第20話 旧友のお礼
石榴のお礼回。
◇
次の日の昼。又座書店の古貞の部屋。細川指揮官の嫌がらせは弱く、軽い仕事をたくさん押しつけることしかできず少年はそれをこなした。
そして自分の仕事が終わって、やることがないので冷房がきいた部屋で休んでいた。
「仕事があるのはてえへんだけど、ねえと暇だな」
仕事の疲れはあまりなく、休んでいると体がだるくなり、暇つぶしをやる気がない。
「オカイコ!!」
団員服姿の石榴が元気よくドアを開けた。
「どうしたんだ、石榴?」
突然きた友達を見て、暇な時間がふっとんだ。
「仕事が終わって家に帰る途中だったから、ここに寄ったんだよ」
石榴は裸足で遠慮なく部屋に入った。図々しいが追い返す気などなかった。
「なんだか昔を思いだすね」
「ああ」
小さい頃、彼女が遊びにきたことを思いだし、懐かしさを感じた。しかし今は小さくなく石榴は頬をほのかに赤くしていた。
「暇だったから、ちょうどいい。なにする? といってもゲームはねえしマンガや動画を観るくらいだな」
石榴の相手をして暇をつぶすことにした。昔のように遊ぶと思っていたが少女は真剣な表情になって少年を見た。
「実は蝋燭女王から助けてくれたお礼をしようと思ってるんだ」
真剣な表情からゆるい笑みになった。
「そりゃうれしいな。で、どんなお礼だ?」
友達のお礼なので興味があり遠慮がなかった。
「マッサージだよ。あんなことがあって最近仕事が多いから、疲れてると思って疲労を消すマッサージを覚えたんだよ」
「マッサージか。いいね。頼むぜ」
あまり疲れていないが美少女のマッサージはうれしいので受ける。
「じゃあ、まずは足ツボマッサージ」
「罰ゲームとかのいてえやつか?」
嫌そうな表情を浮かべた。
「だいじょうぶ。とっても気持ちいいよ」
石榴は団員服を脱いで水色のレオタード姿になった。
「なんでレオタード姿になるんだ?」
「動きやすい格好の方がマッサージをしやすいからよ。はい、ベッドで仰向けになって」
首を傾げる少年に説明し指示を出した。
「足ツボマッサージじゃねえのか?」
訳が分からず古貞は彼女の指示に従い、ベッドにのって仰向けになった。そして石榴もベッドにのった。
「それじゃあいくよ」
頬を赤くし妖艶な笑みを浮かべて両脚を伸ばし、足の裏で少年の体を優しくなでる。
「……石榴さん。なんですか、これは?」
思わず敬語で話してしまった。
「足でツボを刺激するマッサージ 足ツボマッサージだよ。ネットとかで男の子が喜ぶマッサージを調べて覚えたんだよ」
普通の足ツボマッサージは足の裏を刺激するものだが、石榴がやっているのは自分の足で体のツボを刺激するもので特殊なマッサージだった。
「たしかに喜ぶ男はいるな」
器用にいやらしく動く脚や指に見とれてしまい、官能的な刺激が体をくすぐり、気持ちよくなっていく。
「さあ、もっと気持ちよくなって!」
石榴は張りきり、脚をうまく動かして古貞の体を足の裏でなで、足の指でツボを押す。
「ああ。気持ちいい」
官能的な気持ちよさで顔と体がとろけている。
「とりゃ!!」
楽しくなり足の指で少年の乳首を突いた。
「乳首、甘美!!」
電気が流れたように全身が痺れ、のけぞった。石榴は足の指で乳首を強く挟んで揉み、痺れる快感で悶える少年を見て興奮している。
「うりゃ!!」
乳首をやめ、足の裏で股間を押した。
「ぐあああ!!」
足の裏の感触で興奮し快感が全身に広がっていく。
「うりゃうりゃ!!」
石榴は嗜虐的な笑みを浮かべ足で体が震えるほど股間を強くなでる。
「あああ!!」
声と全身が震え、気持ちよくなって昇天しそうになった。
「まだまだ!!」
股間をやめて少女は少年の股間あたりにまたがった。
「こ、今度はなんだよ?」
快感の余韻がありつつ少し恐怖を感じた。あまり重くないのでどかすことはできるが、しなかった。
「今度は手でのマッサージだよ!」
指をいやらしく動かして笑った。
「それっ!!」
石榴は両手で古貞の体を揉み、指でツボなどを押して優しくなでる。
(気持ちいいけど体勢がやべえ!!)
少年にまたがり体が上下に動いているので、はたから見るとやばい。
「そりゃ!!」
両手の指で両方の乳首を突く。
「ダブルチクビース!!」
片方だけだった足とは違い、痺れる快感が全身に広がる。
「さあ仕上げよ!! はあああ!!」
両腕を交差させ電磁力を流して精神を集中する。
「そ、それもマッサージか?」
マッサージとは思えないほど危険な感じだった。
「そう! 電磁力マッサージ! 私の新能力はマッサージにも使える!」
磁気を利用したマッサージや健康グッズはあり、石榴は電磁力をうまく調節している。
「いくわよ!! だだだだ!!」
古貞の上で逆さまになり、電磁力を放出しながら凄まじいスピードで少年の体を揉み、なでて押す。
「おおおお!!」
電磁力によってマッサージというより痛みがない攻撃のようになっており少年は驚きながら受けた。
「完了!!」
少年の上に落ちないように床に着地した。
「どう? オカイコ?」
石榴は横になっている古貞を見て声をかけた。
「ああ、気持ちよくて疲れがふっとんだよ。ありがとう、石榴。いいお礼だったぜ」
昇天しかけて体が熱くなり全身から大量の汗を出してベッドをずぶ濡れにしていた。彼のために覚えて自分なりに工夫した愛情を感じ、うれしかった。
「よかった!!」
マッサージの効果があり少年の笑顔を見て喜んだ。ベッドと体が汗で濡れてしまったが美少女のマッサージを受けた有意義な時間だった。
「ところで石榴は他の基地へいかねえのか?」
大量の汗で濡れている体を起こして話した。彼女は優秀で第四基地の所属だったので他の基地へいくことができる。
「きたばかりだし他の基地へいくのは面倒だから、ここで働くよ」
石榴は照れて笑いながら答えた。他にも理由がありそうだった。
「そうか」
ひどい指揮官がいるので他の基地に移った方がいいが自分で決め、優秀な親友と離れるのは抵抗があり余計なことは言わなかった。
お礼をした彼女は帰宅し、古貞はシャワーを浴びた。そして月夜は部屋で興奮しながらチョコの棒アイスを激しくしゃぶって汗を流していた。
元デブの古貞は体が引き締まっておらず胸部にわずかな肉がついている。
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