ならいつでも

 ハグしていいからね」

 と、適当な事をいう空なのであります。

 

 それを後ろで聞いていた修。

 おい!オレは便利屋ハグ屋さんじゃないな

 んて言うかと思えば、

 

 …ええぇ、またあやめちゃんハグしてくれ

 るの〜?

 いついつ〜。

 なんて心の中は、ウハウハの修なのであり

 ました。

 

 そう。

 実は、修とあやめちゃん。

 両思いなのです。

 

 しかし、なかなか進展しないかも?

 もしくは、空のおかげで急接近かも⁉︎

 なのであります。

 

 続く。

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