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キス魔のうさぎさん

 とりあえず穂乃果ちゃんにサチに告白され

 た事を報告した。

 

「あー…ついに告白されてしまったのですね。

 で、何と解答したのでしょうか?ヒントく

 ださい」

 ヒントって…。

「うーん。ヒントかー…ま、普通の答えかな

 ぁ」

「普通⁈普通におこたえしたのですか⁈」

「えっ、うん」

「ってことは…二人はメオトに…」

「あー、普通にごめんなさいの方」

「えっ、ひっかけ問題だったのですね‼︎先生

 ひっかけうますぎです!」

 そうなのか…⁈

「ま、そういう事だから。報告遅れてごめん

 ね」

「いえ…いいんです。わたしが勝手に気にな

 ってただけなので。」

 

 …⁉︎穂乃果ちゃんは、そもそもなんでそん

 な事気になったのだろう…?

 やっぱりオレの事…

 

 んー…。

 自惚れは、いけないよなー…。

 

「先生。なんでオレのそんな事気になったん

 だろうって思いました?」

「えっ…あー、まぁ」

「そんなの簡単ですよ。女子は、恋バナが大

 好きだからです‼︎」

 あー…なるほど。

 よかったー…。

 自惚れなくて…。

 

 でも、なんか心がモヤモヤっとした。

 

「そうだ!先生」

「えっ何?」

「わたしぬいぐるみの言葉通訳できるように

 なったのです」

「へー…。例えば?」

 押し入れからガサガサあさりクマさんのぬ

 いぐるみを手に取り話し出す穂乃果ちゃん。

 

「あー…わたしいつまで冬眠してたー⁇」

 

 …うん。たしかに。

 

 それから数分後お勉強開始…していたのだ

 けど、穂乃果ちゃんがいきなり突拍子もな

 いことを言い出した。

 

「先生、キスしましょう」

 って。


 はい⁉︎

 オレは慌てて穂乃果ちゃんの方を見た。

 すると…

 

 ウップ

 

 いきなりうさぎのぬいぐるみが顔面に迫っ

 てきたじゃないか。

 

「ごめんなさい、空先生。この子キス魔です

 の」

 

 えっ…

 どんな設定よ⁈

 

 それから事あるごとにうさぎのぬいぐるみ

 にキスをされた。

 

 …な、なんなんだ。

 

「ねぇ、先生」

 

 …また来る。

 うさぎのドアップ…と思ったらキス寸前で

 とまっているうさぎ。

 

 ⁇キス魔どうした⁉︎

 

「なに?うさぎさん…?」

「なんでぼくが先生にキスしたかわかる?」

 

 えっ⁉︎うさぎさん雄なの⁉︎

 ま、そこは置いといて…

 

「えと、なんでだろ…。オレが動物園で君を

 選んだからそのお礼?的な⁈」

 

「ブゥー‼︎残念でしたー‼︎です‼︎」

 

 ウップ

 

 やっぱりうさぎのドアップキスをされた…

 

「えと…穂乃果ちゃ…あ、うさぎさん、、な

 んでキスしたの?」

「それは簡単じゃないか。ぼくがキス魔だか

 らだよ」

「あー…なるほどね。」

 

 オレはクマさんのぬいぐるみを手に取り穂

 乃果ちゃ…んじゃなくてうさぎさんに話し

 かけた。


「うさぎさん!キスしよう」って。

 すると穂乃果ちゃんが

「えっ…なんですって⁈」

 と言いながら顔を赤らめた。

 そして、

「ちょっと待ってください。空先生。そのク

 マさんファーストキスなのに自分からキス

 をせがむなんて…」

 と、あたふたしだした。

 かわいいなー。穂乃果ちゃん。

 でも、オレはグイグイいってみた。

「あー、そうなんだ。じゃあ、積極的なクマ

 さんってことで。」

「えぇー…」

 穂乃果ちゃんがわたわたしていたけどクマ

 さんは、もうやる気満々だ。

 

「早くキスしようよ!うさぎさーん」

「えっ…と、じゃあお願いします」

 穂乃果ちゃんがうさぎさんを。

 オレがクマさんを持った。

 

 そして二つのぬいぐるみをキスさせた。

 

 …なんか恥ずい。

 なにしてんだよ。

 オレ‼︎

 

 …しかも言い出したのオレだし…

 あー‼︎恥ずかしいっすー‼︎

 

 って思ってたら穂乃果ちゃんがびっくり発

 言してきた。

 

「あの、やっぱり…空先生とキスがしたいで

 す」

 と‼︎

 

 エぇーッ‼︎

 

「えと…その、まだ…」

 話している途中にもかかわらず、グイグイ

 くる穂乃果ちゃん。

 

「早くぅ。目つぶってください。空先生」

「えと…ちょっ…」

 

 グフッ。

 

 キスをしてきたのは、穂乃果ちゃんじゃな

 く、うさぎさんだった…。

 

 あー、焦った…

 デモ…少し残念だなぁなんて思う空先生な

 のでありました。

 

 

 続く。

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