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第45話 アンダーモール

 ◇


 空戦モヒカンがやられたことを知って青血公は激怒し、大勢の陸戦モヒカンと空戦モヒカンが古貞を捜している。

 自分達に手を出した少年に怒っており、乱暴な捜索で領民達に恐怖を与えている。しかし古貞は街にいないので、いくら捜しても無駄だった。

 敵が捜していることを知らない少年はさゆりの捜索をやめて朱鷺世の別空間 アンダーモールにいた。仲間達から連絡があり、ここにきた。

 アンダーモールはだれでも利用できる商業施設の空間で多くの団員と悪党がいる。善と悪が共存しているが、治安が悪く、光と闇を表現していた。

 そのため悪党の灼熱コブラ達が堂々と歩くことができ、情報収集がやりやすい。

 八王女の街での捜索をやめて合流した。


「さゆりさんはどこにもいねえし、変なモヒカンどもが襲ってきただけで情報がねえ。そっちはどうだ?」


 古貞の方は収穫がなく灼熱コブラ達に期待するしかなかった。


「こちらも同じです」

「そうか」


 灼熱コブラ達も収穫がなかったが、始めたばかりで八王女のすべてを捜していない。


「ですが別の情報があります。なにかの役に立つかもしれません」

「どんな情報だ?」


 灼熱コブラはみんなで手に入れて、まとめた情報を話す。


「八王女にふたつの勢力がいて戦っていることです」


 さゆりと関係ない話でも聞く。


「ひとつは天皇になろうとしている反逆の貴族 青血公で部下の陸戦モヒカンと空戦モヒカンが街を荒らしています」

「おれを襲ったモヒカンどもはそいつの部下か」

「もうひとつは暴破帝ぼうはてい外来上馬がいらいじょうまです」

「なんだよ、そりゃ?」


 灼熱コブラは少年のために説明する。


「権力争いなどで負けて、上馬から離れて朱鷺世で再起を図るために街を荒らしている侵略的外来種のような上流階級です」


 朱鷺世にいる元上馬の没落貴族や朱鷺世で勢力を拡大している上馬の悪徳貴族達でテロ活動をしている。


「ふたつの勢力の争いに巻きこまれて、さゆり様の捜索が困難になるかもしれません」


 天皇になりたい青血公は八王女でテロ活動をしている外来上馬とは仲が悪く、戦っており、領民達はその争いに巻きこまれている。

 古貞は陸戦モヒカンと空戦モヒカンを倒したので狙われている。


「そんなやつら、おれ達には関係ねえ。おれ達はさゆりさんを見つけて上馬に帰るだけだ。邪魔をしたら倒せばいい」


 連中と戦うのは八王女の防衛団がやることなので関係ないが、さゆり捜索の邪魔をすれば容赦しない。


「捜索の続きは明日にして、アンダーモールに泊まって休もう」

「はい」


 さゆりの捜索を続けるためにアンダーモールを拠点にして、泊まることにした。


「タダで泊まれる場所を探さねえと。ゴミ捨て場みてえなとこでいい」


 野宿の能力がある古貞は金がかからない場所を探す。


「私も探して古貞様と同じ場所に泊まります」

「眠れる場所ならどこでも」


 灼熱コブラとジャイアントンはどこでも文句がないので少年についていく。


「私と鉄砲人魚は宿を探して泊まるよ」

「えっ?」


 ヴィジランスは古貞についていこうとした鉄砲人魚の片腕をつかんで止めた。邪魔されて鉄砲人魚は少し驚き、片腕をつかんでいる少女を睨んだ。


「仲がいいな。好きにしろ」


 少年は二人を見て微笑み、移動した。自分達で探して泊まるので止める権利がない。


「古貞と泊まりたかった」


 古貞達がいなくなって鉄砲人魚は寂しくなり、頬を赤くして悶々としている。


「私だけ宿は寂しいよ。さっ! 一緒に宿を探そ!」


 ひとりになりそうだったので鉄砲人魚を巻きこんだ。もう遅いのでヴィジランスと宿を探す。

 不機嫌な無表情でもヴィジランスは気にせず、宿を探しながら楽しんで歩いている。


 アンダーモールに泊まります。

 「名門貴族の男の娘の残酷オスガキ無双」と「非正規団員の小事件集」と「ストイックな二人の殴り愛」も連載中です。

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